10/10/29 01:19:27 r+3lcxeaO
>>170
↓↓これか?
こんな所でヒサユキの名前に会うとは、実際のところ驚いている。
彼女の事について真相を伝えるのは私としても心苦しいが、
だがこの様に詮索を続けさせるのは寧ろ彼女にとっても辛いことだろう。
そのため、ここで私は真相を明かそうと考えるが、その前にこれを読む者には一つの心構えを御願いしたい。
すなわち、彼女については、その一切を忘れてしまうこと。
これは、貴方と彼女のためである。
では、始めよう。
話は昭和十九年に遡る。
ここは若向きの掲示板であるだろうから、昭和年号で表記しても余り感興は沸かないかも知れない。
ならば、1944年としたらどうだろうか。
そう、日本が敗北する一年前のことである。
戦火は日増しに激しくなり、私の在籍していた帝国大学大学院でも、
文系ばかりか理系までも学徒出陣を余儀なくされていた。
そんな頃の話である。
私は民俗学を専攻しており、その研究主題は「鬼」であった。
有名な桃太郎の昔話に代表されるように、鬼にまつわる話は枚挙に暇が無い。
巷間に流布されている通説によれば、彼ら鬼は日本に漂着した露西亜人である。成る程、赤ら顔や巨躯などは正に鬼の風情そのままであることだろう。
而るに、私が採った手法は、日本の鬼と中国の鬼とを比較検討することであった。
御存知の方も居るかも知れないが、中国の鬼は、日本で言うところの幽霊に相当する。
すなわち、前者が物質的であるのに対して、後者は霊気的存在であるのだ。
恐らく鬼が中国から日本へと流入する際に、何等かの変容を遂げたものと私は考えていた。
173:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:22:01 r+3lcxeaO
さて、ここで彼女について話さねばならない。
先述したように、彼女についての一切を忘れて頂かなくてはならないので、その名前については伏せておくことにする。
ただ、彼女は日本を代表する高名な生物学者(恐らく、誰もが一度は教科書で名前を見たことだろう)の一人娘であった。
そして、彼女自身も帝国大学大学院で生物学を専攻しており、その研究主題は「身体改造」であった。
物資も兵員も不足する中で敗勢を覆すために、彼女は軍部の支援の元に、兵員の身体そのものを改造する研究を進めていたのである。
しかし、その研究は失敗の連続であったらしい。
して、後者は霊気的存在であるのだ。
恐らく鬼が中国から日本へと流入する際に、何等かの変容を遂げたものと私は考えていた。
そんな時に、私と彼女は出会うことになる。
鬼に対する私の解釈に彼女はひどく興味を持ってくれて、私達は「鬼」を介して何度か議論を交わすようになった。
そして、何時しか私達は惹かれ合い、逢瀬と恋文を交わす仲となっていった。
そんな頃、彼女について良からぬ噂を耳にした。
彼女の研究を支援しているのは、軍部ではなく、実は「組織」であるらしいのだ。
だが、「組織」については、私もよく知らない。
聞くところによれば、それを構成するのは軍部・財閥・皇族・神道関係者・帝国大学の学者であり、
言わば天皇が傀儡としての表の顔であるならば、「組織」は実験を握る裏の顔であるのだ。
このように書くと如何にも胡散臭いのであるが、
一説によれば、松代大本営の造営も彼らによって立案実行されたものらしい。
或る日、私は冗談混じりに彼女にそれを問い質してみた。
彼女は肯定も否定もせず、ただ笑っていた。
しかし、その次の日に、私が所属する研究室の扉を敲く者が居た。
軍服に身を包んだその将校は、自分は冷泉中尉であると名乗った。
彼の話はこうである。
優秀な生物学者である彼女を中心に、この度、新規研究計画を立ち上げたい。
ただ、その研究内容は甚だ特殊であり、かつ国家の存亡を左右するので、
諜報対策のために人里から離れた特別な研究所を建造した。
そこで、彼女と懇意にしている私も、共にその研究所で働いてはもらえないものだろうか、と。
174:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:23:35 r+3lcxeaO
昨日の出来事とを合わせ考えるならば、彼の話はひどく疑わしいものであるように思えた。
冷泉という名前は如何にも偽名のようであったし、
殊更に自分が軍部所属であると主張しているようにも取れたからである。
私は「時間を頂きたい」と返すと、その日は彼に御引取り願うことにした。
