10/08/21 13:51:28 yrkQavcQO
は
52:呪術師
10/08/21 13:57:09 88KHKPkY0
拙者怒ったでござるよー。
術呪術が使えるようになっておりござらんかったら。
みんなころすでござるよー。
53:本当にあった怖い名無し
10/08/21 20:15:31 yrkQavcQO
誰かまたウニ専用スレ作ってカスを隔離してくれ。
54:本当にあった怖い名無し
10/08/21 20:41:22 wXIZhvwRO
確かにウニちゃん専用あったらいいないいな。
55:本当にあった怖い名無し
10/08/21 22:48:01 IH39jULO0
ここのバカどもは検索すらできないのかよw
56:本当にあった怖い名無し
10/08/22 01:58:39 C3SKQMpg0
この中に糞以下のレスで前スレの容量無駄遣いした方はいらっしゃいますかー?
57:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:30:54 z/1yEVVI0
マッドガッサー「私はマッドガッサー。昔、毒ガスを撒き散らし、死と恐怖を教える黒衣が似合うナイスガイと言われ、恐れられていた男だ」
「しかし、世の中は変わってしまい。毒ガスを何時でも撒ける様に所持していても、今では子供や大人達が平気で私に近寄って来るようになってしまった」
「でも…ギャラはイマイチだがバルーンアーティスト(パフォーマー)も悪くはないので、毒ガスを撒き散らすのはまた今度にしよう」
「全く本当にこの世の中は不思議だらけだ」
「(ところでメリーよ…。見た目では分からないが、子供達に混ざって、私から風船を欲しがるのは止めた方がいい。自分の年齢を考えろ)」
マッドガッサー CV,谷口節
58:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:31:06 z/1yEVVI0
マッドガッサー「(前回、メリーだけに風船をやらないのは色々と不味いと思い、メリーには風船で可愛いお花を作ってやり、それをプレゼントしてあげた)」
「(勿論。メリーは喜んで満面の笑みで去って行った。あの時の顔は今でも忘れていない)」
「しかし!その時から1週間、私の頭の中にはずっとメリーがくっついて離れない。芸をやっている時でも、寝ている時でも、例え何をしていてもメリーの事ばかり考えてしまう。最近では、メリーが幻覚で現れて見える様になってしまった」
「今までこんな事一切無かった筈なのに……食欲も出なくなって…はぁ」
59:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:31:19 z/1yEVVI0
マッドガッサー「食欲も無くなってから3日になる。芸にも影響が出てきた。何時もの簡単な事が出来ない…。」
「(観てくれているお客さん達が皆メリーに見える…。細長いメリー、太ったメリー、犬のメリー、小汚いメリー、セレブそうなメリー……。その観客の中に本物のメリーを見付けた)」
「(沢山のメリーの中に本物のメリーが私をずっと見つめていてくれた…。私にニッコリと微笑んでくれた。メリーが天使に見えてしまう。いや、天使と言って良いだろう)」
「(しかし、私は見付けてはイケない物を見てしまった…。最悪な物を。)」
「(メリーの左手薬指に…指輪があった事を今更知ってしまった…。私の今までの人生の中で一番知ってはイケない事を知ってしまった)」
「(気づいた時には完全に手が止まっており、氷漬けにされたかの様に体が固まってしまっていた。曲が終わるまで、ただただ流れていく)」
「(体が動く時には、丁度曲が流れ終わっていて時お客さんは私に沢山の拍手とギャラをくれた。何時もより遥かに多いギャラだった。お客さん達は、風船だけでは無くパントマイムもやっていたと思っていたらしい)」
「(メリーが居た所を向いて見たが、もう居なかった。何処を見てもメリー擬きしか居ない。幻覚が更に酷くなってきている…。観ている世界も、頭の中の世界もメリーで埋め尽くされている)」
60:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:31:44 z/1yEVVI0
「へえ、あんたがアタシの後釜ねえ。目理から話は聞いてるよ」
ぷかぷかとタバコをふかしながら、あたしは目の前に立つ男を見やる。
体格、特に筋肉のつき方は悪くなさそうだ。
傍らの愛車も中々いい手入れがされている。
最近貼られたらしい『警視庁』のステッカーも眩しい。
だが……よく見れば、ステッカーの横には(仮)と書かれている。
「その(仮)、取りたいんだろ? 条件は聞いてるね」
男は手帳を取り出した。はい、と書かれた部分を指で示す。
「成る程。まあ伊達や酔狂で都市伝説をやってるわけじゃないんだ。
あんたの覚悟、見せてもらうよ」
その言葉を聞くと、男はバイクにまたがった。
「アタシを追い越したら、あんたの勝ちだ」
煙草の吸殻を地面に落とし、つま先で踏みにじる。
目理からは、肺を壊すからやめろ、といわれたのだがこれ位で壊れるほど、
アタシの肺はやわなものではない。
着物の裾を揃え、少し白髪の混じりだした髪を整える。
「さあ、勝負(レース)だ。アタシに勝ったら、念願の白バイ隊員だよ、坊や!」
アタシの名は、鬼路 百代(きろ ももよ)。
元第零課所属の交通機動隊員だった女。
とはいっても、アタシにはいかなる乗り物も必要ない。
アタシに必要なのは……時速100キロを出せる、この脚だけ。
……『100キロババア』だなんて言う奴は、この脚で蹴り飛ばすよ!
前任者が100キロババアとか言うから夢が広がりんぐしちゃったじゃないか!!
ババア俺だ結婚してくr(キィーッドーン)
ぐふっ!
61:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:32:11 z/1yEVVI0
「私メリーさん、助けてほしいの」
「どうしたんですか」
「今チェーンメールがきたの」
「別に怖くないでしょ」
「そうじゃなくて、メール送ろうとしたら、アドレス帳に誰も入っていなかったの…」
チーンがチェーンに見えただけですすいません
62:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:32:28 z/1yEVVI0
メリーさん「バンドも良いけど、探偵もあり…か?」
メリー「とうとう見付けたの。カシマ二十面相」
カシマ二十面相「フフフ、捕まえられるものなら捕まえて御覧。メリー君」
メリー「アリかも…」
63:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:32:46 z/1yEVVI0
「今日の質問なの。>>736さんからのお便りで『メリーさんは誰にでも
電話をかけられるって事は、ありとあらゆる電話番号を知ってるのでは?』なの」
「実際のトコさ、ドウなのヨ? くねくねしなガらキクけどさ」
「考えるな、感じろ……なの」
「ワケわかんナインだけド?」
「かけなきゃいけない人には、自然にかかるの。番号わからなくても
OKなの。だから……ふう、なの」
「ソンナわけで、メリーの携帯はアドレス空っポなのネ」
「……うぅ……なの」
64:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:33:00 z/1yEVVI0
「私がかける電話は普通の電話じゃないから非通知拒否なんて無意味」
「なんでそんな事をいきなり説明してるんですか?」
「世界のどこかで番号通知されると思っている人がいたから」
「俺じゃなくてその人に説明してやれよ」
65:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:33:13 z/1yEVVI0
「わたしメリーさん、今海外にいるの」
「わたしメリーさん、今空港にいるのげほっ」
「わたしメリーさん、今飛行機にごほっ、乗ったのごほごほ」
「わたしメリーさん、今帰国したのげほごほ……頭が痛いわ」
「わたしメリーさん、熱があるって空港でとめられたのごほごほごほ」
「わたしメリーさん、拒否してダッシュで空港から逃げたの……げほげほ、
今、あなたの後ろにいるの……うう、気持ちが悪いわ、げほごほごほ……」
66:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:33:29 z/1yEVVI0
「私、メリーさゴホッ!」
「何電話かけてきてるんですか。寝てて下さいって言ったでしょ!?」
「でも電話の時間だかゴホッ!らっ…ズズズ」
「あーもー…ちゃんと寝てないと治りませんよ」
「うん…今から寝るゴホッ!ゴホッ!帰りに今週のジャンプ買ってきてほしいの」
「マンガ読んでないで寝てください」
67:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:33:42 z/1yEVVI0
「また断ってましたよ」
「全く、海外渡航経験のない人にまで、過敏すぎるんですよねー」
「そうですよね。普通に考えて大丈夫でしょうに」
「ですよねー」
「あ、メリーさんですよ」
「風邪ひいたんですかねー? マスクしてますよー」
「また断られたりしちゃうんでしょうか……」
「ふむふむ、なになにー」
「どうです?」
「先日、何かポンチョとか着てたっぽい外人さんの後ろに
出た事があって、その場所がどこかはわかんないの、って
言ってますねー」
「……」
「……」
「やばくないですか?」
「……ま、うちらには関係ないですよー」
「そうですね。私なんか半分中身見えてますからね!」
「私もホルマリンに漬かってますしー!」
『はっはっはっは』
―とある医院での、人体模型とホルマリン漬け蛙の会話である。
68:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:34:32 z/1yEVVI0
―このように、メキシコでの豚インフルエンザの死者は増え続けています。
次のニュースです。
「…」
「私、メリーさん…今あなたの後ろにいるの…」
「ダメですよ寝てなきゃ。
ご飯、もうちょっとでできますからね」
「今すぐ謝っておきたいの…」
「なんです?急に…」
「もし私が豚インフルエンザにかかってたら…
きっともううつしてるの」
「毎日一緒ですからね」
「…あなたもきっと気分悪いのに、看病してもらってごめんなさいなの…」
「…」
69:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:34:42 z/1yEVVI0
「あ、あと…旅行先で知らない男の人の後ろに出ちゃって…
ぐすっ…きっと…あぁのせいでっ…ぐすっ」
「ふふっ よしよし…
そんなことで、怒ったりしませんよ
だから、泣かないで」
「…ぐすっ」
「心配しなくても、豚フルすぐ治るみたいですから、大丈夫ですよ」
「…ありがとうなの…」
ふらっ
「!」
がばっ!
「メ、メリーさん!?
大丈夫ですか!?し…しっかりして!」
「…そ、そんな…
やめてくださいよ悪い冗談は…
昨日まであんなに…元気だったじゃないですかぁ…
うっうっ…うぅぅっ…」
「私、メリーさん…」
「! 気がついた! よ、よかった…!うぅっ…」
「今あなたの腕の中にいるの」
70:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:34:56 z/1yEVVI0
「私、メリーさん 最近暑くなって寝苦しいの」
「まだ5月なのに暑いよねー」
「だから、エアコンが欲しいの」
「ええー…そんな金無いんだけど…」
「今すぐ欲しいの 買ってくれなきゃバイト先まで後ろに着いていくの」
「じゃあまず携帯の通話料どうにかしてよ」
「うっ…これは…ダメなの」
「毎月1万もかけなくてもいいだろ」
「だって…仕事なの…」
「だってじゃない。払ってんの俺やないか。」
「うち半分くらいはあなたにかけてるの。 愛のメッセージなの キャッ///」
「可愛くしてもダメ。」
「…私可哀相なメリーさん…今冷たい人にいじめられてるの…」
「ん? それ誰にかけてんの?」
「あなたのお母さん」
「ちょw」
71:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:35:12 z/1yEVVI0
「うん、うん、うん、グスッ…そうなの」
(半笑いで泣き演技してやがる…パねぇ)
「うん、代わるの。」
「…もしもし」
「…もしもしたっくん!?」
「たっくんはやめーやw」
「なんしょーんの!あんな可愛い子泣かせてからに!」
「いや俺悪ないし…」
「女の子は大事にせんといかんので!
あそうそう今度の休み帰ってきんさいや、二人で」
「えぇー…うん…ええけど…」
「楽しみにしちゅうけんね!切るよ!」
ガチャッ ツーツーツー
「今度の休み、うち帰ってこいってさ」
「そう、嬉しいの♪」
「へあ、なんで?」
「たっくんの実家に居るととってもくつろげるの」
「たっくんw まぁうちの母さんと仲いいもんな」
「それもあるけど、普通にしてなきゃいけないから
わざわざ携帯でお話しなくてすむの」
「めんどいならやめろよw」
72:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:35:41 z/1yEVVI0
マッドガッサー「……メリー…私のメリー……」
私は自分が住んでいるアパートの向かい側にあるマンションの屋上に来ていた。メリーが私を手招きしている。奥へ奥へ…と。
私は金網をよじ登り一歩歩く二歩目歩くと地面が無い。でもメリーは私を手招きする。手招きから抱き着いて来てと両腕を広げ、ポーズを変える。でもメリーの立っている所は地面が無い。でも私は関係無かった。一瞬でも良いから一緒になりたかった。
そして私はメリーに飛び付き両腕で確り抱き締めたと思いきや、メリーは私が見ていた幻覚であり、メリーはBYE-BYEと私に手を振る。
そして、幻想のメリーはスッと消えた。
私はそのまま真っ逆さまに頭から20階19、18、17、16、15、14、13………1…頭が地面に付くホンの一瞬、「!」
そこのマンションに住んでいたメリーと目が合いニヤリと三日月を逆さまにした感じの形の口を見せ、逆さまの私に笑みを魅せた。
………
……
…
BADEND
73:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:35:57 z/1yEVVI0
俺の名は目理伊三。今日は自殺未遂を起こした男に事情を聞いている。
「……まあ、なんだ、あんたもご愁傷様だな」
何でも、好きになった『メリーさん』が既婚者だったのが相当ショックだったらしい。
念のために聞いてみたが、俺のおふくろではなかった。よかった。
「で、これからどうするんだい、マッドガッサーさんよ」
「……分からない……」
ボロボロになった男は、がっくりと肩を落としている。
都市伝説が、ビルの屋上から落っこちたくらいで死にゃしないのが、逆に辛かったようだ。
「あーまあ、俺が言うのも何だけどな。女なんて星の数ほどいるんだ。
あきらめて、次の相手を探せばいいさ」
「だが、私のメリーは彼女だけだった」
「……大丈夫、メリーさんも星の数だけいる」
ぽんぽん、と俺は彼の肩を叩いた。
実際、俺以外のメリーさんにも既に何度か遭遇したことがある。
ああ、そういやあ子供が好きでボランティアをやってるメリーさんもいたっけか。
俺は携帯を取り出して、アドレスを確認する。
フォルダは三つ程、『メリーさん』で埋まっている。
俺の名は目理伊三。案外交友関係が広いメリーさんである。
メリーさんネットワークは、世界各地に広がっている。
74:本当にあった怖い名無し
10/08/22 10:36:20 z/1yEVVI0
「私メリーさん」
「いいえ、メリーさんなのは私です!」
「いや、私だ」
「メリーさんなのは……俺ダァー!」
「メリーさんなのか!」
「ああ、後ろにいるからな」
「メリーさんじゃあ、仕方ないな( ´∀`)」
・・・やってみたかっただけとです。
75:本当にあった怖い名無し
10/08/22 16:56:52 gjTeXntC0
>自称メリーシリーズ
スルーしてたけど容量的に実害が出てきたので通報しときますね
言い訳は聞きません
判断は運営に任せましょう
76:本当にあった怖い名無し
10/08/22 18:37:23 8OEDZB5B0
黙って通報しとけ。喜ぶだけ。
77:本当にあった怖い名無し
10/08/23 00:09:26 C/br7yE90
普通にメリーさんシリーズ楽しめてる俺は異端なのか?
