今昔妖かし奇談at OCCULT
今昔妖かし奇談 - 暇つぶし2ch124:本当にあった怖い名無し
10/11/10 23:16:25 Ak9g0sNr0
>人か妖怪か
何で妖怪なんだ?
それを言うなら幽霊だろ。
安易に妖怪とか使いすぎ。

125:本当にあった怖い名無し
10/11/10 23:34:01 GVBAlD4Q0
昭和の初め、和歌山の山奥に男が薪拾いに出かけた
いつもの行動範囲より少々奥に分け入ると、森の中にぽっかり開けた空き地に出た
中央に大きな岩棚があったので、座って弁当をたいらげ一休みしていると
森の中から2mを超える大きな男が現れた
獣の皮を纏い、背中に薪を背負った大男の顔には額に大きな目が一つだけ
男が驚いて見ていると、隣に腰かけた大男が口を開いた
「煙草があったら一本くれんか?」
持っていた煙草を差し出すと美味そうに一服する大男
「こんなところに何しに来た?」と尋ねられたので、薪拾いに来たことを話す
「どこから来たのか」と尋ねる男に
「お前たちが入ってこれんような、ずーっと先の方から来た」
「今日は久々にこんな場所まで足を運んでしもうた」
その後、しばらく話しこんだ後、それぞれ元来た道へと帰って行った
後日、何度かあの岩棚を目指したが、一度もたどり着くことはなかった

126:本当にあった怖い名無し
10/11/11 15:39:33 KHKsFrcp0
>>125
ギガンテス?

127:本当にあった怖い名無し
10/11/11 17:05:36 Oe4l4kXd0
山女ってのもいるね。
山人にさらわれた里の娘と聞くが

128:本当にあった怖い名無し
10/11/11 23:59:03 ufExFyPcP
日本昔ばなしの怖いやつですね。

129:本当にあった怖い名無し
10/11/12 01:02:09 yUxBfan20
一本ダタラとは違うの?

130:本当にあった怖い名無し
10/11/13 04:11:57 8tq++UGPP
この話は、とある男と女に降りかかった奇妙な出来事を伝えたものです。
こんな事ってほんとにあるのだろうか?と思う、そんな話です。
出典は、今昔物語です。


今は昔、京の都から東へ下る男がいた。
途中、その男は、にわかに激しい淫欲を生じ、女が恋しくなった。
半ば狂いそうになるなか、大路の傍の垣根の向こうにある大根畑へと足を踏み入れた。
時分は神無月、大根はみずみずしく肥えて、その男の淫欲をさらに刺激してしまった。
その中の一本を引き抜くと、穴を穿ち、交わって淫欲を満たした。
用済みの大根を捨てると、男はふたたび東国へと続く路へと戻ってしまった。

そののち、畑の持主の女が大根畑へやってきて収穫していたところ
穴の開いた奇妙な大根が藪に打ち捨ててあるのを見つけた。
半ばしなびていたものの、勿体無いと思い、その場で食べてしまった。

そののち、女は懐妊し、やがて男児を産んだ。
「まだ男の人にさえ近づいたことは無いのに。あの大根のせいかしら」と悩み倦んだものの
どうすることもできず、女の手一人で子供を育てるほかなかった。

一方で、男、ひさしぶりに京へ戻ろうと、従者を連れて再び大根畑の路へとさししかかる。
男は従者に「昔ここで大根と交わって淫欲を満たしたのだ」とおもしろおかしく語っていたところ
偶然にも畑仕事していた女の耳に入り、女はすぐに男のあとを追って「これこれの理由で妊娠した」伝えた。
男は女の話を荒唐無稽に思ったものの、女の辛辣に話す仕草をみて、せめて女の子供を一目見ようと
家まで赴くと、なんと男児は男の面影に瓜二つ。
「斯様なことがあるものか」と京へ戻るのをやめて、女を妻に娶り、ここで一生暮らすことにしたのだった。


“されば、男女は、たとえ交わらずとも、身に内に淫水(精液)が入れば、斯様に子供が生まれるものだ―
と、かくは語り伝えた由である"

131:本当にあった怖い名無し
10/11/13 10:23:45 IlzmWe6a0
>>130
そんなこと無いに決まってるだろ。
今も昔も理は不変じゃ。


132:本当にあった怖い名無し
10/11/13 10:52:55 6N8zvmKL0
「コンニャク畑」に入ってたらさぞや気持ちよかったものを
ふぉっふぉっふぉ

133:本当にあった怖い名無し
10/11/14 03:26:02 SuoiZ5bBO
やまだくぅん
座布団1まい! うまい!

134:本当にあった怖い名無し
10/11/14 05:31:58 ZbadXlHq0
これがデキ婚のはしりである。

135:本当にあった怖い名無し
10/11/15 22:09:47 t3DREjRPO
>>124
妖怪って言葉を安易に使ってるとは違うと思うけど。
感覚的なものだから人によるんだろうけど、人間の集団行動を映す、っていうのはなんだか幽霊とは別な気がする。
その辺りになんかの理由で葬式の最中に行列が全滅したとかって話があるならともかく。


136:本当にあった怖い名無し
10/11/15 22:32:10 O1xNdWf20
まず幽霊と妖怪の定義を語れや。違いをな。

137:本当にあった怖い名無し
10/11/18 19:51:28 DuYIXtgH0
秋の月夜
雅楽をかけ、ランプの燈火を便りに
泉鏡花の本や奇譚集を読む

138:本当にあった怖い名無し
10/11/24 20:43:38 mMowZUSZ0
保守
オカ板なんだからこういうちょっと幽玄なスレがあってもまた良し。
まんが日本昔ばなしを作っていたグループタックが9月に倒産(自己破産)を
したのはちょっと悲しかったな。

139:奥野の伊奈 ◆LABYNTzdKY
10/11/26 01:34:58 6aRQr8LuP
このスレがまだ残っていたとは。いちお燃料投下を。


『巨人の屍』

風がおどろおどろしく吹き、海も酷く荒れた夜に、某の郡の東南の浜という所に
死人が打ち寄せられた。死人の身の丈は五丈あまりもあった。横臥した体は半ば
砂に埋れていると申すのに、こちら側からは、向こう側の騎馬の人が手にした弓
の先端しか見えなかった。以て、その大きさが知れよう。その死人は首から断ち
切れていて、頭を失っていた。また、右の手、左の足も無かった。恐らくは鰐な
どが喰い切ったものであろう。五体が揃っていたならば、驚くべき巨人であった
に違いない。また俯せの姿で、半ば砂に隠されていたため、男女いずれとも知れ
なかった。但し、身体の形や肌つきから察すると、女のようでもあった。
国の者共が、これを見て驚き呆れ、大騒ぎした事は申すまでもない。

140:奥野の伊奈 ◆LABYNTzdKY
10/11/26 01:37:41 6aRQr8LuP
また、陸奥の海道という所でも巨人の死体が上がった。国司の某と申す人が
その噂を聞き、使者を派遣して見聞かせた。砂に埋れて男女の別は付け難い
が、恐らくは女であろう―と、この使者は見たが、折から見物に出ていた
有識の僧などは、 「この世界の内に、かかる大いなる人の棲処ありとは、
仏も説き給うてはおられぬ。思うに、阿修羅女などにやあらん。身体つきな
どたいそう麗しきところを見れば、或いは左様の者ならん」 と推量した。
さて、その死人は、数日を経る程に腐乱が進み、周囲十町二十町の辺りは
人も住み得ぬ始末で、皆逃げ出した。臭気に耐え難かったのである。

                 (「常陸国××郡寄大死人語」より)


※とある未確認海洋生物のこと
屍体を女性だと推定した理由は、肉付きが海獣のように富んでいたからではないでしょうか。
90年代後半にタスマニアに打ち寄せられた未確認生物の屍体となんとなく似ている気がするのです。
URLリンク(www.gazo.cc)
URLリンク(www.gazo.cc)

141:奥野の伊奈 ◆LABYNTzdKY
10/11/26 01:40:23 6aRQr8LuP
『笛を聞く大蛇』

助元という男が、職務懈怠の廉(かど)にて、左近衛府の地下牢に召し籠められた。
「この地下牢には大蛇が徘徊すると聞くが」と恐れをなしていたところ、果たして
夜半に至り、大蛇が現れた。その頭は祇園の獅子頭の如く、その眼は銀の提の如く、
その舌は三尺ばかりもあり、今まさに大口を開けて、害を成さんと迫ってきた。
助元は心神も失せんばかりであったが、震え慄きながらも腰に手挟んだ笛を抜き出し
て「還城楽」の“破"を吹いた。すると大蛇は近寄ってとどまり、首を高く持ち上げて
笛を聞く素振りを見せた。暫しの間、聞き入っていたが、やがて立ち去ったという。

                       (「古事談」第六・亭宅諸道ノ十二より)


※助元が寺生まれであったかどうかまではわからない。

142:本当にあった怖い名無し
10/11/26 23:11:48 UU4/BS12P
>>139>>140
クジラでしょうか?