その夜、この話を彼女に伝えた。
すると、暫く逡巡する様を見せていたものの、次の様に喋り出したのである。
彼女にとって、鬼に対する解釈は私のそれと全く異なるものであった。
私が霊気的存在から物質的存在への変容を民俗学的に捉えていたのに対して、
彼女はそれを生物学的に捉えていたのである。
簡明に述べるならば、霊気的存在が物質的存在に宿ることによって、後者は前者へと生物学的に変容するのである。
具体的に述べるならば、人間が幽霊に憑かれることによって、彼は鬼となるのである。
そして、その鬼となった人間を、大日本帝国軍は兵員として用いようとしているのである、と。続けて言う。
私との議論の中から、彼女は先述の生物学的変容を理論化していった。
また、今回の新規研究計画というものも、これに関するものである、と。
「覆水、盆に返らず」とは正にこの事であるが、だが私はここで彼女を引き止めておくべきだったのだ。
確かに、軍部が関係する研究に携わっていれば、学徒出陣から免れる事が出来るという自己保身の意図はあった。
だが、弁解が許されるならば、俄かには信じ難い彼女の理論が成功を収めるかという学究欲、そして何より、
恋慕する彼女から離れたくはないという感情が存在したのである。
何れにせよ、私は彼女との同行を了承し、「ヒサユキ」は誕生してしまったのである。
175:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:25:31 r+3lcxeaO
その研究所は、成る程、山深い場所に位置していた。
だが、そこに至る途中の車内では私の両隣を体格の良い兵隊が占め、その研究所までの途上は判然としない。
漸く窮屈な車内から解放され、私達は研究所の前に立った。
そこで、私は少しく違和感を覚えたのである。
何故なら、新しく建造したにしては、いやに研究所は古びていたからだ。
元は白かっただろう壁は黒く薄汚れ、所々のペンキが剥がれ落ちていた。
そして、私と彼女はこの研究所で働くことになった。
そうは言うものの、私は民俗学を、彼女は生物学の研究をそれぞれ進めるだけであり、
帝国大学大学院の頃と同様な生活を送っていたのである。
だが、一つ気になる点があった。
それは、彼女が何処かに行ってしまう時間帯があったことだ。
研究所職員の誰に尋ねても芳しい返答は得られず、当の彼女に聞いても言葉を濁すばかりで要を得ない。
その一方、着実にその時間帯は増えていった。
いよいよ変しいと思っていた矢先、或る日、私は研究室の窓の向こうに彼女の姿を見つけた。
どうやら、研究所から何処かに行くようである。
だが、先述したようにここは山深い場所であり、近くの村落まで歩いて半日以上もかかるのである。
そこで、懸案の謎も解決すると思って彼女の後をつけたのは当然であった。
すると、彼女は深い山に独りで分け入って行く。
ちょうど真昼であったものだから私も玉の汗を落としながら、何とか引き離されないように続く。
不意に視界が開けた。
木々が綺麗に切り払われて作られた広場、そこに建っていたのは、小じんまりと古びた神社であった。どうしてこんな場所に、と私が訝しんでいると、彼女はそのまま入口から入って行ってしまう。
さてどうしたものか、と私は暫く逡巡していた。
蝉の声がいやに煩かったから、きっとその時は夏だったのだろう。
--と、入口に人影が。
それは、白い羽織と袴を着けた幾人かの神官だった。
176:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:26:53 r+3lcxeaO
まるで何かを迎えるように、彼らは入口の前に整列する。
そして、そこに姿を現したのは他ならぬ彼女だった。
だが、少しく様子が変しい。
ぢっと目を凝らしていた私は、小さく声を漏らしてしまった。
彼女の口からは鮮血が流れ出し、両手や着衣には得体の知れない赤黒いものがこびり付いていたからである。
何事か呟くよ私はどうすることも出来ない。
蝉の声が煩い。
研究所に戻った私を待っていたのは、あの冷泉中尉であった。
彼は研究所前の門で独り立っていた。
恐らく顔面蒼白だったろう私は、一礼して彼の横を通り過ぎようとする。
その時、彼は通り過ぎざまに言ったのだ。
この研究も佳境に来ているので、暫くは彼女と会うのは慎んで欲しい、と。
実際のところ、私はそうせざるを得なかった。
何故なら、これ以降、私は研究室から出るのにも相応の理由が必要となり、これは体の良い軟禁状態だったからだ。