78:本当にあった怖い名無し
10/08/23 00:20:10 Mu97Jb0h0
メリーさんは構わんが、容量オーバーはちょっとなぁ・・・
通報いたしかたあるまい・・・
79:本当にあった怖い名無し
10/08/23 00:53:06 hlmHbBCy0
メリーさんシリーズ楽しいんだけどな
この調子で行けばまた容量オーバーになりかねんし
せめて週1で1レスだけとかならなあ
80:本当にあった怖い名無し
10/08/23 01:25:51 Y/fpNx080
そもそも容量オーバーする意味が分からん
他の書き手だって長文ばかりでしょう?
投稿間隔が長いだけで、メリーシリーズと基本的には変わらないはず
短い間隔で投稿するとオーバーする仕組みなの?
81:本当にあった怖い名無し
10/08/23 01:37:15 Ajg6W7EV0
その投稿間隔に感想や雑談が挟まってスレが正常終了するんじゃないの
メリーさんにはレスもつかないから長文が延々連投されることになる
82:本当にあった怖い名無し
10/08/23 09:35:34 Y/fpNx080
>>81
そういう意味じゃないと思うんだ
物理的な問題というかな。システム側から見たら荒らしの長文とちゃんとした作家の投稿の区別つかないだろ?
前々スレだって容量的には変わらないはずだよ
83:本当にあった怖い名無し
10/08/23 10:15:00 xAJAkOOm0
>>82
システムでは内容による区別はしてない。
単純にスレに書き込まれた容量が500KBを超えたかどうかで判断してるだけ。
ただメリーさんが大量に投下されることで本来よりも早くスレが落ちていることは確かだから
スレ住人が運営に報告して埋め立て荒らしだと判断されればアク禁にされる。
84:本当にあった怖い名無し
10/08/23 12:20:39 tAy6jj9Z0
メリーさんシリーズってそもそも荒らしだろ 通報がベスト
過去スレ見てない人は↓のログ読めば分かるけど
URLリンク(logsoku.com)
暴言+連投レスをしていた奴が怖い話を“他所から丸コピペ”して連投レスし始めたのが始まり
初めは普通の怖い話(シリーズ物じゃないのでこの時点で既にスレ違い)をコピペしてたけど、段々とメリーさん系の話に集中していった
もちろん、メリーさんの話も他所からコピペして来たものだった
85:本当にあった怖い名無し
10/08/23 13:13:14 RExWW1080
久しぶりに来てたからわからんかったけど、
あの既存の話をばんばん投下してたのと同じ奴だったのか
86:本当にあった怖い名無し
10/08/23 14:10:47 BJ3QMoJg0
自演もあるだろうがメリーさんが楽しいとか書いちゃってる人は目を覚ましてね
87:本当にあった怖い名無し
10/08/23 15:01:39 diDlkpKTP
まともな作品が投下された後の狂おしいまでの連投を見ていると
荒らし君の妬み・僻みが良く伝わってきます
88:本当にあった怖い名無し
10/08/23 15:11:41 ZhdwFaDtP
ま
89:本当にあった怖い名無し
10/08/23 15:17:16 ZhdwFaDtP
ごめん変なとこで送信した
まともって…創作長編連載2本と空気読まずに実話臭いの書いてる奴位しか…
このスレ自体が既になんか微妙だよね…
昔は色んな人いて活気あったけど
90:本当にあった怖い名無し
10/08/23 16:12:17 BJ3QMoJg0
>>89
君も空気読めるようになるといいな
91:本当にあった怖い名無し
10/08/23 16:43:12 tAy6jj9Z0
>>89
少なくても「まとも」な作品だろ
今はその貴重な作品まで減らしかねない荒らし行為が叩かれてるんだよ
92:本当にあった怖い名無し
10/08/23 21:12:49 RExWW1080
内容の面白さや出来はともかく、自分で一所懸命書いて投稿してるなら、やってることは『まとも』。
内容が良いとしても、ググればすぐ読めるような他者の創作物を自分が勝手にシリーズ物とうたって
引くほど異常な量を連投するのは、よほど性格が悪いか、冗談抜きで頭おかしくなってる人ぐらいだな。
93:本当にあった怖い名無し
10/08/24 00:02:28 vAGFAnpp0
>>86
俺は面白ければOK派なんだけど、目を覚ませとかおせっかいはやめてね
94:本当にあった怖い名無し
10/08/24 01:01:02 G9e5xU3v0
>>93
おせっかいって…誰もお前のこと思って言ってるわけじゃないだろうが
皆に迷惑がかかる事態を助長しかねんから目を覚ましてくれっつってんだろ? >>86は
面白ければOKなら、すべて既存の話なんだから自分で探して読んでくれ
95:本当にあった怖い名無し
10/08/24 01:09:33 vAGFAnpp0
いやいや、dat落ちしてるスレの話はそうそう読めないだろ
●買うか、誰かがサルベージしてくれなきゃ読めないんだからありがたく思ってる人もいるんだよ
ここにコピペされたメリーさんの話がここ以外で読めるところあるの?
ググればすぐ読める、なんて無責任なこと言ってるけど
96:本当にあった怖い名無し
10/08/24 01:17:51 IzBXzJhx0
ウニさん来てた
相手は京介さんかな、702に住んでる
「まだいいか」とつぶやいたシーンってタリスマンのことかな
97:本当にあった怖い名無し
10/08/24 01:47:57 3+mUfF9p0
>>95
URLリンク(www29.atwiki.jp)
98:本当にあった怖い名無し
10/08/24 02:51:18 G9e5xU3v0
>>95
よくわかった、お前は何もわかってない
とりあえず迷惑行為を助長してるという自覚は持てな
99:本当にあった怖い名無し
10/08/24 09:15:03 4+JHQbm90
>>95
>>97 にもあるように、まさにググればすぐ読める訳だが?
「創作 メリーさん」とでもググれば、他スレからのコピペだと分かる。
探しもしないで、無責任なこと言ってとか煽って…本人乙って言えばいいのかね。
100:本当にあった怖い名無し
10/08/24 10:05:27 vAGFAnpp0
あ、あったのね。
すまんすまん
101:本当にあった怖い名無し
10/08/24 10:53:27 13N2uVuY0
まあ荒らし本人よりはずいぶんいいよ。どんまい
102:本当にあった怖い名無し
10/08/24 12:24:42 X1hXVhWZ0
自分で改変してるかと思ったらコピペなのか
荒らし以外の何物でもないな
103:本当にあった怖い名無し
10/08/24 15:08:36 ArEkOXbV0
作者にレスがつくのが悔しくて仕方ない
↓
でも自分では何も書けない
↓
コピペをシリーズものと謳って連投
104:本当にあった怖い名無し
10/08/24 15:29:01 g0ZzWIkg0
いつまで煽ってんだよ
105:本当にあった怖い名無し
10/08/24 17:15:10 GLXnOOqv0
週末のウニ降臨待ち
106:本当にあった怖い名無し
10/08/24 17:41:40 FmN9x+7e0
>>1ウニ枯野まとめて乙!
メリー荒らしはメリーさんにごめんなさいして首吊って死ね。
>>84
動かぬ証拠ですねw
グッジョブ!
107:本当にあった怖い名無し
10/08/25 10:14:20 5kgB8A3u0
通報されてない件
108:本当にあった怖い名無し
10/08/25 12:52:44 Lo+DhLH+0
ひょっとしたらコピペが治まるかもと思ってあえて黙ってたのにw
一応はいつでも報告できるように前スレの分からまとめてみたけど1人で200レスくらいしてるのな
109:本当にあった怖い名無し
10/08/26 20:08:10 6ieRN9dd0
dat落ちしたスレのレスは提示してもスルーされるよ
110:本当にあった怖い名無し
10/08/28 00:51:30 50ohjV+R0
メリーさんてあれ、全部コピペだったのかorz
こんなに書くなんて凄いなぁ…とか普通に思ってた
111:本当にあった怖い名無し
10/08/28 14:15:03 bSy+xbY80
ウニ待ち
112:本当にあった怖い名無し
10/08/28 22:16:59 WqAoiOXn0
カニ来い
113:本当にあった怖い名無し
10/08/28 23:46:42 vctPXls50
海老来い
114:本当にあった怖い名無し
10/08/28 23:51:47 +DDn/Jps0
イサキ!イサキは⁈
115:本当にあった怖い名無し
10/08/29 00:18:49 ElcDZRQa0
汗ダルマで待機中
116:本当にあった怖い名無し
10/08/29 00:41:20 qAZgp9V20
明日かな
117:本当にあった怖い名無し
10/08/29 01:08:28 aXMiPifK0
ウニのバカ!
もぉねゆ!
118:本当にあった怖い名無し
10/08/29 01:30:14 cjU7/w050
ウニさん待ち
119:本当にあった怖い名無し
10/08/29 13:52:44 9fyn2U7Z0
期待age
120:本当にあった怖い名無し
10/08/29 20:17:36 JkKA8VDw0
死ねよウニ
121:本当にあった怖い名無し
10/08/29 20:44:35 qAZgp9V20
土曜にまた来週って言ってるからな
122:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:20:14 zEqctehg0
師匠から聞いた話だ。
大学二回生の春だった。
休日の昼間に僕と加奈子さんはとある集会所に来ていた。平屋のさほど大きくない建物だ。
バイト先の調査事務所の所長から話を聞きにいくように指示されただけで、なんの準備もなしに渡された地図を頼りにやって来たのだった。
迎えてくれたのは五十年配の女性。玄関から入ってすぐの襖を開けると十畳ほどの日本間があり、そこへ通された。
地区の寄り合いに利用される集会所で、鎌田さんというその女性はそこの鍵を管理しているらしい。その鎌田さんのご主人が地区長をしていて、また彼女自身、地区の婦人会の会長とのことだった。その土地の名主的な家柄ということだろう。
鎌田さんがほっそりした顔に困惑げな表情を浮かべて切り出したのは、その集会所にまつわるお化けの話だった。
「気持ちの悪い声、ですか」
「ええ」
加奈子さんの言葉に頷きながら、彼女は気味悪そうに視線を部屋の中に彷徨わせる。
思わずその視線を追いかけるが、なにも変わったものは見つからなかった。
話を聞くに、かなり以前からこの集会所の中で誰のものとも知れない声がどこからともなく聞こえてくることがあったそうだ。
昼のさなかであればこそ、夜の集会所ともなれば人ごこちのしない不気味さで、ましてたった一人居残って片付け物をしている時に、誰もいないはずの部屋の中から声がするともなればその恐ろしさいかばかりか、ということらしい。
昔から密かにささやかれていた噂話だったのが、このところのオカルトブームのせいか地区の子どもたちの間でその噂が一人歩きしはじめ、「お化けの声に話しかけられたら返事をしないと殺される」だの、
逆に「返事をしてしまうと床下に引きずり込まれる」だのといった恐ろしげな怪談になってしまい、子ども同士で物陰に隠れて脅かしあいをするのが流行り、気の弱い子が気絶して救急車を呼ぶような騒ぎも起こってしまったとのことだった。
「お寺や神職にお払いをしてもらわなかったんですか」
加奈子さんがそう問うと、鎌田さんは答えにくそうに「あ、ええ」と曖昧な返事をした。
123:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:22:25 zEqctehg0
その様子から僕は『お払いをしてもらっても、怪異が終わらなかった』という裏を読み取った。たぶん加奈子さんもそう思っただろう。
そうでもなければ、こんな話が小さな興信所に持ち込まれるわけはない。たとえ『お化け』がらみの依頼をいくつも解決し、業界内では多少名の知れた看板娘がいるにしてもだ。
「その噂はいつごろからあるんです」
「さあ……二十年、いえ、二十五年くらい前だったか、この集会所は一度建て替えをしてまして、その前からあったかどうか」
そう言って鎌田さんは首を捻った。
ということは、はっきり分からないくらい昔からある噂ということか。
「あなた自身はその声を聞いたことがありますか」
ハッと表情を硬くして鎌田さんは曖昧に頷く。
「声だけなんですか。姿を見たという人は?」
「私は……見たことはございませんけれど」
言いよどむ。
見た、という噂は歩いている。そう受け取った。しかし『気持ちの悪い声が聞こえる』という噂がメインであることは間違いないようなので、『なにかを見た』という噂の方は信憑性がさらに低い。
「少し、見させてください」
加奈子さんは立ち上がり、周囲を軽く見回しただけで襖に手を掛けた。
日本間から出ると、真剣な表情で集会所の中を一通り見て回る。もう一回り小さい部屋に、トイレ、台所。祭りで使うような提灯や小道具でいっぱいの物置。
二階もなく、あっという間にもう見るべき場所はなくなってしまった。
ついて回っているあいだ、僕も何か違和感がないかとアンテナを張っていたが、特に感じるものはなかった。
しかし加奈子さんは僕より遥かにそういう違和感を感じ取る能力が高い。畏敬を込めて師匠と呼ぶほどにだ。
その師匠が、難しい顔をして廊下の天井を睨んでいる。一緒にそちらを見上げるが、木目が波打っているだけで何も変なところはない。
どうしました。と言おうとして、手で制された。
「何か聞こえる気がするんだけど、なんとも言えないな」
思わず耳を澄ます。しかし何も聞こえない。
124:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:25:38 zEqctehg0
師匠が神経を集中し始めたのが分かる。表情が無くなり、身動きをしなくなる。僕は固唾を飲んでそれを見守る。鎌田さんが後ろで気味悪そうに佇んでいる。
師匠の気配が揺らぐ。ゆらゆらと、まるでそこから消えて行きそうな錯覚。
僕は怖くなって彼女を現実に戻すために肩を叩こうかと逡巡した。
「わかんない」
ふいに彼女が戻ってくる。その声に僕は少しほっとする。
結局怪異に遭遇したという体験談が多い夜まで様子を見ることになった。鎌田さんは半信半疑というか、困ったような顔のまま僕らに鍵を預け、よろしくお願いしますと言いおいて立ち去った。
昼の三時過ぎだった。
今日はこの集会所を使うような予定も特にないらしく、僕と師匠はひっそりとした室内に腰を据えた。
探索もしたばかりだったのでとりあえずすることもなく、玄関からすぐの日本間で古い型のテレビをつけてさほど面白くもない旅番組を見ていた。
「気持ちの悪い声って、なんなんでしょうね」
ぼそりと口にした僕に、座布団を数枚並べてその上に寝転がっていた師匠が顔を上げる。
「お化けだといいな」
お化けだといいですね。
賛同しつつも、自分たち以外のなんの気配も感じないことに疑惑を抱いていた。異常に霊感の強い師匠でさえ、「なんとも言えない」と言っているのだ。
もし何らかの霊的存在が巣食っていたとしても、微弱で矮小なやつに違いない。
噂にあるように「話しかけられたら返事をしないと殺される」だとか、「返事をしてしまうと床下に引きずり込まれる」といった素晴らしい体験は間違いなくできないだろう。
溜め息をついて僕はトイレに立った。
廊下に出る時、ギィ、と床が鳴いて無駄に広い集会所の壁や天井に反響した。防音構造になっているのか、外の音があまり中まで響いてこない。
なるほど、これで中の音がやけに大きく聞こえて、ちょっとした物音でも気になってしまうのか。
トイレから戻り、またテレビの前に寝そべる。
時間だけが過ぎていく。チッチッチッチ…… という壁にかかった時計の音が、テレビが静かになる瞬間にだけやけに大きく響く。
125:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:28:23 zEqctehg0
鎌田さんから食べていいと言われていた台所の柏餅を日本間に持ち込んで、自分で淹れたお茶と一緒に口にする。
「うまいな」
うまいですね。
やがて夕暮れがやってきて、小さな窓からも光が失われていく。
知らぬ間にうとうとしていた。
師匠がなにか言った気がした。
畳の跡が頬に張り付き、剥がす時にヒリリとする。半覚醒の頭で、言葉を認識しようとする。
ああ、そうか。
もういいかい。
そう言われたのだ。
身体を起こすと、周囲を見渡す。師匠がテレビの前でうつ伏せになったまま死んだように寝ている。
あれ? 師匠じゃなかったのか。
じゃあ、一体誰が。
そう思った瞬間、もう一度聞こえた。今度ははっきりと。
『もういいかい』
立ち上がって身構える。どこから聞こえた?
