10/10/14 17:46:56 XmRYZMVR0
「うしろの百太郎」は、「全くあの世の事を信じない」人のためにあるもの。
言わば、物理的思考に凝り固まった30年以上前の日本人のためにあるもの。
戦争で負けた瞬間、「神も仏もいない」という日本人の風潮を変える役目だった。
その意味で、「恐怖新聞」などと共に、「人々の関心を振り向ける」開拓者として
の功績はあったが、それでこの漫画の役目は実質終了。最初の一歩からの
人に向けた、古典と化した。
しかし、物理的なものはすべて「お遊び」にしか過ぎないし、あの世を信じ
られるようになれば、新たなステップが必要なのだ。
「うしろの百太郎の『霊界描写ミス』」の一つとして、スェーデンボルグの
霊界描写を、そのまま信じて「天国と地獄に分かれている」としたところ。
これも、本当に霊界に詳しい人が見たら、「つのだ先生。間違えてますよ」
と言いたくなる。ただし、善意の行動による間違いだから、つのだ氏に
罪はない。入門編としては確かに優れているからね。子供向け漫画としては最適。