10/08/01 16:18:23 jl7q1Y5q0
沢登りをして体験した話。
いつもの様に友達と二人で沢を上っていると上から木の実が落ちてきた。
特に当たり前なので気にもしなかったが何故か一定の間隔で上から落ちてくる。
しかも必ず俺の身体に当たるように。8Mほどの滝の横を必死になって登っているときも
頭に木の実がコツンと当たった。俺は必死だったがこのとき当たった木の実は拾っていた。
見ると木の実は胡桃だった。近くに胡桃の木は無い。滝を登りきり達成感と共にあたりを見渡すと
また木の実が落ちてきた。上を見ると木なんか無く青い空が開けていた。
友達にその話をしたらくだらないと一蹴され再び上を目指し沢を上り始めた。しばらくするとまた
木の実が肩に当たった。しかも横から。確実に誰かに投げつけられたと思い飛んできた方向を
見ると何かの視線を感じた。友達も「何かいる!!」と同じ方向を指した。怖かったがその方向へ
歩いてみるとなんとそこには狸が二匹座って?た。普通なら逃げるんだろうけどその二匹は逃げずに
ずっとこっちを見ていた。よく見ると二匹は逃げなかったんじゃなくて逃げれなかったとすぐに気付いた。
一匹の狸は足に何かで傷つけられた傷があり血が滲んでいた。