分からなかった。ただ、その言葉の余韻が室内から廊下に向けて動き、襖を通り抜けていったのを感じた。
この日本間には僕と師匠しかいない。はずだ。
これか。噂は。
緊張して襖に手をかける。そろそろとずらして、首だけで覗き込む。廊下はすでに暗く、ひっそりと静まり返っている。闇の戸張りの向こうに人の気配はまったく感じない。だからこそ異様な空気がひしひしと伝わってくる。
僕はそっと襖を閉め、室内を振り返る。
師匠はまだ寝ている。膝をついて揺り起こす。
もぞもぞと動いていたが、めんどくさそうな声で「お化け以外見たくない」と呟いたのが聞こえた。
「見えないから問題なんですよ」
僕は白いストレッチパンツのお尻の部分を遠慮なく叩いた。
126:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:33:04 zEqctehg0
「ッてぇな!」
師匠が乱暴な口調で起き上がったその瞬間だった。
『もういいかい』
どこからともなくそんな問いかけが降ってきた。思わず二人とも動きが硬直する。視線だけを走らせて室内を観察するが、なにも目に見える異常はない。
なんだ? これからなにが起こる?
ドッドッドッ、という心臓の音を聞きながら考える。
噂ではなんと言っていた? 返事だ。返事はするのが正解か、しないのが正解か。もういいかい、に対してする返事は……
「師匠」
横目で見ると、「黙ってろ」という一言。
緊張しながらもじっとしていると、また得体の知れないその声の余韻が空中に糸を引いたようにすうっ、と動き、今度はテレビのある壁の向こうに消えていった。
壁の向こうは外のはずだ。
はぁっ、と息を吐き、初めて自分が息を止めていたことに気づく。
師匠は間を置かずに走り出した。
廊下に出て、電気を点けて回る。トイレや台所、物置ともう一つの小部屋。すべて一通り探索したが、自分たち以外の第三者はどこにも潜んではいなかった。
玄関に戻ってきてドアを見ると、自分たちで施錠した時のままだった。
腕時計を見ると夜の八時過ぎ。ほんの少しうとうとしたつもりだったのに、こんなに時間が経っている。
「さっきのはなんでしょう」
恐る恐る訊く僕に、師匠はかぶりを振った。
「言葉は発していたが、人間的なものを感じなかった。普通の霊とは違う気がする。かと言って物霊とも……」
僕は『もういいかい』というさっきの言葉の声色を思い出そうとする。
男か、女か。そして若いのか、年寄りなのか。
しかし、駄目だった。空気を振動させて伝わった音ならば記憶の中に確実に残っているはずだが、あの声は直接脳に響いたとでも言うのか、まったく勝手が違った。まるで幻聴を思い出そうとするように、捕らえどころのない感じ。
余計な情報が刻一刻と揮発し、『もういいかい』という言葉の意味だけが純粋に脳裏に刻印されていく。
最後に壁の向こうに余韻が消えていったような気がしたことを思い出し、玄関の扉に目を向ける。
127:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:35:51 zEqctehg0
師匠も頷いて玄関の段差を降り、靴に足を入れた。
扉を開けて外に出ると、明るさに慣れた目に、夜の空気がどろどろと黒い幕となってまとわりついてきた。
古い家の並ぶ閑静な住宅街の一角にある集会所の敷地は広く、玄関から表の道路まで少し距離があった。
その間の砂利道を歩いてくる黒い人影に気づいた。
「どうかされましたか」
怪訝そうな表情が敷地の隅の街灯の明かりに照らし出される。鎌田さんが両手にお盆を抱えて立っていた。
ホッとして、「ええ、それが」と言いかけるのを師匠が制した。
「ちょっと訊きたいことがありますが、いいですか」
「え、ええ、はい」
鎌田さんは玄関の扉を開けてお盆を置いた。ラップに包まれたお握りが六つと惣菜らしいタッパーがのっていた。夜食を持ってきてくれたようだ。
「姿を見た、という人はいないんですね」
「え、ああ、噂ですか。そうですね、あんまり。声がすると。みんな」
「あなたは聞いたことが?」
「……気のせいかも知れませんが」
「もういいかい」
師匠の言葉に鎌田さんは肩をビクリとさせる。
やはり。
「噂では、返事をするとどうだとか、しないとどうだとか言っていましたが、実際に」
そこまで言った時、また聞こえた。
『もういいかい』という声が、どこからともなく、そしてどこへともなく。
だが、今度はその声と同時になにか別の気配が高まるのを感じた。それはほんのわずかな違和感だったが、僕の首筋をひやりと撫でて、師匠を一瞬で反応させた。
玄関から飛び出して走り出す。
集会所の壁伝いに左側へ回り込む。自転車が何台か置き捨てられている場所を膨らみながらかわし、玄関正面から見て敷地の右奥へと向かう。
敷地の端の煉瓦塀のあたりは砂利だったが、集会所の側の地面はコンクリで舗装されている。その壁際にプロパンガスのボンベが二基立てられている。小さな窓に見覚えがあった。頭の中で集会所の間取りを思い浮かべる。ちょうど台所の裏手だ。
128:本当にあった怖い名無し
10/08/29 21:41:24 4lcIRpXy0
ウニさん!
支援!
129:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:41:59 zEqctehg0
師匠はその壁際の地面に両手をついて這いつくばる。這っている蟻を見つけようとするような格好だった。
しかしその目の焦点は遥か地面の下に向かっている。
「なにか、埋まっているな、ここに」
コンクリ舗装の地面を食い入るように見つめたまま、師匠は呟いた。僕は少し手前で立ち止まり固唾を飲んでその様子を眺める。
ようやく鎌田さんが追いついてきて、怯えたように「どうしましたか」と問いかけた。
師匠はその声が聞こえなかったかのようにひたすら地面を舐めるように見ていたが、やがて身体を起こし、「なにか、埋まっていますね、ここに」と言った。
僕はこちらの方角からなにか気配のようなものを感じ取っただけだったが、師匠は確実に場所まで特定したらしい。
「なにかと言いますと?」
「それが知りたいんですよ。この下はなんです? もしかして地下室かなにかがあるんじゃないですか」
鎌田さんは首を捻っていたが、そんなものはありませんと断言した。確かにそれもそうだろう。平屋のなんの変哲もない集会所に地下室など似つかわしくないし、中を探索した結果それらしき地下への出入り口はなかった。
小さな貯蔵庫の類もないということを付け加えられ、師匠は考え込む。
「じゃあ、浄化槽は?」
一瞬ハッとしたが、さっきトイレに行った時、普通に水洗式だったことを思い出す。いや、しかし水洗式でも下水ではなく浄化槽で汚物を溜めるということもあるのだろうか。
「浄化槽は……」
鎌田さんが答えようとした時に、表のほうから懐中電灯の光がゆらゆらと近づいてくるのが見えた。
「なんの騒ぎです」
近所の人だろうか。五十年配の痩せた男性が緊張したような面持ちでやってきた。後ろにはその奥さんらしい女性。
「ええと……」
鎌田さんがどう説明したものか迷っていると、かまわず師匠はその痩せた男に向かって「この下に浄化槽はありますか?」と訊いた。
男は怪訝な顔をしながらも、「ないよ」と即答した。「今は下水が通ったから」と続ける。
130:本当にあった怖い名無し
10/08/29 21:43:12 AqOk7gXMP
しえん
131:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:44:01 zEqctehg0
「だったら、下水が通る前は?」
「通る前?」
少し思い出すような表情を浮かべた後、男は表の方を指差した。
「浄化槽はあったけど、玄関の横だな」
そう言えばトイレは玄関から入ってすぐ左手にあった。浄化槽はその表側に埋まっていたのだろう。
師匠は考え込む。
ぶつぶつとなにか呟いている。
いつの間にか男の奥さんらしい女性が消えている。鎌田さんに向かってなにかジェスチャーをしていたので予感はあったが、しばらくすると数人の足音が聞こえてきた。
「この人が霊能者?」
そんな無遠慮な声が掛かった。小太りのおばさんが興味津々という感じに近寄ってくる。どうやら婦人会長の鎌田さんが独断でこっそり調査事務所に依頼したというわけでもないようだ。
師匠は露骨に嫌な顔をして、それでも増えた地元の人々に向かって再び問いかけた。
「この集会所の建て替えはいつの話ですか?」
鎌田さんにも訊いた質問だ。
何人かが顔を見合わせ、今年大学卒業のナントカ君が生まれた頃だという情報から、「二十二年前」という結論が出た。
「その建て替えの前から、気持ちの悪い声に関する噂はありましたか」
ざわざわする。
気味悪そうに、その中の一人が「あったと思う」と言った。
建て替えの前からあった?
では今の集会所の構造にこだわってはいけないということか。
「では建て替え前に、浄化槽はどこにありましたか」という師匠の問い掛けにはすぐに返答があった。
「トイレの位置は変わってないから、同じ玄関の横」
「だったら、そのさらに前でもいいですから、とにかくこの地下になにか埋まるような心当たりはありませんか」
ざわざわと相談に入る。
いつの間にかまた人が増えてきている。子どもの姿が表の方に見えたが、すぐに母親らしい女性に引っ張って行かれた。
なんだか大ごとになってきたな。
132:本当にあった怖い名無し
10/08/29 21:45:59 7eoF8qBV0
キターーーー!!!
ウニさん応援してます^^
133:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:50:06 zEqctehg0
僕は師匠の後ろに控えたまま、困ったような興奮してきたような複雑な気持ちで事態を見守っていた。
何度かのやりとりの結果、数十年前にこの集会所が出来る前には、この敷地は近所の工務店の資材置き場に使われていたということが分かった。
その頃、工務店を手伝っていたという初老の男性がたまたまその中にいて、「地下になにか埋めるようなことはなかったと思う」と言った。
実直そうな物言いではっきりそう告げられると、なんだかもう手詰まりな感じがしてしまったが、次の師匠の問い掛けで空気が一変した。
「その資材置き場の頃に、気持ちの悪い声の噂はありませんでしたか」
初老の男性は、目を剥いて驚きの表情を浮かべた。そして今、重要な事実に気づいたように絶句した。
「……あった」
ええっ? と周囲からも驚きの声が上がる。
「いや、言われて思い出したんだが、確かにあった。そうだ。ヨシミツさんも聞いたと言って怖がってた」
本人も今の噂と若き日の体験談が結びつくことにはじめて思い至ったようで、頬が紅潮していた。
「どんな声を聞いたんです」と師匠が畳み掛ける。
初老の男性は、「いや、自分は聞いたわけじゃないが」ともぐもぐ言ったあと、「夜、子どもが遊んでいるような声がする」という怪談じみた話が従業員たちの間に広がっていたことを話した。
なんだこれは。集会所の建て替えどころの話じゃない。いったいどこまで遡るんだ?
