11/01/06 18:45:53 0HjVWSI0P
去年の暮れの朝早くに、窓の外で窓をガリガリ引っかくような音と、
「ニャーン」と鳴く声がした。
どこの猫だと思って窓を開けると、何もいない。
窓とカーテンを閉めてしばらくすると、またガリガリ「ニャーン」。
どうもその「ニャーン」の声が、実家にいる婆猫の声に聞こえたもので、
夜明けを待って実家に電話したら、当の婆猫が昨日の朝から元気がなく、
今は瀕死状態だという。
帰れるようなら帰って来てやって、と言われて、3年ぶりに帰郷。
俺が帰ると、今まで心臓は動いてるものの目を閉じて横になったままだった
婆猫が立ち上がって、「ニャーン」と鳴き、俺の手のひらにあごを乗っけて
また目を閉じた。
それから1時間もしないうちに他界。
最期を看取るよう呼びに来たのかなと思ってる。
大して珍しい話じゃないかもしれないけど、初体験記念に報告。