10/10/02 03:02:01 wmChX1yA0
>>818
たしかにヤクザな人たちが後世の人たちによって美化されることは世界中であります。
次郎長、忠治にしても同時代をその土地で生きていた堅気からは恐れられ嫌がられる存在だったはず。
たとえば、江戸の目明かしで有名な銭形平次がいます。
現代では正義のヒーローのように描かれいる平次親分ですが、ヤクザものの十手持ちだったのかもしれません。
ルパン三世では、彼の子孫は警察官になっているので被差別部落民の階層からは脱出できたのでしょう。
明治維新において平次親分たちには、2通りの進路が開けました。
市中の警備、罪人の逮捕の延長として警察官として明治政府に採用された人たちです、今となっては幸運な人たちですね。
それに対して、みかじめ料を徴収し街の警護をやり続けた人たちが現在のヤクザになったということです。
江戸時代の十手持ちは、町民からは嫌われ恐れられた存在であり、けっして正義のヒーローではなかったのです。
同じようにアメリカの保安官が、十手持ち同様に私腹を肥やすヤクザな存在だったのと同じなのです。
ゴッドファーザーに描かれた貧しいイタリア移民たちが集団的暴力によって巨大化しマフィアになったのも同様です。