10/07/25 01:04:49 2do+20gw0
自分の勤める精神病院で夜勤をしていた時の話です。
深夜の3時位にふと気付くと薄暗い廊下の奥に誰かが歩いていて、スッとドアを開けて中に入って行きました。
そこは倉庫のはずで、鍵がかかっていて本来患者様は入れないのです。
あれ、誰か鍵をし忘れたか?と思いながら倉庫に向かい、ドアノブを回すが鍵は掛かっています。
おかしいなと思いながらも確認のために鍵(精神病院では常に持ち歩いている)を開けて狭い中に入り見回すが誰もいません。
すごく嫌な感じがしたので、さっさと出ようと思った所、壁側からコンコンっとノックが聞こえました。
ちなみにそちらの壁の向こうは配電盤だけで人間が入れる部分ではありません。
超ビビり状態で固まっていると今度はドアからドンドンドンっとノックです。
泣きそうな気分でしたが患者様が呼んでいたら行かなきゃと勇気を持ってドアを開けるが誰も居らず、また壁からコンコンコンコンっとノックが聞こえてくる・・・
もうそこからは一気にダッシュで詰め所まで行きましたね。
仮眠をとっていた相方を起こして朝までガクブルで過ごしましたよ。
ちなみに自分の職場は霊山の麓かつ昔の関所とそれに関連した処刑場、さらに謎の交通事故他発地帯に面した素敵な立地にあるんですよね。
お恥ずかしい事に院内でも年に数人は自殺に成功されてて、事故や病気でも無くなる方も少なくありません。
自分が今いる病棟でも、人魂だの上半身だけの人だの色々目撃談が有るのですが今までは他人事でしたね。
やっぱ病院は怖いっす。