10/09/29 11:28:50 Dmf9yn000
こんなのでもいいのん?
鎌倉~室町あたりの話で、とある武士が怪我をしている大ガラスを見つけた。
気の毒に思った武士はそのカラスを手当てしてあげたが、そのかいなくカラスは死んでしまった。
その武士はカラスをねんごろに弔ったそうだ。
その後その武士は戦に出た際、敵に囲まれて孤立してしまった。
そのとき、黒塗りの鎧をきた見知らぬ武士が数人現れて助太刀してくれたので、
敵中を突破することができた。
武士は礼をいい、名を尋ねると、黒塗りの武士は、
「私はあなたが弔ってくれたカラスの子です。父を弔ってくれた恩を返すべく、
一族郎党を従えて参上しました。」
というと見る間に姿をカラスに変えて飛び去った。
カラスは親に対し餌を運ぶなどと血のつながりを大切にするので、そのような
義理堅い行為に出たのだそうだ。