話の行く末にドキドキしていると、師匠がさらに畳み掛ける。
「資材置き場の前は、ここにはなにが?」
この問いにはなかなか即答できる人が現れなかった。やがておずおずと六十歳くらいの女性が手を挙げて、「松原さんの地所だったはずです」と言った。
その言葉に、「そう言えば」という声があがる。だが、直接当時を知る人は誰もいなかった。かなり古い話なのだろう。
「こりゃあ、うちの年寄りを連れてこにゃあ」と言って妙に嬉しそうにこの場を離れる人がいた。
師匠はもう一度地面に這いつくばり、コンクリの地面をコンコンと叩いたり撫でたりしながらなにかを感じ取ろうとするように目を閉じたり開いたりを繰り返していた。
134:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 21:55:33 zEqctehg0
やがて八十歳は超えていると思われる女性が息子に連れられてやってきた。夜の九時を回ろうかという時間に急に外へ連れ出されたにも関わらず、泰然自若として足取りも落ち着き払っていた。
師匠は身体を起こし、そのおばあさんに向かって訊いた。
「ここには松原さんという方の家があったんですか」
「ええ、ええ、ございました」
「戦前ですか」
「ええ、日中戦争の前に家を引き払いまして一家揃って隣町へ引っ越されました」
「ではまだ松原さんがここにおられた頃に、家を訪ねられたことは?」
おばあさんの丁寧な口調に自然と師匠の口調も改まっている。
「ございました。私と一つ違いのやよいさんというお姉さんがおりまして、よく一緒に遊んでおりましたので」
「その頃、今のこのあたりは松原家でいうとなにがあった場所でしょうか」
この問いには答えられず、小首を傾げた。
「地下室、もしくは防空壕のようなものは?」
続いての問いにも記憶が定かでないらしく、かぶりを振るだけだった。
「では……」
師匠が一瞬、舌なめずりをしたような気がした。
「このあたりに浄化槽、いや、便槽はありませんでしたか?」
おばあさんは、あ、という顔をした。
「当時はもちろんボットン便所でしたが、確か玄関からこちらに向かったところにあったような気がします」
「ここが大事なところなんですが、どうでしょう。その家で、誰かいなくなった人はいませんか?」
いなくなった?
最初は「亡くなった人はいませんか?」と訊いたのだと思った。しかし師匠は確かに「いなくなった人はいませんか?」と訊いたのだった。
行方不明になった人ということか。
おばあさんは、記憶を辿るように伏目がちに小さく頷いていたが、やがてほっそりした声で「ちえさん」と呟いた。
135:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:02:41 AqOk7gXMP
しえーん
136:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:06:11 BorT0bvGP
そろそろ支援要る?
137:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 22:07:16 zEqctehg0
「やよいさんには、二つか三つ年下の妹さんがおりました。今はなんと申すのでしょうか。その……知恵遅れの子でした。いつもやよいさんの後ろをついてまわって、おねえちゃんおねえちゃんと、傍から見てもそれはそれは懐いておりました。
やよいさんも知恵遅れの妹を心配して、あれこれと世話をやいていたのを覚えております」
「いなくなったのは?」
「さあ、それが……」
おばあさんは困ったような顔をして、懸命に記憶を呼び覚まそうとしていたがどうやらはっきりと分からないらしかった。
分かったことと言えば、その松原ちえという女の子が恐らく十歳を過ぎた頃、ある日急に姿が見えなくなったということだった。
「どこかにもらわれて行ったか、どうかしたのだと思うのですが」
子ども心にも大した事件ではなかったということか。それとも姉のやよいさんと仲の良かった娘からすれば、その姉にべったりの妹はむしろお邪魔虫であり、ある日急にいなくなっても心配するようなことはなかったのだろうか。
「松原ちえ」
師匠はゆっくりと呟いてもう一度地面に這いつくばった。
コンクリに額をぴったりとつけて、目を閉じる。
「ちえ」
もう一度そう呟く。その瞬間、僕にも分かった。さっき、玄関で『もういいかい』と聞こえた時にこちらの方角から感じた気配のようなものが、足元からじわじわと湧き上がってくるのを。
足先が重くなっていく。ずぶずぶとコンクリの中に靴がめり込んで行くような錯覚を覚える。
「チャンネルが、合った」
ぼそりと師匠がそう言う。そして「おまえは?」と訊く。僕はかぶりを振る。師匠が言うのは、僕が今感じている程度の感覚ではないのだろうから。
這ったまま師匠の左手が差し出される。僕はそれを躊躇いがちに握る。
その瞬間、自分の視界に被るように別の視界が開けた。ノイズのようなものが走り、不鮮明だが、笑っている女の子が見えた。十代前半だろうか。着物を着ている。
その子が木の幹に向かって顔を伏せた。
なにか言っている。
数だ。数をかぞえている。
138:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:09:33 WVDYjdQd0
もういいかい
139:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 22:12:06 zEqctehg0
視界が動いた。木と女の子に背を向けて、走り出す。途中で茂みを掻き分けようとしていたが、諦めてまた走る。呼ぶ声。返事をする。家が映る。古い木造家屋。その縁側を回り込む。隣の家の垣根。そのそばに井戸。小さな離れのような建物が見え、木戸が風で揺れている。
また呼ぶ声。返事をする。視界がしゃがむ。木戸の傍に頑丈そうな板が地面に埋まっている。それを苦労しながら取り外す。中を覗き込む。暗い。
視界が振り返る。家と垣根の間、その向こうにはまだ人影は見えない。
地面に開いた穴に視界は滑り落ちていく。
臭気。
腰まで汚泥のようなものに浸かる。暗い。上を見ると、丸い穴から空が覗いている。
呼ぶ声。今度は小さな声で返事。見つからないように。
時間が過ぎる。
探す声。
やがて遠ざかる。
さらに時間が過ぎる。なんだか楽しい気分。
空から声。なんだ、危ないな。開いているじゃないか。
丸い穴から見下ろす男の顔。驚く。眉間に皺。
視界は半月になる。笑いかけているのだ。
ますます険しくなる男の顔。震える頬。短い時間の間に、複雑な変化をして、そして穴から離れる。
次に丸い空の穴から男が見えた時、その手には大きな石が握られていた。
打ち下ろされる手。
衝撃。赤く染まる視界。暗転……
ハッと我に返った。
師匠は左手を引きながら、見えたか、と訊いてくる。こんなことができるのは、最近知ったことだった。
僕よりも師匠の方が遥かに霊感が強く、師匠に見えて僕には見えないということが多々あったのだが、そんな時に師匠の身体のどこかに触れていると、どういう効果なのかほぼ同じレベルで見えてしまうことがあったのだ。
交霊術などで、参加者同士が手を繋ぐのと同じことなのだろうか。
周囲にざわざわした空気が戻ってくる。僕らを奇異の目で見つめる人々に師匠は向き直った。
「この下に、松原ちえさんが埋まっています」
剣呑な言葉に驚きの声が上がれば、「やっぱり」というような声も上がった。そして半分以上は疑わしげな声。
140:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:12:30 wPKaD/EF0
支援。
ウニさん待ってました
141:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 22:14:43 zEqctehg0
姉とかくれんぼをして遊んでいる最中に、便槽に隠れたちえさんと、偶然それを見つけてしまった父親。そしてどういう心理が働いたのか、衝動的に娘を石で打って殺してしまう。
それからは恐らくだが、便槽をコンクリかなにかでそのまま埋め立て、ちえさんはいなくなってしまったことになった。
訥々と語った師匠に、頷く人もいれば胡散臭そうな顔を隠さない人もいる。しかし当時の松原ちえを知るおばあちゃんは涙を浮かべて言葉を発せない状態になっていた。
「じゃあ、集会所で聞こえた気持ちの悪い声は、そのちえさんが?」
誰かが言った言葉に師匠はかぶりを振った。
「私たちが聞いたのは、もういいかい、という言葉でした。ちえさんは隠れる側でした。だから、ちえさんなら『まあだだよ』もしくは『もういいよ』と返すはずです」
そうだ。もういいかい、は探す側の言葉。探しているのは誰だ?
「やよいさんが……」
おばあさんがようやくそれだけを言った。ハンカチで涙を止めようと目元を赤くしている。
松原やよいが、ある日かくれんぼの最中に急にいなくなった妹を探して今も彷徨っているというのか。その魂だか思念だかで。
胡散臭げだった人々も、気味の悪い怪談から人情話になりそうなせいか、納得したような雰囲気になってきた。確かに現にそんな気持ちの悪い声の噂が広がっている以上、これは落とし処としては取っ付き易いのだろう。
しかし僕は、最初に師匠が言っていた「言葉は発していたが、人間的なものを感じなかった」という言葉が引っ掛かっていた。そこまで言うのであれば、単純な霊などではないはずだ。
俄然井戸端会議になってしまった場所で、それぞれの雑談の波を越えて師匠はまだ涙を拭いているおばあさんに話しかけた。
「すみません。あと一つだけ。隣町へ引っ越した後、やよいさんはどうされました」
「……結婚されてどこかへ行かれていたはずですが、二十年くらい前に旦那様と死に別れて隣町へ戻ってらっしゃいました。
その後は私ともまた往来がございまして親しくしておりましたが、確かあれは五、六年前だったかと思いますが、胸を悪くして入院先の病院で亡くなりました」
「五、六年前」
師匠はそう呟くと、違う、というように首を振った。
「オッカムの剃刀だ」と僕に耳打ちする。
142:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:19:18 lKPzf12TP
支援
143:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 22:20:53 zEqctehg0
「いいか。声が聞こえるという噂は、やよいさんの存命中からあった。では生霊か? 生霊になってまで昔いなくなった妹を探していたというのであれば美談だが、本人は隣町に住んでいるんだ。
生身で来ればいいんだから、わざわざ生霊になる必要もない。では昔妹がいなくなったことを普段は忘れているかほとんど認識していないとして、夜眠っている時にだけそれを思い出し、魂が肉体から離れて隣町から探しに来ているのか。
そして五、六年前にやよいさんが死んだ後も、今度は死霊となって以前と変わらない現れ方で妹を探し続けてる?」
師匠の囁きを聞いているとなんだかややこしくなってきた。
「生霊から死霊へそのまま引き継がれる怪異なんて聞いたことがない。それ以外にもめんどくさい前提が多すぎる。オッカムの剃刀というのは哲学だか論理学だかの言葉でな、ある現象を同じ程度にうまく説明する仮説があるなら、
より単純な方がより良い仮説である、っていう金言だ。私なら、こう仮説するね。『もういいかい』と言って探しに来ているのは松原やよいではない」
それはただの反論で仮説ではないでしょう。
そう返そうと思ったが、ぞくりとする悪寒に口をつぐんだ。
では一体なにが松原ちえを探して集会所を彷徨っているというのか。
僕らを無視してざわざわと思い思いの会話をしている人々の中で、師匠はゆっくりと考えをまとめるようとするように呟く。
「子どもなんだ。かくれんぼをしていた子ども。探しにくるはずの鬼。なかなか見つけてくれない。わたしはここにいるのに。ここに。この地面に下に。そうか。遊び相手だ。遊び相手がいない子どもはどうする? 孤独の中で架空の遊び相手を作る。
イマジナリー・コンパニオンだ」
師匠の独り言を聞いて僕も思い当たった。イマジナリー・コンパニオンは幼児期に特有の空想上の友だちのことだ。
しかし。
本来それは本人にしか見えないし、知覚できないもののはずだ。
「いや、触媒があれば、混線するように他者が知覚することもありうる」
経験があるのか、師匠はそう断言する。
「触媒って……」
問い掛ける僕に、師匠は地面を指さす。「本人だ」
144:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:22:20 amtwU4+10
オッカムのカミソリ=草刈正雄
145:もういいかい ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 22:22:48 zEqctehg0
松原ちえの霊魂だか、残留思念だかを通して僕らにも彼女の架空の遊び相手の声が聞こえるというのか。この世にはいない、架空のかくれんぼの鬼の声が。
一体それはどんな姿をしているのだろう。
想像しかけた。
師匠の表情が変わる。「しまった」と口元が動く。
『もういいかい』
聞こえた。確かに聞こえた。またあの声が。
周囲を見たが、反応しているのは僕と師匠だけだった。みんなお喋りに夢中だ。しかし異常なものはなにも見つからない。
夜空や集会所の壁、台所の窓、プロパンのボンベ、そして地面を順番に見回すがなにも見つからない。
しかしゾクゾクと背筋の毛が逆立つ。なんだ。異様な気配。どこからともなく異様な気配を感じる。
まあだだよ、と言ってしまいたくなるのを必死で堪える。
師匠は脂汗を浮かべて目を剥いたまま俯いている。息が荒い。
「いま、わたしに、触るなよ」
それだけをようやく搾り出すように呟く。
口元が声にならない言葉を紡いでいた。僕はそれを読み取る。チャンネルが、あっちまった。と、そう言っている。
師匠には見えている。
胸が脈打つ。想像しまいとする。なにを想像したくないのか。もちろん、いないはずのかくれんぼの鬼。十歳そこそこの、知的障害を持つ少女が、父親に石で打ち殺された少女が、
そのまま地面の底に埋められた少女が、ずっと誰かがみつけてくれるのを待ち続けるその少女が、空想で創りあげた鬼。夜な夜な集会所を彷徨うなにか。
ああ、想像しまいとして、想像してしまう。思考が止まらない。
やがて、数分にも、数時間にも思える時間が過ぎ去り、硬直した肩を師匠が叩いた。
「もう消えた」
かくれんぼの鬼をやりすごすには、じっと息を殺して耐えるしかないということを今さら思い出す。
師匠の顔色は蒼白になっている。一体どんな恐ろしいものを見たのか。
146:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:23:37 AqOk7gXMP
最後にまた来週で終わるのを希望
147:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:23:42 /kpQIsCZ0
ウニさん♪
148:もういいかい ラスト ◆oJUBn2VTGE
10/08/29 22:24:12 zEqctehg0
顔を上げた師匠は慌しく、そこに集まった人々に向かって「今日はもう解散してください」と言った。
そして明日以降、なるべく早くこの下を掘り起こして遺体を見つけ、丁寧に弔ってあげてくださいと。
集まった人々がガヤガヤとそれでもなんとか全員帰ってくれた頃には夜の十時を過ぎていた。最後に残った鎌田さんに師匠は言った。
「もしこの下から遺体が出てきても、警察には私のことは言わないで下さい。地区で井戸を掘ろうとしたとか、なにか適当なことを言って上手く誤魔化して下さい」
「はあ」
反応が鈍い鎌田さんに念押しをする。大事な所だ。警察に目をつけられるとやりにくくてかなわない。今回のケースは古い話なのでまだいいが、彼らは犯人しか知りえないことを知っている者はとりあえず犯人と見做して対応するものだから。
「それから……」
師匠は少し言いよどんでから、「できたら」と続けた。
「みいつけた、と言ってあげて下さい」
鍵を返しながら、軽く頭を下げた。
149:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:27:21 EEnhCiI10
ウニ乙!
150:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:27:32 /kpQIsCZ0
お疲れさまです。
これから拝読します~
151:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:35:00 BorT0bvGP
乙でした
152:本当にあった怖い名無し
10/08/29 22:45:15 lKPzf12TP
ウニさん乙でしたノシ
153:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:10:44 JkKA8VDw0
「メリー、ちょい起きてー」
「スースー…」
「っしゃーねーな…」
プルルルル プルルルル
「うんっ…ん…おはよう…」
「これから仕事行ってくるけど、今日遅くなりそうなんだ」
「はいはい…行ってらっしゃい…zzz…」
「ン、そゆことで適当にご飯食べといて」
「え…何時頃帰るの?」
「うーん、夜勤もありそうだからたぶん朝帰りになるな」
「そんなに長い間一人は寂しいの…」
「我慢してくれよ、そういつもじゃないんだから」
「じゃあ、これ持ってって」
「携帯の充電池?」
「9時過ぎたら2分おきにかけるから、その為なの」
「かけすぎww」
「だってメリー、寂しいと死んじゃうの…」
「死なない死なないw
ウサギのアレも嘘だしな、都市伝説ってやつ?違うかw」
「たっくんには夢がないの…」
「金もねぇしなww
ま、帰れそうになったら電話かけるから、もう行くな」
バタン
「私メリーさん、電話…待ってるの…」
154:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:11:13 JkKA8VDw0
「はぁー…やっと仕事オワタ…忙しすぎだろ…
…そういや電話する暇なかったけど…怒ってるかな、あいつ」
カチッ
「携帯見る暇もなかったな…」
着信 41
9:30 メリー
9:31 メリー
9:45 メリー
12:20 メリー...
「かけすぎw 電話してみっか…」
プルルルル
「…もしもし」
「もしもしメリー?オレオレ、今駅前にいっから」「…うん」
ガチャッ ツーツーツー
「テンション低っw」
155:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:11:17 JkKA8VDw0
5分後
プルルルル
「…もしもし」
「もしもしメリー?今コンビニの辺りなんだけど」
「…はいはい」
「切ろうとすんなよw 何か買って帰ろうか?」
「……いい」
ガチャッ ツーツーツー
「相当キてるなw」
5分後
「あれ…鍵かかってるんだけど…」
プルルルル
「…」
「もしもしメリー?部屋の前なんだけど、開けてくんない?」
「…」
ガチャッ ツーツーツー
カチャッ
「謝っとくかなぁ…一応」
プルルルル
「…」
「も…ただいま。電話かけらんなくてゴメンな」
「…」
ガチャッツーツーツー
「目の前で切んなw」
156:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:11:31 JkKA8VDw0
「悪かったよ、だからそんな怒んないでくれよ」
「…」
プルルルル プルルルル
"着信 メリー"
「もしもし?」
「12時間と20分前から放置中!」
「アクエリオンww」
「3時間過ぎてかけたら電源入ってなかった!
諦めて寝ようとしてたらかけられた!」
「(なんだよこの替え歌w)」
「君が帰ってこないから!
ピザを頼んで泣きながら食べた!」
「ごめんw」
「歌にしてみました!」
「イミフw お前テンションおかしくねぇかw」
「うるさい!ほったらかしにして…(もじもじ…)」
「ん?」
「…ハグハグ…あとチューして…」
「えーw まぁ…何か恥ずかしいけどいいか…」
ガシッ
「うわっ、酒臭ぇw」
「私メリー…今あんたの口の中にゲロ吐いてやりたい気分…」
「ちょw誰か助けてwww」
157:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:11:45 JkKA8VDw0
プルルルル
「はいもしもしー」
「……」
「もしもしー?」
プツッ
「?」
プルルルル
「はいもしもしー」
「…ゎ…ぅ…ぇ…」
「もしもーし」
「…!」
プツッ
「何なんだ?」
プルルルル
「もしもし?」
「…ぁ………ぅしろ…」
「うしろ?」
クルッ
「うわあああああ!誰やお前!」
「ぁっ…!ぅー…ぇと…ごめんなさい…」
「急に泣かれても…どちらさん?」
「…!ぁっ!…ぁの…すき…」
「あァ!?」
「…!ひっ!ごめんなさいごめんなさい…帰ります…」
「待たんかいコラ」
ガシッ
「ぁぅ…!」
「お前何勝手に入ってきとんのや。警察呼ぼ。警察。」
158:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:11:59 JkKA8VDw0
「け…警察…」
「そや」
「警察はぃゃ…」
「嫌で済んだら警察いらーん!」
「…!ぇっぇっ…ぅぅぅ…」
「あーもー…そこで泣いとれ!」
ピッポッパッ
「もしもしー?警察ですかねー?あのですねー...」
数時間後
「はい、それではこの子は本官が引き取りますので」
「はいーどうもー」
バタン
「君ねぇ、これで補導されるの6回目。次から監視も強くなるよ」
「えぐっ!ぐすっ!ひっく!」
「…にしても今回は大分ひどく怒られたみたいだなぁ
前は暴行されそうになって自分から交番にかけこんでくるし
その前は東京から名古屋まで連れ去られて迎えに行ったっけ…
まぁ今回怒られただけで済んでよかったと思いなさい」
「ぐすっぐすっ…はい…」
「にしても懲りないねぇ…おっちゃん心配だよ。
たとえ君がお化けだとしてもさ…はぁ…」
159:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:12:10 JkKA8VDw0
「私メリーさん」
「こんちは」
「今駅前に居るの」
「お菓子準備してますね」
「私メリーさん」
「今は…公園の辺りですかね」
「そう…はぁ…」
「どうしました?」
「いやなんか、私達の関係もマンネリ化したなぁって思って」
「うーん…僕はそれでも楽しいんだけれど」
「…やーめたっ!」
「えっ?」
「ふつうの女の子に、なーろうっと!」
1st CAP
GAME OVER
テレッテーレッテーテーテーテレレン♪
160:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:12:22 JkKA8VDw0
メ「もしもし、私。今駅の近くだから」
メ「もしもし、私。今コンビニの辺りよ」
メ「もしもし、もう少しであなたの家の前y あっ!!」
キキィーッ ガン! ガン! ドンッ!
「ちょ、おい大丈夫か!?」
プーップーップーッ
「事故でも遭ったのか…?」
男「あのぅ…」
「はい? うわっ!」
男「おどかしてすいません、メリーの兄です。」
「え?あ、はぁ…」
男「いつも妹がお世話になってます。
あいつ、電話してたら後から車に追突されちゃったみたいで、
こちらに来れそうに無かったんで代わりに私が来ました」
「そうなんですか…ってメリー大丈夫なんですか!?」
男「ん~大丈夫…じゃないですかねぇ
乗ってた原付はダメかも知れませんけど。ハハハハッ」
「いや、ダメだろそれ!ちょ、俺迎えに行ってきます。近くなんでしょ?」
男「えぇ、向かいの交差点です。
おっと俺も電話かかってきた。仕事戻らなきゃ。
あ、妹よろしくお願いします。それじゃ」
バタン
「えええぇ~…はぁ…」
161:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:12:35 JkKA8VDw0
タッタッタッタッ
「あ、居た!おーい!大丈夫か!?」
メ「大丈夫じゃないわよー!見てよこれ!」
「うわー…原付ぺしゃんこだな…で、怪我はないか?」
メ「うん。降りて電話してたから。
そしたら後ろからすごいスピードで車が突っ込んで来てー、原付飛ばされたの」
「まぁお前が無事でよかったよ…相手は?」
メ「それがねー、逃げたのー。ムカつくー!」
「おいおいそれ当て逃げじゃないか…警察呼ばなきゃな」
メ「あ、いいのいいの。相手に直接かけるから」
「直接って…」
メ「久しぶりに遊び甲斐の有りそうな人に会えて私幸せよ…ウフフフフ…」
「(めちゃくちゃ生き生きしてる…心配して損した…)はぁ…」
162:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:12:54 JkKA8VDw0
「私メリーさん。いま後ろにいるの」
私は振り返ったが、メリーさんの姿はなく、ただ巨大な足跡が―
琵琶湖誕生の瞬間である。
163:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:13:12 JkKA8VDw0
「私メリーさん、今あなたの後にいるの」
突然鳴った携帯に出たら。女の子の声で、そう聞こえてきた。
私は、これが都市伝説などで聞いたメリーさんの話なのかという考えが頭をよぎった…
ここで振り向いてはいけない、頭では理解している。しかし身体が勝手に動いてしまう
やめろ、やめろ、やめろやめろやめろやめろ、やめ………
思考は恐怖で埋め尽くされているのに身体が動いてしまう。
何者かに操られるように私は後を振り向いてしまった……
そこには、分厚いコンクリートの壁が見えた。
「私メリーさん、今壁に埋まってるの…助けてほしいの…」
携帯からはか細く泣きそうな声が聞こえてきた。
そして私はレスキューを呼び、メリーさんは無事救出され、何故こんなことをしたのかこっぴどく怒られていた。
164:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:13:21 9fyn2U7Z0
ウニさんお疲れ様でした!!
165:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:13:25 JkKA8VDw0
「私メリーさん、今駅前のコンビニに居るんだけどサンクスだっけ?」
「え?‥‥いや俺ん家セブンイレブンの方だけど」
「私メリーさん、セブン?じゃあさっきの角じゃなくもう一つ先の交差点曲がった所?」
「違う違う。ていうか駅から反対の方向行ってね?そんな駅から離れてない」
「私メリーさん、反対の方?あ、携帯のバッテリー切れ‥‥‥プープープー」
166:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:13:50 JkKA8VDw0
何の前触れもなく、携帯電話が振動する
丁度ウトウトと眠気が差していた所を妨害された俺は半ばキレ気味に携帯電話を開く
『非通知』
迷い無く電源ボタンを押し、通話を拒否する
こういう手合いは電源に出ないのが俺の正義…
だが数分もするとまた携帯電話が非通知着信を告げる
再び電源ボタンを押した俺は、機能設定で非通知を着信拒否に設定した
「ちょっ…何よそれ!」
背後から、声が聞こえた…気がした
携帯だけど、乱筆だけど、書いてみたかったんです;;
耳栓を準備するので少々お待ちを…
167:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:15:04 JkKA8VDw0
「おっぱい…おっ…ぱい…はぁ…おっぱい見たいなぁ…おっぱい…」
プルルルル
ガチャ
「もしもし」
「私メリーさん 今あなたの家の前に居るの」
「メリーさん…?め…メリー…ぃっばい…おっぱい…」
「え、ちょ…何言って…」
「うふふふふ…見ぃつけた…僕のおっぱい…」
「何これ…え…電話切れない…ひっ!」
「今君の後ろに居るよぉ…おっぱいぱい…ハァハァハァハァ…」
「きっ…いやああああ!!」
ガバッ
「はぁー…はぁー…夢…よかった…
今日はやめとこうかしら…」
プルルルル
「ひっ!」
168:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:15:26 JkKA8VDw0
「わらひめりーひゃん……いみゃあにゃにゃのうひほにいひゅのー」
「ああ、おぶってるからな。当然後ろにいるよな」
「もうのめにゃひ……」
「こんなに弱いなら、興味本位で飲ますんじゃなかったな、まったく……」
「あ、でんぴゃー」
「え、ちょっと、うそ、マジで? この状態で転移されたら」
「じゃんぴゅー」
「あ」
「わらひめりーひゃん……いみゃあにゃにゃのうひほにいひゅのー」
「ひゃぁぁあああ!? え、何!? 誰っ!?」
「……す、すんません、お邪魔して」
「な、なんなんですか貴方っ! 人を呼びますよ! ってここ私の部屋なのに、
一体どうやって中に入って……」
「すいませんすいませんすいません、色々事情がありまして! すぐに
出て行きますんで!」
「え、あ……」
「ばっははーい、にゃのー」
「……行っちゃった。……な、なんだったのかしら……」
「……いきなりアレはやめてくれ。俺はともかく、相手の人がマジでびびるだろ」
「ごめんにゃひゃいー……もう、しにゃい……ねみゅ……」
「……寝てていいぞ。家に着いたら、ちゃんとベッドまで運んでやるから」
「そのみゃみゃおしょわにゃいでなのー……すぅ」
「襲うかっ! ……って寝たか」
「……すぅ」
「……襲いそうになる前に、さっさと寝かせてさっさと自分の部屋帰ろ、っと」
終わり
169:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:16:07 JkKA8VDw0
俺の名は目里伊三。今日は行き着けの小料理屋に来ている。
「ニュース見たんだけどさあ。
暴行されて放置された男が凍死したんだって?」
「ああ。この暑いのにな」
ここの店主は少しとうのたった美人で、常連からの人気も高い。
「人間は20度でも凍死するんだよ。昨日は冷えたしねえ」
おかげで寝やすかったけどと店主が笑う。
「しかし、悲しいねえ」
「珍しいな、あんたが人の生き死にを悲しむとは」
俺の言葉に、彼女はまた笑った。
「この暑い中で凍死されちゃあ、ウチの商売あがったりだよ」
「おいおい……」
俺は苦笑する。
と、ガラガラと店の戸が開いた。
「うー、あーつーいー」
「あら、サキちゃんいらっしゃい」
「雪花さーん、かき氷くださーい」
「はいはい」
空のガラス鉢を取り出し、フッと息を吹くと瞬時に氷……いや、雪が現れた。
「わーい」
イチゴシロップをかけてもらいパクパクとかきこむ後輩を見ながら、
俺はため息を漏らす。
俺の名は目里伊三。
行き着けの小料理店『雪の花』に来ている。
ここの店主の名は、雪花。いわゆる、雪女である。
「はあ……サキちゃん本当に可愛いわねえ。食べちゃいたい」
ついでに、百合女である。(性的な意味で)
170:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:16:25 JkKA8VDw0
メリー「ぁ~もしもし?メリーなんだけどさぁ~今からそっち行くから」
俺「・・・・・ガチャン」
俺「んだよ・・・いたずらか」
~数分後~
メリー「ぅぅぅぅぅ・・・なんで・・・何で切ったの?・・・」
俺「・・・・・・ガチャン」
そのときオレは後ろから泣き声が聞こえたきがして振り返ってみた・・・
そこには・・・血まみれの・・・・(ry
171:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:17:24 JkKA8VDw0
今日はここまで
172:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:37:14 aXMiPifK0
おk、俺が確実に通報しとく
ウニさん乙でした!
