10/10/02 18:50:34 LKKywNUc0
学生時代に暮らしていたアパートでの話。
卒業した先輩に代わって入居することになったんだけど、
いわゆる「出る」物件だった。
でも、部屋自体は築数年で、もちろんそこで死者は出ていない。
俺はもともと少し見えるんで、実害が無いことを確認して入居することにした。
で、結論はと言うと、これが本当に出た。ほとんどは先輩が言ったとおり、姿を見せる
だけの無害な奴だったんだけど、一体だけ、しつこい奴がいて、寝入りばなに金縛り
攻勢をかけるようになった。俺が無視を続けるとびびると、上に乗ったり暴れたりと
さらに調子に乗ってきた。
最初は姿も見えなかったから、さすがにちょいビビリが入ってきたけど、平気だと
言って入居した以上、自分で何とするしかない。
良く考えれば、まだ、直接の危害を加えられたわけでもないと思いついて、少し
落ち着いた俺は、金縛りには経験もあるので次からは抵抗してみることにした。
すると、割と少しずつ手足が次第に自由になるのがわかった。目も少し開いたので、
今度は相手を探してみると、姿もぼんやり見えてきた。
招待は男女の区別も一見してつかないくらいのローティーン。服装も白装束
なんかじゃなくて、オーバーサイズ気味のTシャツとデニムのショートパンツ。