10/12/11 16:37:34 u6xJIzHk0
友人と旅行に行った時の事。
泊まったホテルは、ドアの下に少し隙間がある部屋だった。
照明を落とし「さぁ、寝ようか」と思った時にその隙間から誰かが覗いているのが分かった。
誰かが横になって覗いているなら片目しか見えない筈なのに、両目で覗いている。
物理的に不可能な状態で、床に顔がめり込んでいなければそんな覗き方が出来る訳がない。
そう理解した途端、怖くて怖くて震えがきた。
私のその様子を見た友人が「どうした？」と声をかけてきた。
しかし、私は恐怖の余りに声が出ずドアの隙間を指差す事しか出来なかった。
すると友人はツカツカとドアの所まで行くと「ふざけるな！！！！」と叫びながらドアを蹴飛ばした。
そしてフロントに電話してホテルマンに来てもらった。
変対野郎に覗かれたと信じ切っている友人は文句を言っていたが、ホテルマンは「いや、それはあの、、、多分」と言葉を濁している。
私と目が合った時に、ホテルマンは「お部屋を替えますか？」と言ってくれた。
恐らく、その時の私は友人とは違う意味での恐怖の目をしていたんだと思うが、それを察してくれた様だった。
友人は部屋を替えたところで、目を付けられているなら解決にならないでしょうと言っていたのだが何とか説得して部屋を替えてもらった。
翌日ホテルを出てから何故部屋を替えたのか、ドアの隙間に両目が見えているという事はどういった状態かを友人に説明した。
すると「私、幽霊蹴っちゃったぁ～～」と震えていた。