173:本当にあった怖い名無し
10/08/29 23:50:06 aXMiPifK0
・・・って意気込んだのはいいけれど
通報先ってここでいいのかな?
スレリンク(saku板)l50
スレッド削除とかあるんだけど
>>107-108
通報先教えて!
174:本当にあった怖い名無し
10/08/30 05:25:52 o5H7c8yC0
うーん、読ませるな・・・。
こーなると、メリーさんて邪魔なだけだねぇ・・・。
175:本当にあった怖い名無し
10/08/30 10:37:43 uC6pJtwj0
今回は正当な怪談だったな
緊張感パネェ
176:本当にあった怖い名無し
10/08/30 14:48:11 4jWNPzWr0
うにさんありがと
涼しくなれたよ!
177:本当にあった怖い名無し
10/08/30 18:33:46 qG9weK5n0
うに乙!!!!
次も待ってるお!
178:本当にあった怖い名無し
10/08/30 19:06:09 CG0VpZWt0
ウニさんありがと
179:本当にあった怖い名無し
10/08/30 20:46:18 hJgKG3dh0
メリーの奴って明らかにウニさんが投稿したタイミング見てやってるよね
180:本当にあった怖い名無し
10/08/31 10:26:15 +GcyLpiB0
生ウニさんの投稿、初めて見たけど、話に引き込む力すごいな
正統派に怖い話、久々で良かったです
181:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:34:10 P159265p0
[訪問者]
1/9
彼と会ったのは、6年前。
私が入会してから、2年経ったときのことだった。
会長の”お気に入り”だった私は、他の会員とは異なり、滅多に本部に来ることも無く、会長の下であらゆる事を学んでいた。
入会してから2年間もそんな状態だったので、会長と私の間には色々な噂が流れ、たまに本部に行くと、私は常に好奇の目で見られていた。
そんな時、広報の仕事を学ぶため、当時は課長であった汐崎祐一と出会った。
彼はその時37歳。こちらは22歳という若さ。
私は決して惚れやすい性格でもなければ、年上好きという自覚もなかったけれど…一目で彼を好きになってしまった。
その気持ちは、その後、彼が奥さんと死別していること、一人娘がいることを知っても変わらなかった。
でも…その想いを表に出すことはしなかった。
理由は色々とあるけれど、私の立場と年齢差を考えただけでも、到底、口には出せなかった。
本部長になってからは、完全に”上司”として彼に接した。
プレッシャーに負けないように常に気を張っているけど、彼に対しては特に意識をして、そうしている。
己の武器を前面に出し、上からものを言っていると…”背伸び”をしていると、彼との年齢差が縮まるような錯覚もあったから…。
182:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:36:09 P159265p0
2/9
マンションの自室。
私はソファーで横になり、そんな事を考える。
汐崎さんが監禁されてから、今日で2日が経った。
昨日の夜、彼から言われた事は…ある程度の覚悟はしていたものの、やはりショックだった。
一晩でなんとか立ち直り、今日も普通に…と思ったけど、本部に行って彼の顔を見てしまうと、やはりダメだった。
普段通り上司として話し掛けることもできず、早々に仕事を切り上げ、定時になると、逃げるようにして帰ってきてしまった。
もう、彼からの信用は得られないかもしれない…。
それが悲しい。
考え出すと、落ち込んでいってしまう。
…でもそれでも、約束は守りたい。
真奈美ちゃんとの約束と、彼との…こちらから一方的にした約束も。
あの2人を無事に、元の生活に戻してあげたい。
なんとかして―
カラ~ン…
不意に家のチャイムが鳴る。
もう…誰?
私はノロノロと立ち上がり、ドアホンに向かう。
183:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:38:44 P159265p0
3/9
私「はい…」
声「…高城さんのお宅でしょうか?」
若い男の声。
何かの勧誘かなと思い、備え付けのモニターを見ると、1階の玄関ホールにスーツ姿の男が立っているのが分かる。
知らない顔だけど…と、目を凝らすと、その男は、こちらが見ていることを知っているかのようにカメラを見つめ返してくる。
そこで私は、その訪問者が誰であるかを理解し、愕然とする。
これは…どういうこと?
男「…」
ホールの男は、ジッとこちらを…カメラを見つめている。
間違いない。この男は、写真の―
男「高城沙織さん、ですよね?」
男が私の名前を言ってくる。
私は一呼吸おいて、気持ちを静めてからそれに応える。
私「えぇ、そうよ…。桐谷隆二さん」
184:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:41:42 P159265p0
4/9
桐谷「あぁ…良かった。間違っていたらどうしようかと思いましたよ」
そう言って、ニッコリと笑う桐谷。
私「そう…、良かったわね」
私は頭を、”本部長モード”に切り替える。
この男が私を訪ねてきた目的、意図は、想像がつかない。
特に今の私では…少し情緒不安定になっている私の頭では、考えがつかない。
…でも、桐谷に対しては後手に回っているこちらにとって、弱気なところを見せる訳にはいかない。
桐谷「あの、少しお話がしたいのですが…お会いできませんか?」
話がしたい…、ね。
私「…どこか、外でよろしい?」
桐谷「えぇ。それは勿論。さすがに、お部屋にお邪魔はできません」
照れるように言う桐谷。
どうやら、私が1人暮らしをしているということは知っているようだ。
私「足は…車よね?」
桐谷「えぇ、車です」
私「じゃあ―」
私は、ここから少し離れた場所にある、喫茶店を指定する。
185:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:44:32 P159265p0
5/9
桐谷「あぁ、来る途中にありましたね、そんなお店。分かりました」
私「そこに、そうね…」
私は時計を見る。
19時半。今から…
私「…1時間後で良いかしら?20時半までには着くようにするわ」
桐谷「20時半ですね、了解です」
素直に了解する桐谷。
こうなることは読んでいたようだ。
私「ごめんなさいね。ちょっと、支度しないといけないから…」
桐谷「いえいえ。こちらこそ突然、すみません」
にこやかに応えてくる。恐ろしく友好的だ。
私「それじゃ、後で―」
桐谷「あぁそうだ、高城さん」
私「…何?」
桐谷「誰を連れてきても構いませんから。何人でも…どうぞ」
私「…」
最後にそう言い、彼はホールから出て行った。
186:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:48:14 P159265p0
6/9
何人でも構わない…、か。
今から本部に電話して、10人でも20人でも連れてきて取り押さえる?
…まさか、街中でそんなことができる訳もない。
でも、桐谷を捕まえられれば…事態は収束して、汐崎さんは解放されるかもしれない。
ここはよく考えたい。
そのために、時間を貰ったのだから。
実際に取り押さえるには、何人も要らないだろう。
藤木1人でも事足りそうだ。
でも、周囲に知られないようにするには、副会長の部下が適している…ような気がする。
私は頭をフル回転させる。
一番大切な事は何?
そのために、私は何をすれば良い?
―そうして考え抜いた後、私は携帯を手に取った。
187:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:51:52 P159265p0
7/9
―
20時前に、俺は指定された店に着く。
ごくありふれた普通の喫茶店だが、この時間だと流石に客は少ない。
窓際の席に着いて上着を脱ぎ、とりあえず珈琲を注文しておく。
さて…、と。
鮎川古乃羽、神尾美加、汐崎真奈美…そしてこれから、高城沙織。
思えば、女性とばかり会っているな、俺は。
しかしこういうのも、これで最後になるかも知れない。
今回は今までとは違い、危険な賭けとなった。
高城沙織とは初めからコンタクトを取る予定だったが、少し事態が変わってしまったからだ。
高城沙織が、汐崎祐一に想いを寄せていることは分かっている。
それがあるため、汐崎が監禁されている今、彼女に会うのは危険を伴うことになった。
俺の身柄を確保できれば、汐崎は解放される…。
そう考えて、彼女が強引な策に出る可能性が高まってしまったのだ。
冷静に考えれば、汐崎が解放される可能性などまったく無いのに、だ。
188:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:55:19 P159265p0
8/9
珈琲を飲みながら、高城を待つ。
果たして、誰を連れてくるだろう。
あの…藤木という男か?
…まぁ、それは無いだろうな。
高城が藤木を嫌っていることは傍目にも分かるし、まさか兄貴を殺した男を、弟の俺に会わせるような事はしないだろう。
一番あり得るのは、副会長の部下だ。
連れて入ってくるのは1人。
表で見張る人間が数人。帰りに、俺の車を尾行する人間が更に数人…という形で。
その他には、副会長を連れてくるという手もあるかな。
あの爺さんとは、一度話をしてみたい。
…しかしまぁ、どんな人間を連れてこようと、俺には逃げ切る自信がある。
高城の部屋に招かれたら多少の危険はあったかも知れないが、街中でなら派手なことはしてこないだろう。
今日の目的は、高城沙織がどういった人物か、それを知ることだ。
この件をどう捉えているか。これからどうしようと考えているか。
できれば往来会の内情も詳しく知りたいが、今はそれだけでも良い。
189:赤緑 ◆kJAS6iN932
10/09/01 09:58:28 P159265p0
9/9
20時半が迫る。
まもなく来る頃だろう。
こちらも覚悟を決めなければ。
高城本人は来ない、というパターンもあるが、それも頭に入っている。
常に先手を取るのだ。
それを心掛け、注意しなければならない。
―そして、約束の時刻になる。
…と、店に高城沙織が入ってくるのが見える。時間ぴったりだ。
俺は席を立ち、こちらですよと合図をし…そのまま凍りつく。
…やられた。
最悪だ…。
なりふり構わず、急いでこの場から逃げ出したい気持ちに駆られるが…そんな訳にもいかない。
俺にとって、唯一会いたくない…頭の上がらない人物。
高城沙織に続けて入ってきたその人を、俺は力無く見る。
…それは、汐崎真奈美だった。
190:本当にあった怖い名無し
10/09/01 11:01:50 aILKlsvR0
がーん・・・うにきてた
なぞなぞって前スレの後半になるよね?前スレ見れんかったぁ
誰かがまとめるまで・・・おあずけかぁ、はぁ
191:本当にあった怖い名無し
10/09/01 11:06:33 62XTByDx0
>>190
URLリンク(blog.livedoor.jp)
192:本当にあった怖い名無し
10/09/01 11:11:02 62XTByDx0
田舎後編(贋作)もあるな。
URLリンク(blog.livedoor.jp)
193:本当にあった怖い名無し
10/09/01 11:42:13 aILKlsvR0
>>191
ろくに調べずお手数をおかけしました。
本当にありがとうございます。
194:本当にあった怖い名無し
10/09/01 17:23:00 BdzdSIRg0
>>181赤緑さん乙
サイト行って全部読ませて貰ったよ
続き早くみたい
ウニさんも次の話期待してます
195:本当にあった怖い名無し
10/09/01 18:06:05 xmRE3eJ90
ウニ氏と赤緑氏乙です
毎回楽しませてもらってます
196:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:08:57 yl24ZPFe0
デパートの中は広く、人も多く居た
暫く中を歩いていくとATMが有ったのでそのでお金を降ろして更に歩いて行く
すると広いスペースが空いている所で子供がある人に群がっていた
見た目からみたら背の高さでは大人だろう…そしてガスマスクを被っていた
ガスマスクを被った人と周りの子供達の手には風船
しかも風船といっても、犬や剣や花…勿論普通のもあった
ガスマスクの人は子供達に人気のようだ
197:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:09:03 yl24ZPFe0
その子供達の中に1人だけ何故か目立つ子がいる…
見えているのは背中なので顔が可愛かったとか、服や派手だったりカラフルなわけでもない
とりあえずその子は女の子である事は分かるが何処か違った…
なんといえばいいのか分からない…オーラというやつだろうか…?
