実話恐怖体験談 その22at OCCULT実話恐怖体験談 その22 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト152:長いトンネルでの体験② 10/07/28 00:08:55 qJNcstwq0 しかしながら、自分のだらしない寝姿を見知らぬ誰かに見られるのは、なん とも居心地がよくありません。私は、目を覚まして起き上がろうとしました。 が、体は、全くいうことを利かなくなっておりました。 私は、全くの金縛り状態に陥っておりました。そして、コッツ、コッツと いう足音は、ゆっくりとではありますが、次第次第に近づいてくるようでした。 全く身動きができず、無抵抗な自分のもとへ、見知らぬ誰かが近づいてくる。 その誰かは、なんとなくこの世のものではないもののように感じられ、私の中 で、恐怖心が大きく膨れ上がってきました。怖い、怖い、怖い。 ふと気がつくと、いつの間にやら足音は聞こえなくなっていました。しかし、 誰かがすぐそばに確実に居るという気配がひしひしと感じられます。例えよう のない焦燥感の中、「誰か居るのか?誰か居るのか?」とは思っても、首を 動かすことはおろか、視線を動かすことすらできません。 が、なんとかこじ開けようとした、ぼんやりとした視界の片隅に、私は、 とうとう見てしまったのです。 助手席のすぐ横で、一人の男が、じーっと立って居るのでした。 その男は、ワイシャツ姿で、こちらに背を向けて、トンネルの内壁の方に 向いたまま、オレンジ色の照明の中で、ただじーっと立っておりました。 とにかくもう、気味が悪くてたまりません。私は、前よりいっそう焦って、 目を覚まそう、起き上がろうと念じました。 その甲斐あってか、よたよたといった感じで、少しずつ体を動かすことが でき始めました。まだ頭は朦朧としていましたが、なんとか起き上がって周りを 見渡すと、もう誰も見当たりません。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch