10/09/21 21:03:28 mnqL/UqqO
>>504
>阿片戦争しかけられて国滅んでるのに
兵藤二十八と別宮暖郎によれば、それは狭い地域に兵力を集中できたか否かによるらしい。
阿片戦争やアロー号戦争の頃は、汽船で兵力を集中できた英仏の勝ち。
しかし義和団事件の頃になると、中国側も鉄道で兵力を集中できる
ようになり、地理的に遠い欧米列強は、苦戦することが多くなっていた。
だから欧米は中国における利権を守るため、地理的に近い日本に兵力派遣を
求めたが、理想を追い求める日本の大アジア主義者はそれを断ったので、
やむを得ず欧米は経済顧問を送り込むなどして、中国を懐柔し自国だけの権益保護を追求した。
一方中国側は、列強が結束したら勝ち目はないという教訓を得た。
中国側は、列強を分断するのに日本こそ狙い目だと考え、欧米の機嫌を取る
一方で、不買運動やテロ工作など、日本人だけに集中して攻勢を掛けた。
それに怒った日本国民が、中国の軍事制圧を求め、欧米には日本が中国
権益を独り占めするのではないかと猜疑の目で見られ、日本は孤立した。
切羽詰まった日本は、大陸の泥沼から逃がれられず、米英とも対立を深めて行った…