10/08/11 03:49:31 3Jf4AwcJ0
↓タクシーの話だとこれが怖いよね
タクシーの運転手が乗客を乗せた。
乗客はサングラスをかけた若い女だったが、サングラスをかけていても分かる程の美人だった。
「○○までお願いします。」
女は地名を口にしたが、そこは住宅街とは離れた山奥だった。
あんなところに家なんてあっただろうか。
運転手はタクシーの怪談を思い出したが、バックミラーごしに女を見てその考えを振り払った。
あんなにはっきり見えているし、幽霊な訳がない。
しばらくして、女の指定した場所につくと、一戸建ての家についた。
女は代金を払って、家の中に消える。
やはり、女は幽霊ではなかったのだ。
安心した運転手だったが、なぜあんな美人がこんな山奥に引きこもっているのかが気になった。
いけない事だとは思ったが、好奇心が勝り、忍び足でドアまで近づく。
鍵穴から中の様子を見る。
真っ赤だ。
壁がどこにあるのかすら分からない状態で、女もいない。
何か嫌な予感がした運転手は早々に引き上げる事にした。
近くの定食屋に入り、店の主人に女の事を聞く。
あぁ、あの人ね、と主人は切り出した。
「いつもサングラスかけてるけど、生まれつき目が真っ赤なんだよ。かわいそうに。」