11/02/27 00:48:18.77 lx5JVTUj0
部屋を出て、アパートの階段を下りると、いきなり和雄が私の手を凄い力で握り締めて一気に走り出しました。
私はおどろいて、手を握られたまま和雄と同じように走る格好になったのです。
私もいいかげん怒って
「和雄!さっきからひどいよ!それにコンビニ行くんでしょ?こっちは駅の方角だよ!」
いきなり起こされたり、一緒に走らされたり、私はもう我慢の限界でした。
「でけー声を出すんじゃねー!今から薬局に行くんだよビッチが!!」
「え?薬局?なんで薬局なの?」
そして、和雄はこう言ったのです。
「だって、俺、見たんだよ!てめーのベッドの下に、悪臭を持ったカメムシが隠れているのを!」
結局、そのカメムシはカメムシコロリで昇天されました。
もし和雄が起こしてくれず、二人とも完全に寝てしまったら、きっとベッドの下から這い出してきたカメムシに・・・