ていうかその子を見に来たワケでは無いっての
と、自分に突っ込み買い物の続きを始めた
買い物の続きをしている時にふと気付いた事があった…
赤マント「(…そういえば今の年頃の女の子って指輪付けてんだな)」
…そんな事を考えながら買い物をして……
……終わらせた
デパートから出た時にはもう夕日が照らす時間になっていた
早く帰らないとすぐに暗くなるので急ぐ様に帰る
帰る時の夕日が眩しかった…
198:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:09:16 yl24ZPFe0
「あら?パンが無ければブリオッシュを食べればよろしいんじゃなくて?」
高飛車お嬢様、だけどちょっぴり寂しがりやなマリーさん。
「ん~今日もいい天気!まずはダッシュから!」
スポーツ万能、健康優良活発女子、ミリーさん。
「無理なの。どうせ失敗するの。何もしない方が良いの。」
常にネガティブ。裁縫とかが得意で家庭的なムリーさん。
「私、メリーさん。今、あなたの後ろに居るの。」
這い寄るヤンデレ、不思議な感じのメリーさん。
「モンスターを捕まえて戦え!最強のチームを作るのじゃ!」
モンスター闘技場支配人、モリーさん。
199:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:09:39 yl24ZPFe0
「私、メリーさんをそろそろ卒業しようと思うの」
「ふーん、メリーさんを卒業してどうすんの?」
「どうもしないの。ただ卒業したいの」
「そっか。じゃ、そうしなよ」
「うん…」
「そんじゃ、今度から何て呼んだらいい?」
「うーん…」
「ミリーさん?」
「何か、多重人格みたいで嫌」
「ムリーさん?」
「無理矢理な名前ね。嫌」
「メリーさん?」
「羊の肉、とってもヘルシー。嫌」
「モリーさん?」
「もりくん…。ぐすん」
「ヤリーさん?」
「どこまで行くの?」
200:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:09:52 yl24ZPFe0
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
いつもの時間、いつもと同じように、彼女は現れた。
「また来たか。毎日よく飽きずにやってくるな」
この言葉はひどく彼女を傷つけたようだった。彼女はしばらく、何かを
言いあぐねるように押し黙った。俺が沈黙に耐えかねて口を開こうとした
時、ようやく彼女はその言葉を口にした。
「あなたのことが、好きだから……」
再び静寂がその場を支配した。
「今夜はもう帰りたくないの……」
俺は荒々しく彼女を抱き寄せ、その服をゆっくりと……
「破ァーーーーー!!!!!!!」
その瞬間、荒々しい声が聞こえたかと思うと、メリーさんはすぅーっと
消えていった。寺生まれで霊感の強いTさんだ。
「あの霊は随分お前に執着していたようだ。危ないところだったな」
彼はそう言い残すと颯爽と去っていった。
おいwてめえwww余計なことすんなwwwww。改めてそう思った。
201:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:10:26 yl24ZPFe0
上にあったミリーさんで参加してみる。
「もしもし?
私ミリーさん、いま、あなたの後ろにいるの・・・。」
突然の電話から聞こえてきた声は、女性特有のかわいらしさはあるものの、
何か言い知れない薄気味悪さが漂っていた。
オレは急に身の危険を感じ、ほとんど反射神経のようなもので後ろを振り向いた!
・・・だが、
そこには誰もいなかった・・・。
いったい?
からかわれたのだろうか?
電話はまだ繋がっているようだ・・・。
「
202:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:10:31 yl24ZPFe0
誰も・・・いないじゃいないか・・・。」
オレはそのまま、辺りを確認すべく足を踏み出した。
「きゃあああああ! ダメェェェ!!踏まないでぇぇぇ!! 踏んじゃダメェェ!!! きゃああああああ 」
プチッ!
えっ?
・・・・
ツー、ツー、ツー、ツー・・・。
電話は切れてしまった・・・。
いや、それよりも・・・足の下のあの感覚・・・。
まさか・・・
そーっと、右足を持ち上げると、
そこにはミリーさんの・・・ry
この事件がトラウマとなり、オレは二度と女の子と口を聞くことができなくなった・・・。
203:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:10:45 yl24ZPFe0
「はぁ・・・いいなぁ・・・ウチにもメリーさん来ないかなぁ・・・」
デッデケデケデケ
「んだよこんな時間に・・・職場からか・・・はい、もしもし?」
「・・・私、メリーさん」
「ちょ、え、あう(キタ━(゚∀゚)━!!!!!)」
「い、今からね、あなたのお家に行くから」
「は、はい!待ってます!」
「え? あ、あぁ、ありがと。じゃ。」ガチャン
うおお。 何か知らんが俺のところにもメリーさんキタ。
メリーさんてあんな声なのかぁ・・・萌えボイスすなぁ・・・
・・・さて、いつ来てもいいように部屋を片付けるkピンポーン
「早っ」
まぁ、いいか。 きっと気が付いたら後ろに立ってたりするんだ。
今から片付けても一緒だろう。
「はいはーい、今開けるからねー」
204:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:10:56 yl24ZPFe0
ガタンッ
ドアノブに手をかけた瞬間、僕の背後で物音がした。
きっと、そこにはメリーさんが居るんだろう。僕のメリーさん。
可愛い可愛いメリーさん。
「痛ってぇ!」
可・・・愛いメ・・・リーさん。
「ちょ、挟まったし!マジ無理マジ無理!助けて!」
振り向きたくなくなってきた。
205:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:11:12 yl24ZPFe0
恐る恐る振り返ってみると、
脚立を置くために開けておいてある80cmほどのタンスと壁の間に
メリーさん・・・だと思われる人物が挟まっている
成人男性なら少々窮屈な思いはするかもしれないがつっかえたりしないと思うが
白鵬と呼んだ方が正確そうなガタイの彼女はぎゅうぎゅうに詰まってしまっている
「ちょちょ、ちょっと!見てないでこれどかしてよ!」
白鵬に不意に呼びかけられて現実に帰った。
「お、おぉ」
頭は混乱したままタンスを引っ張ってみる・・・がビクともしない。
確か搬入の時大男二人が担いできてたな・・・
「重くて俺だけじゃ動かせないよ、せーのでこっちに押してくれるか」
「オッケオッケ!なんでもいいから早くして!」
「よし、せーのっ」
ドガン!
206:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:11:25 yl24ZPFe0
一瞬何が起こったか良くわからなかったが引っ張った瞬間
凄い勢いでタンスがこっちに倒れこんできた
上部が壁に突き刺さっている。俺は尻餅をついたおかげで無事だったが・・・
「いやー、いっつもドアから入れねーから後ろ来たら
つっかえちゃってビックリした! つかあっつ!」
横綱はシャツをパタパタさせながら息を荒げている。
「あの・・・メリー・・・さんですか?」
タンスの下から這い出ながら恐る恐る聞いてみた
「そう!そうよ!私がメリーです!トゥース!ww」
親指みたいな人差し指を付き立てながらにこやかに笑うその顔には
重油みたいな汗がたっぷり染み出していた。 死にたい
207:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:11:43 yl24ZPFe0
ザーー・・・
外は雨か。 結構強い雨の音がだんだん強くなってくる。
眼が覚めてきた。
「ふぅー・・・暑いな・・・」
身体を起こすと、シャツが汗だくだ。
まぁ最近暑いからな・・・・・・ ・・・ ・・・ いや違う。
左半分だけ特にぐっしょりと濡れている。
「・・・」
無言で自分の左側を見やると夢から覚めて現実に、そして悪夢へと戻された。
無意識に布団だと思ってた大きい塊は、・・・メリーさんだ。
208:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:11:57 yl24ZPFe0
そうだ、昨日あれから早く帰って欲しかったのだが、
メリーさんルールだとかよくわからない理由でとりあえず
当日帰るわけには行かないということで強引に俺の部屋に一泊することになって
暑いのとヤケになったのでビールをいくらか飲んで
寝る場所が無いからと言うので俺は床で寝ようとしたらベッドに引きずりこまれて
最初は抵抗したんだが、甘い可愛らしい声で誘われて、
だんだん酔いが回ってきて彼女の顔もよくわからなくなって、
スレに書かれてた可愛らしいメリーさんのイメージが浮かんでくると
そのうち悪い気もしなくなってきて・・・
・・・そこから記憶がない。俺は・・・・・・いや、その先を詮索するのはよそう・・・
「私、メリーさん 今ダーリンの後ろに居るの」
どうしてこうなった・・・
209:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:12:30 yl24ZPFe0
「なぁ、そろそろ帰ってもいいんじゃないか」
結局今日は体調不良を理由に会社を休んだ。
まんざら嘘というわけでもないのだが。
「えー なんでそう帰そうとするのよー
彼女居ないんでしょ?もちょっといいじゃなーい」
横綱にうりうりされる。いかん。このままでは寄り切られる。
「だいたい、メリーさんて何しに来るんだよ!」
「まぁデリヘルじゃないからこういうのは稀だけどねー」
「くっ・・・ちくしょー!もういいから帰れよ!」
半泣きになりながら叫ぶ。もう恥もクソもない。
「何よー!言われなくたって帰るわよ!バーカ!バーカ!童貞!」
「うるせー!肥満体!メタボリックシンドローム!」
バタン!
あんなメリーさんでも、いざ居なくなると寂しいな・・。
・・・! いかんいかん! 感傷に浸ってたらひょっこり戻ってきそうだ。
はぁ・・・それにしても、とんだ災難だった。
一人の人間の一生のうち、メリーさんが来る確立ってどのくらいなんだろう。
某メリーさんスレを読みながら考える。
もしかして、俺の一生でやっと来たメリーさんがアレで、
そしてもう2度と来ないんじゃないだろうか。
そう考えると物凄く人生が暗く思えてきた。涙も出てきた。
「はぁ・・・メリーさん来ないかなあ、可愛いの」
210:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:12:43 yl24ZPFe0
デッデケデケデケ
「ん? 上司からか・・・明日は出ますって言っとくか・・・もしもし」
「もしもし?私メリーさん」
「え、あ、ちょう(またキタ━(゚∀゚)━!!!)」
「今、あなたの家の前に居るの」
頭の中にふと黒い記憶が蘇る。
もしかしてアイツじゃないのか。声は違うようだけど・・・
無言で玄関まで歩いてドアスコープを覗いてみる。
「あれ・・・」
そこには確かに携帯を持っているメリーさんが居た。
今度は・・・可憐な美少女だ。
「お待ちしておりました」 ガチャッ
「えっ!? ビックリした・・・えと・・・おじゃまします・・・」
神はもう一度チャンスをくれた。 今度こそ、今度こそ
あの忌まわしい記憶を振り払って俺にもバラ色のメリーさんライフが訪れる。はず。
~まともなメリーさんが来ない 第2話~
211:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:13:03 yl24ZPFe0
彼女を丁重に部屋に迎え入れる。
ふいにベッドの上が大変な事になってるのに気が付いた。
「あ、あ、あ、あ、えーと、ちらかっててごめんね、エヘヘ・・・」
「いえ、私こそ急に来てしまってごめんなさい・・・」
望むところです。
「ま、まぁ座って・・・お茶でも出そうか・・・」
「あ、えと・・・はい・・・お願いします・・・」
彼女はちょこんと可愛らしく座って僕を見ている。
これ。これですよ。これを待ってた。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
お茶を出して対面に座る。
「あの・・・いきなり来て申し訳ないんだけど、ひとつ謝らなきゃいけないことがあって・・・」
「え?」
「あの・・・メリーさんルールっていうのがあってね」
その単語を聞いた瞬間目眩が起こり倒れかける
「わっ!だ、大丈夫!?」
「あ、あぁ大丈夫・・・ちょっと寝てないだけさ・・・
んでアレだろ?一晩帰っちゃいけないってルールなんでしょ」
「え、えぇそうなの。 ・・・知ってるの?」
そう。知ってる。 また目眩が起きそうになった。
・・・それにしてもそんなルールがあるなんてスレには書いてなかった。
最近出来たのだろうか。
「ちょ、ちょっといろいろあってね・・・まぁ狭いけどゆっくりしていってもらえたら・・・」
「いろいろありがとう」
好感触。 横綱もこの為の予行演習だと思えばよかったのかもしれない。
212:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:13:17 yl24ZPFe0
「もし寝るんなら、ちょっと今ちらかってるけどベッド使っていいから・・・」
不意に口走ってしまったが、ヘンな意味に取られないだろうかと不安になる。
妙にガッツくことに抵抗がなくなっててやっぱりマイナスだったかも・・・
「あ、ありがと・・・でも出来たらね、朝までお話したいな」
「へ?お話?」
何をガックリしてるんだ俺は。
「うん。私ね、絵を描くのが好きなの。
だからあなたにも描いた絵を見てもらいたいし、
あなたが今まで見た美しい風景のお話なんてしてもらえたら
きっとこれからまたいい絵が描けるな、なんて
・・・あっごめんなさい・・・私のことばっかり喋っちゃって・・・」
いいんです。 大好きです。
「いや、全然いいよ! 俺も、絵は好きだよ」
「ほんとう?」
彼女の表情がぱっと明るくなる。カワイイ。
213:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:13:40 yl24ZPFe0
それから朝まで絵の話をした。
彼女が書いたイタリアのなんたら川の風景画とか
中世の偉大な画家の話とかうんたらかんたら
まず絵が好きだってのがウソなので話を合わせるのに苦労したが
ロンドンがフランスの首都だとか言ってしまっても
彼女は笑ってくれた。
ヨーロッパの知識なんてセリエAにベッカムが居るとかしか知らない。
「あら、もうこんな時間・・・」
「ほんとだ 早いね」
物凄く長く感じたがでも彼女の笑顔を見てるのが楽しかったので苦にはならなかった。
「もう帰らなきゃ・・・」
「え、もう帰っちゃうの?」
「えぇ・・・あ、そうだ。そういえば私今度個展を開く事になってね」
彼女は鞄の中をゴソゴソし始めた。
「はい、これ」
手渡されたのは、1枚のチケット
「初めての個展なんだけど、昔お世話になった先生がよくしてくれてね、
街中で開けることになって・・・なったんだけど、緊張しちゃって・・・
214:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:13:51 yl24ZPFe0
もしよかったら、見に来てくれない?
