10/09/19 14:17:24 lh0to3TE0
小学3年の夏、友達の家にあった雑誌で、初めて「ノストラダムスの大予言」を読んだ。
1999年、地球は滅びる。その頃はまだ1980年代。
と言うことは、まだ私が20代の時に地球は滅びる。
まだ10歳にもならない私は、かなりショックを受けた。
その日から毎晩1日もかかさず、寝る前、神に祈った。
最初は、布団の中で両手を合わせて祈った。
(神様、地球の滅亡をとめてください)
そのうち、祈る姿勢が悪いとダメかもしれないと考え、布団の上に正座して祈るようになった。
(神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
そのうち、ずっと同じ方向ばっかり祈っていると違う方角の神様が気を悪くするかもしれないと考え、毎日、東西南北変えて4回祈った。
(北の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
(東の・・・)
そしてそれは、いつの日か8方角8回になった。
(南西の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
祈りはどんどん進化し、それぞれの方角に変わるたびに両手を高くふりあげてお辞儀をしたり、そのお辞儀も、各祈りの前1回、後2回という具合に増えていった。
その他細かいルールがどんどん増えていき、最後の方では祈り終わるまで軽く5分はかかっていた。
夏なんか、うっすら汗ばむほどの運動量だった気がする。
こんな事を小学校を卒業するまで、約3年半毎日かかさず続けた。
親には「また始まった・・・」と気味悪がられ、弟には「くるくる地蔵」と馬鹿にされた。
それでも(こんな家族をお許しください!神よ!)みたいな気持ちで祈り続けた。
修学旅行の時もやった。
幸い、友達は減らなかったが、かわいそうな目で見られていたような気がしないでもない。
2005年現在、地球が無事なのはイタすぎる小学生の頃の私のおかげだと思う。