だが、一日の内の数十分ではあったが、私と彼女は会うことが出来た。
あの神社での一件を問い質す事には気が引けたものの、そんな事を忘れさせてくれる様な事が起こったのである。
彼女が私の子を宿したのである。
私達は自分が子供になったみたくはしゃいで、この子の名前を考えた。
そして、二人の名前から一字ずつ取って、男の子だったらこの名前にしようと決めたのだ。
「久幸」と。
177:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:30:20 r+3lcxeaO
この後の事は余り語りたくない。
だが、一言で述べるならば、私と彼女の日々は壊れてしまった。
いや、壊れてしまったのは私と彼女の方なのかも知れない。
とにかく、その夜、私は罵倒と悲鳴で目を覚ました。
私は暗闇でそのままぢっとしている。
何か物が壊れる音が研究所中から聞こえる。
それは高い/低い/鈍い/鋭い/乾いた/湿った在りと在る破壊音だった。
どれだけ経っただろうか、唐突に音が止む。
油に火を入れると、それを明かりに廊下へと出た。
そこには何人もの研究所職員が倒れていた。
慌てて駆け寄ろうとして、気付く。
彼らには全て、何処か部品が足りなかった。
それは手であったり、足であったり、頭であったりした。
腹を裂かれて内臓が零れ出している者は、それを掻き入れようと必死である。
私は何度も吐きながら、何も吐くものが無くなった頃に、漸く研究所の入口に辿り着いた。
そこに滴り落ちていこの後の事は余り語りたくない。
だが、一言で述べるならば、私と彼女の日々は壊れてしまった。
いや、壊れてしまったのは私と彼女の方なのかも知れない。
とにかく、その夜、私は罵倒と悲鳴で目を覚ました。
私は暗闇でそのままぢっとしている。
何か物が壊れる音が研究所中から聞こえる。
それは高い/低い/鈍い/鋭い/乾いた/湿った在りと在る破壊音だった。
どれだけ経っただろうか、唐突に音が止む。
油に火を入れると、それを明かりに廊下へと出た。
そこには何人もの研究所職員が倒れていた。
慌てて駆け寄ろうとして、気付く。
彼らには全て、何処か部品が足りなかった。
それは手であったり、足であったり、頭であったりした。
腹を裂かれて内臓が零れ出している者は、それを掻き入れようと必死である。
私は何度も吐きながら、何も吐くものが無くなった頃に、漸く研究所の入口に辿り着いた。
そこに滴り落ちている鮮血は、所々が途切れながらも、あの山の深くへと連なっている。
178:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:31:22 r+3lcxeaO
実を言えば、この後の記憶は無い。
恐らく、研究所からあの神社へと足を運んだはずなのだ。
だが、その間の記憶はすっかり欠落し、次に覚えているのは神社の床に転がる冷泉中尉の死体だった。
私は視線を横にずらす。
くちゃくちゃ、くちゃくちゃ。
そして咀嚼音。
「久幸……久幸……」
彼女は赤子を逆さにして両手で掴むと、湯気の立つ内臓を貪っていた。
私は何も出来なかった。
彼女がすっかりその赤子を食べ終わってしまうまで、私は何も出来なかったのだ。
彼女がこちらを見ている。
きっと私も食われるのだろう。
でも、それでもいいと思った。
そこにあったのは自責の念かも知れないし、或いは違うかも知れない。
「……………………」
私は目を瞑った。
「……………………」
目を開いた時、しかし彼女は何処にも居なかった。
そして私は暫く泣いた。
その後、世間が神武景気に始まる高度経済成長に沸く中でも、
「最早、戦後ではない」と言われるようになっても、私は彼女の足取りを丹念に追い続けていた。
その途上、幾つか彼女の断片を見つけることが出来た。
例えば、彼女は「組織」から「献体丙」と呼ばれていたこと。
何度か家畜を貪り食らう彼女が目撃されたこと。
179:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:33:55 r+3lcxeaO
そして、その際に「久幸」と繰り返していたことから、彼女が「ヒサユキ」と呼ばれるようになったこと。
例えば、鬼に関する生物学的変容は可逆性を有していること。
すなわち、物質的存在である鬼は霊的存在である幽霊に変容することも可能であること。
そして、その両変容ともに人間の情念を必要とすること。
