10/09/06 19:07:26 bFtokYcbO
>>704
第一次大戦は19世紀のヨーロッパに、終止符を打った出来事だと聞きます。
それまでのヨーロッパ人は、アジアアフリカを支配し、自ら文明人としての誇り
を持ち、素朴な愛国心や名誉の観念、騎士道精神などを信奉していました。
それが、文明の利器を駆使した残虐な総力戦の結果、青年男子の数十%を失い、
国家の存立すら危うくなると、西洋文明に対する彼らの自信もぐらつきました。
事実、兵士たちが前線で数か月も過ごせば、愛国心や国民の義務など、
どうでも良くなったと言います。そうして戦後まで生き延びた彼らは、
19世紀的価値観など信じられなくなり、金儲けや享楽にのめり込みました。
日本人の場合、第二次大戦で初めて、そうした価値観の崩壊に見舞われたのでしょう。
この次の戦いが終わったとき、日本には守るべき価値観が残っているでしょうか?
少なくとも今までのような、無邪気なお人よしではいられなくなってるでしょうね。