143:本当にあった怖い名無し
10/11/27 01:22:42 Plk119410
>>142
タスマニアブロブスターの正体は鯨の内蔵だという説があるし
この昔話の死体も鯨の内蔵だったりして
一枚目の画像は大女がうつぶせで死んでるふうにしか見えない・・

144:奥野の伊奈 ◆LABYNTzdKY
10/11/28 16:33:47 VOyukborP
>>142
クジラのゾウモツさね

145:本当にあった怖い名無し
10/12/05 15:24:30 8/DG6RAt0
うちの叔父さんの話
代々鼠の金縛りというのがある家系とかで、叔父さん
本人は伊勢湾台風かなんかの時に畳を積み上げた
上に寝ているときになったそうだ。
金縛りの間中天井から覗く鼠と目が合っているんだって。
鼠が目をそらさない限り解けないらしい。 理由は不明。
父の話
中学校から帰って学帽を脱いだら、頭の天辺がざっくり
切れていて血だらけに。 学帽に血は染みていたけど、
切れ目も何もなく まあ、カマイタチらしい。と。
私の話
昨晩風呂に入ろうとして、かけ湯をしたらひざが痛い。
見ると、膝頭が真横に3㎝ほど猫の爪で抉られたように
なっていて血が流れていた。 あわててさっきまで履いて
いたジーンズを見たら、薄く血は付いていたけど傷は無し
当然ぶつけたなどという事も無く。 ただ、カマイタチだと
したら、父のように剃刀ですっぱり傷なら納得するが、、、
なぜか未熟なイタチを想像してちょっと笑ってしまったよ。

146:奥野の伊奈 ◆LABYNTzdKY
10/12/07 12:48:49 32Jfiv8BP
>>145
江戸時代の「巷街贅説」に鼠に関する話が載ってます。
ある家の主人が、日頃から不殺生で暮らしており、鼠を猫の手から逃がした事がきっかけで、
後年、老朽化による家屋倒壊の寸前に、鼠達が行列をつくり、滑稽踊りや念仏踊りのような仕草でもって
腹太鼓を打ち鳴らし、家の者全員の興味をくすぐって外に誘き出した結果、一家は一命を取り留めたという話です。

鼠は本来、地震や家屋倒壊を予知する能力にいくぶん長けているようでして
伊勢台風の際に、家屋倒壊の危機を察してか、叔父さんを助けようとしたのかもしれない、
鼠の発する危険信号を察知して欲しいが為に、金縛りによって自分の存在を気づかせていたのだとしたら
いくらか合点がつきましょうが、この場合は、家系として鼠の金縛りがあるが為に、話はもっとややこしいのでしょうね……。

147:145
10/12/07 17:29:28 0o7DrQaK0
>>146
父方の家系は養子・養女が多く、父亡き今では
ややこしかろう理由も聞けません。没交流ですし。
ただ、ニュアンスとしては「鼠は恐ろしいモノ」でした。
もしも こちらから目をそらそうものなら、そのまま
獲って喰われるというように私は受け取りました。
先述の通りで、私と叔父に血の繋がりが無いので
自分では確認できないのが歯がゆい処です。

148:本当にあった怖い名無し
10/12/07 21:17:05 eriiDeV80
鼠の金縛りという話は昔から聞くけど不思議な話だなと思う。

俺の祖父が死んだときに「絶対に爺さんが安置されている部屋に猫を
入れるな」と言われた。
そして爺さんの枕元には先祖伝来の日本刀が置かれたんだが
猫が亡者を操るなんて事が本当にあったのかな?
ちなみに爺さんは見捨てられてた二匹の子猫を拾って自分の子供のように
可愛がっていて、その猫が爺さんの部屋に入りたがるのを婆さんが泣きながら
止めていた事を思い出す。

149:本当にあった怖い名無し
10/12/11 13:04:40 meN/rrLL0
単純に猫は肉食、
そして昔の猫は今の室内飼いネコほどに
飽食ではなかったんだろうなぁとおもう。
現代でもどこぞの老人ホームでねたきりのご老人の
指を食べてしまった猫の話もあるし。


150:本当にあった怖い名無し
10/12/11 20:14:32 CgxPVVf60
確かに、化け猫の昔話って多いよな。
猫は恩知らずとか言うし。
いまはぬこかわいい!て感じだけど昔は恐れられてたのかな。

151:本当にあった怖い名無し
10/12/13 00:20:48 SrSJO9Q70
猫又伝説には、かわいがられた猫が
かわいがってくれた主人に仇をなしたんだが意地悪したんだかの相手のほうに
猫又として化けて出てその恨みを晴らしたパターンがあったはずだが。

152:本当にあった怖い名無し
10/12/13 01:29:20 DBQh2eiw0
猫又も10年超えたら猫又になるから捨てなきゃいけないから
主人の仇うちしてくれるまでバラエティ豊かだ。
仇なすパターンだと、猫の前で猟銃の弾を作っちゃいけない話が怖かった。
それの亜種で飼いネコはいい子だけどそのボスが人狙いな話もあるな。

なんとなく、市井の猫又は自分大事な恩知らずで、金持ちんちの猫又は
主人思いなイメージ。


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