例えば、この掲示板に寄せられたヒサユキ/ヒサルキの情報の数々。
以上で、この年寄りの話は終わりにしたい。
そして、この話の一切を忘れて欲しい。
何故なら、誰かが彼女のことを覚えている以上、
彼女は件の生物学的変容から抜け出ることが不可能となってしまうからである。
それどころか、今度は貴方が鬼へと変容してしまうかも知れないのである。
では、私はどうなのだろうか。
勿論、私も彼女についての一切を忘れることにする。
そう、彼女に食われることによって。
本文に於ける乱筆は御容赦願いたい。
また、戦後の生活難の中で食い繋ぐために冒険小説紛いの駄文を書き散らしていたので、部分によっては小説めいているかも知れない。
だが、この「ヒサユキ」そのものに関しては全て真実である。
180:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 01:37:49 r+3lcxeaO
ごめん、>>177ミスった
文が重複しとる…
181:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 02:54:08 yfV4Brnk0
>>122-123と似てるけどこの話が元ネタかな?
182:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 02:56:10 w0sRVYF6O
ご苦労さまです!ありがとうございました!☆
183:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 04:48:53 oDmcuvJcO
>>172
これかぁ
この話はフィクションだと思ってたけどオカルトマニア的には信憑性ありなの?
184:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/29 05:01:13 xZHfYHtZO
信憑性も何も調べようがないからなぁ…
自分もフィクションとして読んでたよ。
185: ◆O3AcGO/g7k
10/10/29 05:45:29 VBpq/ej7O
>>172-174 乙!
何回読んでも怖いね
186:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/30 22:03:07 gg9HfJ5h0
こわい。あげ。
187:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/31 03:47:41 Zk6dLI3L0
ヒサルキって猿憑きの事か?
188:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/31 08:24:40 OZq7MdxHO
文章の重複がミスと分かりながらも怖かった。
結局なんなんだろう…ヒサユキ
189:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/31 09:11:41 mQaMbNNoO
科学兵器なんたらは多分作り話だよね?多分他も実話ではないだろうけど。
姿が見えない時もあるが→やはり猿みたいな怪物というか魔物みたいなイメージがある。
しかし、あの逃げ出した身よりのない女の子のあの兄弟の話も関係ないとは言い切れない気がする。
本当に結局あれなんだったのかな?気になる。あの兄弟の呪いなのか偶然名前が微妙に似てるだけでヒサルキか何かの生け贄にされたのかもしれないし。
結局わからないけど、関係ないとは本当に言い切れない気がする。
190:本当にあった怖い名無し
10/11/02 04:26:27 fu8dDEDNO
またレス止まった…。まあ仕方ないけれど
191:本当にあった怖い名無し
10/11/03 12:18:33 VPAZ9R/LO
情報求むage
192:本当にあった怖い名無し
10/11/04 02:10:07 T6AvbN9aO
同感。マジで求む
193:本当にあった怖い名無し
10/11/04 02:56:05 sSZnv9b4O
大した情報じゃなくて申し訳ないけどオレも>>165に書いてあるレスは憶えがある
たしか、その行列を写真に撮るとか言ってレスが途絶えたんじゃなかったかな
194:本当にあった怖い名無し
10/11/04 20:11:12 R+xJ1ENxO
動物の外見を利用する話は
いろいろある
人間に危害を加えないタイプの怪異もあるみたい
