10/09/21 14:29:40 PAtrUJMR0
「三少女事故死事件」
2005年12月15日、14歳の少女何源とその同級生らの3名が三輪車両
一台に乗って登校中、通りがかりに突如横転したトラックの下敷きになり、
3名全員が即死した。何源以外の2名の少女は都市戸籍者であったため、
最高人民法院の司法解釈の基準に従い、遺族らは加害者側から20万元
あまりの賠償を得ることができたが、何源は農村戸籍者だったため、遺族は
5万元あまりの賠償と、4万元の補償を得たにとどまった。
この事件が報道されるや、「同命不同価」(同じ命だが異なる価値)の問題
として大きな関心を集め、その後、自動車事故や炭鉱事故が起きるたびに
「同命不同価」の問題が議論されるようになった。
いまだに中国の法律では、農村と都市を区別し、平均の純収入の20年分
を賠償することになっているが、同一原因により多くの死亡者が出た場合は
同一金額をもって死亡賠償金を確定することが出来ると定めた(17条)。