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カッペリーニ・ヒノキ山荘の除霊獣ダイダヤギ
昨年、幼なじみの次郎ラモ君と一緒にイタリアに行きました。
ナポリの温泉旅館「カッペリーニ・ヒノキ山荘」でチェックインの手続きをしていると
フロントの老婆がフォークを投げてきて、次郎ラモ君の顔面にヒットしました。
老婆は「要除霊」といいました。「幼女霊？」次郎ラモ君の目が一瞬輝きを増しましたが、それは次郎ラモ君の勘違いでした。
「ノン！貴様にカルボナーラの霊がついているでの要除霊。でも私、今日は女の子の日だから…」とつぶやきました。
そしておもむろにホイッスルを8回吹き鳴らしたかと思うと、フロントの奥から丸々と太ったヤギが出てきたのです！
ヤギは「メメメメメメメメ」と鳴くと、ソソクサと奥に戻っていきました。
除霊が終わりすっかり調子が良くなった次郎ラモ君が「おばあさん、さっきのは何？」と聞くと
老婆は「代打ヤギ」とアンパイアに告げたのです。出番が終わった後なのに！それは桧山の仕事が奪われた瞬間でした！