195:本当にあった怖い名無し
10/11/04 20:27:08 R+xJ1ENxO
252:本当にあった怖い名無し :2010/10/02(土) 18:06:44 ID:yXQH3EuJ0 [sage]
心霊現象ではないんですが、不可解っぽいので友人の勧めもあってここに書いてみます。
つまんないと思いますので、暇つぶしぐらいで読み流してください(´・ω・`)
小学2年生ぐらいの頃からうちには代々猫が住んでいるんですが、入れ代わりが少し奇妙です。
最初の猫が居なくなる前に子猫を咥えて帰ってきてから間も無く姿を消して、その子猫も大きくなったら新しい子猫をどこからか咥えてきていなくなり、一週間前にまた同じ事が起きました。
3匹目の猫はまだ居るのですが、なんで毎回変わった入れ替わり方を続けるのかが分からず、しかもみんな癖とかも同じでたまに気味が悪かったりします。
みんな柿木が好き
何もない所に向かってジャンプしたり引っかくような行動をする
寝る時は必ず自分の上で丸まって眠る
夜道を歩きに出ると必ず肩に上ってくる
猫って皆そうなのかなあ?って友人に聞いてみたけど、そんなワケないだろうって言われました。
前の猫の癖を受け継いでるだけなんじゃないかなあって思うんで、特に不可解とか謎があるというわけではありません。
(長すぎてエラー出たんで一度切ります)
196:本当にあった怖い名無し
10/11/04 20:29:12 R+xJ1ENxO
253:本当にあった怖い名無し :2010/10/02(土) 18:07:55 ID:yXQH3EuJ0 [sage]
友人もそこまでの話では相槌を打ってくれていたんですが、最初の猫の話を終えた後にここを勧められたので、一応最初の猫を飼った時の経緯だけ簡単に書いてみます。
最初の猫を拾ったのはもう20年近く前で、当時はファミコンぐらいしかゲームがなくて、しかも親にかなりゲームを制限されていたので、友達が遊べない時は裏山にいって遊ぶ事が多かったんです。
裏山は入り口が笹薮に埋もれていて、木の根っこと土が剥き出しの獣道が何とか残っているぐらい人の出入りがない所です。
でもそんな獣道を10分ぐらい上がっていくと原っぱがあって、そこには何故か小さな祠みたいなものと上りやすい柿木がありました。
人がまずこない事から秘密基地みたいな気分で木に登っては町を飽きずに眺めていたのを覚えています。
小さな祠にはその時見向きもしなかったのですが、台風が過ぎた数日後にいったら壊れてほとんど吹き飛んでました。
何を思ったのか、もうぼろぼろだし夏休みの宿題の工作と一緒に新しいの作ってみようと思ったんです。
今に思えばなんてバチ当たりなんだろうと思いますが、当時は頭がかわいそうな小学生でしたので、父親に手伝って貰ってデスクトップぐらい大きさの祠みたいなベニヤ板の塊を作りました。
それを持って裏山に行って祠があった場所に夏休みの工作を置いて、オヤツとして持ってきていた飴玉を置いて帰りました。
最初に飼った猫はその帰り道、後ろからやってきたんです。
ずーっとついてくる灰色の小さな猫を見て、変な猫だなーって思いつつも家に入りました。
そしたら母親に「アンタ猫拾って来たの?」って言われたんで「勝手に付いて来た」って答えたんです。
母親は一度それで引き下がりましたが、ずっと玄関の前に猫が居座り続けていたせいで自分が餌でも上げているんじゃないかと疑いだしたらしく、身に覚えがない事で怒られました。
それからもずっと玄関に居座り続ける事に段々家族揃って感化され、家へと招き入れたのが最初に飼った猫の馴れ初めです。
裏山はもう住宅地になっているので柿木も祠があった原っぱも今はありませんが、猫だけは代を変える様に居続けています。
くだらない話ですみません(。。;
197:本当にあった怖い名無し
10/11/04 20:55:07 R+xJ1ENxO
※無性に腹を空かした餓鬼みたいな化け物が
猿に取り憑けばヒサルキ人間に取り憑けば鬼になる。
※取り憑かれたらいろいろな動物やまたは人を
喰らう。
※殺そうとしてもなかなか死なない
体がボロボロになろうとも動き回る。
※死んだ場合は死体は皮だけになり死体の中身はスッカラカン。
※中にいた化け物を退治仕切れていない場合は
他の動物や人に乗り移る。
※また乗り移り用の動物や人間をある場所にストックしている場合もある。
新しいヒントを得たいなら
日本各地の鬼伝説や山姥(やまんば)伝説を
もう一度調べ直すべきでは?
