11/06/27 18:57:51.10 ELwqcBFK0
>>374 続き
「ヤダな…早く終わってくれねえかな」部屋の中を誰かがグルグルと歩き回ってます。部屋の中はカーペットでしたから「ペタペタ・・・」の音は聞こえませんが、誰かが確かに狭い部屋の中をグルグルと歩いているのです。
しばらくすると今度は「バタバタ…」と部屋の中を走り回るようになってきました。さすがにこの頃には恐怖でしたね…。心の中で「見つかるなよ、見つかるなよ」と念じていました。足音は相変わらず部屋の中を走り回
ってます。どのくらいの時間、そうしていたでしょうか…10分なのか1時間なのか…もしかしたらそれ以上なのか…突然、足音がピタリと止みました。どうも、私のベットの脇に立っているようです。「イヤだ!イヤだ
!!見つかるな!!見つかるな!!!」と、思った瞬間、布団の隙間から誰かと目が合ったんです。誰かが布団の奥を覗き込んでいるのです。そして…「ここに居るの…知ってるよ…」…言われた瞬間に、布団がガバッと
剥がされ、金縛りが解けたんです。掛け布団は部屋の反対側まで飛ばされていました。誰だったのか…サッパリわかりません。その家のあった「住宅街」…実は、ほとんどの家で、そういった心霊現象が起きていたのです。
そして、事故や病気等々…いろいろな理由で死ぬ人がやたらと多かったのです。年がら年中、どこかの家で葬式が行われているような状態でした。