11/04/11 00:52:09.66 /JE9y3fe0
私がハタチくらいの頃ばあちゃんが死んだ。
葬式は近所の公民館で、板の間の上にプラスチックのゴザ、座布団を敷いて、皆そこに正座していた。
私の叔父(祖母の息子)が目を潤ませながら焼香に行こうとした時、悲劇が起こった。
長時間の正座で足が痺れ、板の間の上に引いただけのゴザは大変に滑りやすくなっていた様で
叔父はゴザと共に体を横にしながら1回転半回った。
半回転の時に、その隣に座ってたじいちゃんも巻き込んで盛大にこけた。
孫ばかり集めた席にいた私や、高校生の従兄弟、小学生も3人いたので
私たちはどうしても笑いがこらえられず、なんとか持ちこたえてもまたどこかから誰かが思い出し笑いをして吹出す。
さざ波の様にあちらこちらから笑いが起こって、なんとも緊張感のない葬式となった。