198:本当にあった怖い名無し
10/11/04 21:19:52 R+xJ1ENxO
妙多羅天女と婆々杉 で検索すると
弥三郎の婆さんが神社建設のいざこざで
ある日を境に豹変
悪行の限りを尽くし
人も喰らった
という昔話があるが
何か怪しいな!
199:本当にあった怖い名無し
10/11/05 16:53:03 dCoxnC51O
この話調べて読んだら誰もいないのに肩たたかれたり幽霊出たりで気さくに話しかけたら幽霊出なくなった。
200:本当にあった怖い名無し
10/11/05 22:46:24 pUzadg8iO
>>199
なにその除霊法w
201:本当にあった怖い名無し
10/11/07 22:17:40 V0yQMDXf0
旧軍の超人兵団計画の出来損ない一人に計画ごと灰にされた
霊的な食物連鎖下克上兵器
白人のみを標的にした改造は案の定不安定で暴走の末全滅させられたが
元になった原種のソレはまだどこかに存在していてもおかしくはない
202:本当にあった怖い名無し
10/11/08 00:46:34 xThNHgv5P
syouwaとも関係がありそうな感じ?
203:本当にあった怖い名無し
10/11/08 23:14:14 twU6HeEr0
計画が灰燼に帰したのはむしろ幸運な事だったと思う
それはつまり「特定人種」「特定の国の人間」「特定の思想」にだけ効果を及ぼす兵器の完成を意味していたから
皮肉な考えだが、兵器による破壊は人を区別しない、土地を区別しない
それを使えばその場の人間は悉く死ぬ。だからこそ抑止になるのだ
だがあれが完成していれば大都市のど真ん中に巨大な殺傷力を持つソレを投下して
しかし死ぬのは想定した人種、思想、国境の人間「だけ」
無差別という鎖から外された兵器は思う存分世界中で加減無く使われていた事だろう
ある人々にとって「許されざる」人種、思想の人間を全くノーリスクで虐殺できるんだからだ
昔科学番組でミヒャエル・エンデという童話作家が平和的な意味で
「ある特定の思想の人間にだけ影響を及ぼす人道兵器」を言及していたが
それは逆にかつてない無慈悲な殺戮兵器になると気付いていないようだった
204:本当にあった怖い名無し
10/11/08 23:29:57 twU6HeEr0
個人的な感想を言えば、あれは何か人ならぬ巨大の意思が動いたようなフシがある
放っておけば100%完成していた計画が都合よく、あまりに都合よく後世に一切の科学的資料を残さず消え去った不自然さ
針の穴を通すような偶然が重なっての事故
そして何よりアレを直接物理的に壊滅せしめた兵士の、実に都合の良い仕上がり
アレにとって不自然なくらい合致した天敵としての「失敗した兵士」
偶然で人以外の神性霊性をことごとく否定しつくし破壊しつくした時代の原始人への先祖返りなど起こり得るだろうか
205:本当にあった怖い名無し
10/11/09 01:00:47 rcl77wOF0
あんまりSF的な設定を作りすぎると怪談が持つ不気味な怖さが無くなるような
206:本当にあった怖い名無し
10/11/09 01:10:46 eHTSlXgE0
旧日本軍はロボット兵器を開発していた。
28番目の試作機を造ったところで終戦を迎えたので、実戦投入されなかったとされているが、
実は人間大の大きさのロボット兵士が実戦投入されていた。
このロボットの階級は三等兵である。
207:本当にあった怖い名無し
10/11/09 19:31:37 rIo2diyn0
>>205
所詮嘘話を皆で捏造しあってるスレなんだから
適当な落とし所を見つけたいよね
208:本当にあった怖い名無し
10/11/10 05:23:49 FUVoljg+O
話ないだけましかもよ
それでそれで?
209:本当にあった怖い名無し
10/11/13 04:41:55 q0RWG93FO
>>208です!今更ですが言葉訂正します。すみません
話ないだけましかもよ→話題やレスあるだけましなのでは?