あなたが居てくれたら、安心・・・する・・・から」
「いいいい行くよ!きっと行く!」
むしろガードマンになる勢いで一日君を守るよ。
「ほんと!? ありがとう!」
嬉しそうに笑いながら両手で僕の手を握る。
彼女の手はやわらかくてあったかい。
「へへ・・・お安い御用さ・・・」
俺マジイケメン。
「それじゃあ、会場で待ってるから。約束よ!」
「あぁ、楽しみにしてるから!」
僕らは指きりげんまんをして別れた。
待っててくれメリー。 僕が君の個展を成功させてあげるよ。
215:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:14:11 yl24ZPFe0
個展当日 ・・・開場4時間前。
流石に早く来すぎた。
もし準備してたら手伝ってあげようと思ったのだが
準備はどうも昨日終わってるらしく今日は開場を待つのみだ。
そりゃそうか・・・
デッデケデケデケ
「もしもし」
「もしもし、私。」
「あぁ、おはよう」
不意に肩をぽんぽんと叩かれる
「うわっ!ビックリした!」
「ウフフフw もしかしたらあなたかな、って思ったら、やっぱり」
どうしよう。早く来すぎて恥ずかしいのだが。
「えっと、その・・・準備してたら手伝おうかなー・・・なんてね・・・w」
「ありがと。 今は中でスタッフが休憩してるから、よかったら一緒にコーヒーでもどう?」
願ったりかなったりだ。 少し眠くてコーヒーはありがたい。
「あぁ、そうするよ」
僕らは施錠されているビルの裏口地下駐車場から入って
5階の個展準備室に入った。
216:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:14:24 yl24ZPFe0
「し、失礼します・・・」
「やあ、よく来てくれたね、君がメリーの話してた」
初老の男性がにこやかに歩いてくる。
俺の話?
「あ、あぁそうか、君は知らないのか。まぁコーヒーをどうぞ」
「いただきます」
パイプ椅子に座り、コーヒーを受け取る。
「この人が、私が話してた先生」
「どうも、初めまして。」
「初めまして。」
そういえば絵を描きそうな顔をしている。
「実はね、私も・・・その、「メリーさん」の一族なんだよ」
ボフッ! コーヒーを少し噴出してしまった。
「あ、あぁすまない急にこんな話をしてしまって」
「いえ、いえ、いいんです。なんとなく聞いた事ありますから。
男性のメリーさんもいらっしゃるって。」
ソースは2ch。
「うん。実はそうなんだ。 そして私は彼女に絵を教えてね、
我々が人間の世界に、都市伝説としてではなく、一人一人の人間として
受け入れてもらえるようにとこの個展を開いてみたんだ」
「へぇ、そうなんですか どうりでメリーさんの話も熱がこもってました」
彼女が照れている
217:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:14:36 yl24ZPFe0
「・・・でも、何でまたメリーさんが」
「まぁそれなんだがね、恐らく普通のやり方では、芸術レベルの高い昨今では
そうウケないだろうと、残念ながら考えた。
そこでまずは都市伝説の通り電話で現れて、個展に誘ってみることにしたんだ。
まさかメリーさんが、個展に招待しに来るなんて思わないだろう?」
「え、それじゃあ結構回ったんです?」
「そうだな、彼女だけじゃないが営業ということでここ数週間いくらか」
営業だったのか・・・またまたガックリする。
だが彼女らの夢を応援するというのも悪くないんじゃないか。
気が付くと開場10分前になっていた。
「よし、そろそろ開場の準備するぞメリー」
「はい、先生」
「僕も何か手伝います」
二人が入り口の方へ歩き出したので慌てて後を追った。
218:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:15:03 yl24ZPFe0
大通りから少し入った雑居ビルが会場ということもあり、
ちらほらと客が入ってくる。
メリーと先生は、客に絵の解説をする為に忙しく回っている。
僕はというとすっかりスタッフ気分だ。
お客の誘導から売れた後の棚に次の絵を持っていく手伝いをしたりしている。
「ふぅ、少し休むかな」
昼前になり、することも無くなったので休憩することにした。
会場内で座ってるのもマズいので、準備室の袖口の目立たないところに引っ込んだ。
「はぁー メリーも頑張ってるな~ ・・・ん?」
何やら後ろの方でひそひそ話が聞こえる。
悪いと解っていながら聴いてしまう。
「・・・それで、どうだ 成績は」
「まずまずといったところですね、今はだいたい8割、残りの客もまぁ大丈夫でしょう」
「そうか、後は・・・あの手伝ってる奴だけだな」
「彼は最後まで残ってるでしょうから、・・・まぁとっておきを」
「フフ、そうだな」
なんだろう。恐らく俺の事だろうけどとっておきって。
219:本当にあった怖い名無し
10/09/01 20:17:35 JDSqQ6nc0
ウニさん、今週末は来てくれるかねぇ
220:本当にあった怖い名無し
10/09/01 21:52:18 uvWgIFIm0
これだけ荒らされるともう、ウザいを通り越して笑えてくるのを通り越して笑えない。
221:本当にあった怖い名無し
10/09/01 22:30:18 yl24ZPFe0
ゴメンなさい
客観的に見てみたらすごい幼稚なことしてたと実感したわ
もう辞めます
本当にすいませんでした
222:本当にあった怖い名無し
10/09/01 23:22:39 +QfxhEL/0
メリーをNGにすると凄くすっきりする
223:本当にあった怖い名無し
10/09/01 23:36:29 dqh1knaXP
ウニのトリップでソートする方がもっとすっきりする
224:本当にあった怖い名無し
10/09/01 23:53:47 uvWgIFIm0
最近は高速スクロールどころか、shift押しながらスクロールバーを押すようにまでしてたわ
225:本当にあった怖い名無し
10/09/02 15:16:08 8ZnmP1x70
専ブラ使ってないの?
226:本当にあった怖い名無し
10/09/02 16:32:28 lMKHG54w0
メリーさん、面白いのに
少なくても赤緑よりよくできてる
ああいう三文小説まがいより笑わせてくれるパロディの方がいいよ
ウニに比べて赤緑へのレスがショボすぎてかわいそうだろw
227:本当にあった怖い名無し
10/09/02 16:39:51 xd/yJ4V+P
赤緑はまだコテつけてるから読みたくなければ読み飛ばしやすい。
だが、メリーは目立ちたいくせにコテを付けてないからウザイだけ。
コテをつけてくれれば、即座にNGに放り込んでやるのだが。
228:本当にあった怖い名無し
10/09/02 16:52:35 1rGgyf8aP
ウニ以外は自動保守装置扱いのスレで何をおっしゃるやら
229:本当にあった怖い名無し
10/09/02 20:27:02 XB5WzFEE0
赤緑はオカルトからどんどん遠ざかってるし、スレ違いの域に来てるよな
230:本当にあった怖い名無し
10/09/02 20:40:41 u4BRYecH0
けどちゃんと自分で書いてシリーズ物として投稿してるなら全然いいだろ、読んだことないけど
231:本当にあった怖い名無し
10/09/02 20:50:38 JXi3xvqo0
オカルトじゃないなら板違いだろ、読んだことないけど
232:本当にあった怖い名無し
10/09/02 22:29:28 k+qvbqJj0
一応は霊感持ちが出てきてるしオカルトだろ
233:本当にあった怖い名無し
10/09/02 23:18:09 dgNE56oh0
>赤緑作品
霊感持ち大活躍のシリーズですよ
まあ完全に創作だし、好き嫌いは別れる所ではありますが
嫌なら読まなきゃいいんです
俺は大好き!
234:本当にあった怖い名無し
10/09/03 02:22:22 gMIYxG8j0
そうそう、嫌なら読まなきゃ済むレベルの投稿頻度だから全然いい
ほんとに読んでなくてこういうこと言うのもチョット申し訳ないがな
235:本当にあった怖い名無し
10/09/03 21:43:43 gbhYys9G0
批判をする上で失礼の無いように今回の赤緑先生の作品をじっくり拝見させて頂きましたが、全く面白くない上にオカルトでもないですね。
オカルト系の話を構築する上で不可欠と思われる緊張感を演出する文章の才能が欠落しているようです。
そしてこの作品を例えるなら、やめる時期を見誤って何年もだらだらと連載を続けているジャンプ漫画です。
昔の赤緑先生はそれこそ「学芸会の台本」と酷評されており、実際その通りだった訳ですが「状況描写をしっかり書け」というようなレスを受けて大分マシになったと感じます。
これには先生も感じる所があったのだと思います。才能の無さを実感したのだと思います。それでも努力したのだと思います。
しかし、それでも足りません。
「 読 ん で な い け ど 」残念ながらこれが先生の作品の本質なのです。まさに多数の人に読み飛ばされるジャンプ漫画です。
先生の作品を読んで生暖かい応援をしてくれる読者の方は若干名いらっしゃるようです。
そのファンの方に「ストーリーのあらすじを書いてみろ」と言っても、誰も書けないと思います。思い出に残るシーンは?と言われてもきっと書けません。
そして大半の人は興味もありません。なにしろ大多数が読んでいないのですから。
その理由は何でしょうか。
読者に伝えるべきものが何も無いからです。私も酷評する上で先生の作品を読み返しましたが、作者が何を考えているのか、何を伝えたいのかさっぱりです。
それどころか作品に一番力を入れている所さえも見えて来ません。キャラなのか、恐怖なのか、描写なのか、ストーリーなのか全くわかりません。ただのオナニーです。
面白いとか言ってるのは他人のオナニーを褒め称えて性的興奮を覚える変態野郎です。
プロのように書けとは言いませんが、最低限、人に読んで貰える文章を書くにはどうしたらいいのか考える努力をしましょうよ。
まあ読み返したのは嘘だし興味もないしどうでもいいけどね。
あ、でも>>233が赤緑本人じゃないのならどの辺が大好きなのかkwsk教えて欲しいね。
アレ読んで大好きと言える感性が凄いと思うし。幼稚というか、ろくな本読んだ事ないのだろうね。
236:本当にあった怖い名無し
10/09/03 23:00:47 lCLdjxZm0
確かに、読まないから毎回ズルンとスクロールするの大変だし、
今回みたいに、ウニさんの書き込みが流れちゃうから迷惑だしね。
237:233
10/09/03 23:03:45 APuVgnkI0
俺、参上!
そうねえ、どこが好きかといえば一人称の立場がクルクル変わるパズル的、ゲーム的なところでしょうか
いわゆるザッピングの手法ですね
デジタルノベルやゲームで使われていますが、読み物では斬新だと思います
今まで完結した話をみれば、伏線回収はバッチリ決まってて安定感はあります
読みづらいのも台本仕立てなのもザッピングありきの構成だからでしょう
好き嫌いは分かれるでしょうね
嫌いな人は嫌いでいいと思いますよ
読まなきゃいいだけで
その為のコテトリでしょ
全く面白くないのはいいとして、オカルトでもないとは頭沸いてんじゃネーノと思いましたが、読み返したのが嘘でしたかw
それは良かったw
238:本当にあった怖い名無し
10/09/03 23:14:21 APuVgnkI0
感想書くのも大変w
投稿者の皆様には本当に頭が下がります
239:本当にあった怖い名無し
10/09/03 23:36:34 VW17+JVy0
赤緑は初期の悪霊視点の頃がピークだった
240:本当にあった怖い名無し
10/09/03 23:45:44 MxDk9Py5P
誰もいないこのスレで、何でそうまでして必死で追い出しかけてるのか分からん。
241:本当にあった怖い名無し
10/09/04 06:19:08 NvsJ19Nh0
読んでない人はいつもどおり読み飛ばせばいいのに、なぜ読んでる人の個人的な感想につっかかる
俺としては正直確かに面白いものとは思わんが、好きで読んでる人がいてもいいんじゃない?
242:本当にあった怖い名無し
10/09/04 10:26:58 wnOL1iAk0
>>237
ストーリーの事は完全スルーワロタw
褒めるところがない小説の典型的な批評がこういう感じだよな
特に「斬新」とかw
というか、何度も言われてるけど自分のブログ持ってるんだろうに、なんでそこだけでやらないんだ?
メリーさんと同じように負荷かけてるだけだから辞めたほうがいい
こんだけ読んでない人がいるんだから需要ないんだろう
嫌なら読むな、じゃなくて読みたい人はブログ行けばいいんだし
なんか間違ってるか?>>223
243:本当にあった怖い名無し
10/09/04 10:43:15 wnOL1iAk0
>>241
本当につまらない、と思える作品群を「面白い」と言う人に対して「どこがだよ」と疑問に思うのはおかしい事なのか?
244:本当にあった怖い名無し
10/09/04 11:25:20 0ED3VoiT0
コピペ荒らしをやめたと思ったら今度はまた「赤緑出てけ」を繰り返す作業に戻ったのか
ほんと成長がないなお前は
ブログ持ってるからってここに投稿して悪いこともないだろうが
ほんともうやめろってみっともないから
245:本当にあった怖い名無し
10/09/04 12:07:37 wnOL1iAk0
おいおい今度は自演扱い?
良いとか悪いとか言ってるんじゃないよ
ブログで読めるのにここに投下する理由教えてくれよ赤緑先生
246:本当にあった怖い名無し
10/09/04 13:25:21 gPcn/vkU0
まーた始まった
247:本当にあった怖い名無し
10/09/04 15:08:37 wBuKSc270
個人の好き嫌いをどうにかして普遍的にしようと必死な様子
いやまあ俺も読んでは無いけど、別にいても良いだろ
248:本当にあった怖い名無し
10/09/04 15:53:36 mr/w4ryv0
保守代わりに定期的に投下だけして去って行く赤緑△
249:本当にあった怖い名無し
10/09/04 16:01:47 rRMdoEU50
>>疑問に思うのはおかしい事なのか?
疑問に思うことはおかしくねーよ馬鹿かw
ただお前は自分がやっていることが「疑問に思ってるだけ」だと思ってるの?
好きで読む人がいるかもしれない、ここで初めて読んで興味を持つ人だっているかもしれない。
そういう人の好奇心や感性を侮辱し、一方的に喧嘩フッかけるのが「疑問に思うこと」だって?w
そもそも、荒らしに比べて赤緑は全然良いよな→「赤緑大好きだよ」って人の書き込み
ってだけの流れだったのにお前が一人で勝手にややこしくなるようなこと言い始めただけ。なに?唐突に>>235こんなん書いちゃって。
250:本当にあった怖い名無し
10/09/04 18:17:50 mfhbx5qW0
約一名、スレ発端からずーーーーっと粘着してる人がいるよね。
誰とは言わないけど。何かこのスレに恨みでもあるの?
見るのが苦痛なら、無理して見ることないのに。