10/10/04 14:07:02 1zX3PB7I0
>>396
大脳辺縁系っていうのは、情動を発生・記憶することで行動を最適化するための脳ですね。
本能に沿った出来事に対しては、「楽しさ」「安心」「喜び」などのここち良い情動が、
本能に反する出来事には、「恐怖」「不安」「怒り」などの不快な情動が、それぞれ引き起こされます。
そして、その時の感覚と情動をセットにして記憶して、
似たような感覚を受けたときに、生き延びやすい行動を選択するための脳です。
幼児が、病院を嫌がったりするのは、消毒薬のにおい、病院特有の雰囲気など、
病院で感じる感覚が過去の(病院で受けた)不快感を呼び覚ますからですね。
なお、「ワニの脳」と呼ばれるのは、生存本能や反射的行動を司る脳幹です。
大脳新皮質は、「イヌの脳」「ネズミの脳」「ネコの脳」「ウマの脳」などと呼ばれるらしいです。