10/08/27 14:35:25 3bVeOFgX0
狼が人を襲う事が少ないって説は、根拠になっていた記録のいい加減さがばれた事と、
最新の観察結果から、近年見直されてる
でも、それは主に西欧での話で、日本の場合は家畜の害が理由とはいえ、絶滅させる
ほどではなかったよなあ……
これだけじゃなんなので、祖母から聞いた小ネタを
年老いても健脚の祖母は、半径四キロほどの活動域を基本、全て歩きで踏破していて、
範囲内の抜け道とかは家族の誰より良く知っている
でも、そんな祖母が一箇所だけ絶対に行かない場所がある
それは昭和初期に作られた橋で(今は二代目)そこを通ると大幅にショートカットできるのに、
わざわざ遠回りして歩いて行く
理由を聞いたら答は「馬の首」が出るから、だった
子供の頃、その橋にお化けが出るという噂が広がったのだが、祖母はそれを信じなかった
のだそうだ
ある日、対岸の親戚の家に祭りに呼ばれた帰り、一緒に行った従姉妹は怖がって遠回り
したが、祖母だけはその橋を渡ることにした
すると、もうすぐ橋を渡り終えるというところで、いきなり川の方から何かが飛び出してきて
祖母の方へ向かってきた
よく見るとそれはぼんやり光る「馬の首」で、祖母は家に着くまで、嫌というほど追い掛け
回されたそうだ
なぜ、そんなものが出るのか、他の人は何を見たのかなどのサイドストーリーは何も無い
ただそれだけの話なのだが、普段は何事にも動じない祖母が、怖がる唯一のネタなので
昔、本当にそこで何かあったのだろうと思っている