それでそれで?→兵器の話してる方続きありましたらレスお願いします&他の方も何かありましたらよろしくお願いします
ハア~お恥ずかしい涙
失礼しました。ちなみに、私もヒサルキ系の話題をまた探しましたが今の所ないです涙
見つかりましたらまた投稿したいです。ではまた☆(*^o^*)
210: ◆O3AcGO/g7k
10/11/13 15:40:20 8tJO5PvnO
>>143が,いついちゃったね‥
211:本当にあった怖い名無し
10/11/14 08:20:06 hvyuKAdfO
ウシシSHI~(*^o^*)
じゃない!(笑)いやレスがないだけましでしょって意味だから(笑)
ところで、兵器の話はあれで終わりなのかな?ヒサルキ関連まだあるかな?私も色々探してるけどさあ(*^o^*)
ではまた☆
212:本当にあった怖い名無し
10/11/15 09:15:33 qwyZaFqlO
どうも>>211です。兵器はあれで終わりか。また他にも関連あったら教えて下さいね。
ではとりあえず、私が見つけた話を貼ります。
しかし、一つは関係ないかもしれませんが動物絡み&私が個人的に気になったなので貼ります。
では↓
URLリンク(horror.8.tool.ms)
もう一つは既に出ていたらすみません&出てる話に似てるかもしれません。
ちなみに、私はわかってはいましたが最後の一行を見て思わず「やっぱりかあ~&勘弁してくれえ~」となぜか思ってしまいました。
では↓
URLリンク(horror.8.tool.ms)
ではまた股~☆(*^o^*)
213:本当にあった怖い名無し
10/11/15 09:53:34 qwyZaFqlO
URLリンク(www5.ocn.ne.jp)
貼った意味は特にない
214: ◆O3AcGO/g7k
10/11/18 11:46:33 55LS1YrUO
保守
215:本当にあった怖い名無し
10/11/19 14:00:26 ZRO2W+Q90
>>213
こちらからどうぞ
URLリンク(www5.ocn.ne.jp)
216:本当にあった怖い名無し
10/11/21 21:16:35 IZ/3KdU90
保守
217:本当にあった怖い名無し
10/11/22 16:04:01 QarcA3FMO
URLリンク(c.2ch.net)
>>54
>>60 がヒサルキっぽい
218: ◆O3AcGO/g7k
10/11/23 20:17:22 4SYE9vUvO
>>217
219:本当にあった怖い名無し
10/11/23 22:29:55 C+eeYAy20
age
220:本当にあった怖い名無し
10/11/23 22:45:19 sMGSAmGSO
>>217
チョー興味深いな…
確か園児が自分の目をぶっ刺す話あったよな。
あれって空に向かって手を降る→鳥?
っても考えられるしフェンスに動物が刺さってたり
大百舌と関連ありそうだなと思った。
221:本当にあった怖い名無し
10/11/24 00:04:35 dVTkGgdq0
みれぬ
貼って
222:本当にあった怖い名無し
10/11/24 01:09:45 owVNQ+p4O
>>221
ん…どっち?
223:本当にあった怖い名無し
10/11/26 21:08:25 RRNTauW40
age
224:本当にあった怖い名無し
10/11/27 00:19:39 4Z17xieH0
どっちが先に世に出た話かは分からないが、
携帯で奇妙~kimyo~ってサイト見てたらよく似た話があったので転載。
このスレも一通り見てるけどガイシュツだったらすまん。
【外道さん】
彼女の実家は山奥深い村だ。
いまでは廃村となってしまったが、そこで奇妙なものを幾度となく見たという。
友達と二人で遊んでいた時のこと。
村はずれの山麓だったのだが、うしろの藪をガサガサと揺らして何か出てきた。
茶色い毛並みの兎だった。しかし、何かがおかしい。
兎なのに、二本足で与太つきながら歩いている。
口元からは血が滴っており、赤く染まった前歯が覗いていた。
何よりも怖かったのはその目だった。
完全に据わっている。兎の目ではなかった。
兎は値踏みするように彼女らを見ていたが、すぐにこちらに向かってきた。
悲鳴を上げて逃げ出したが、村の近くまで追いかけられたという。
「外道さんが出た」
大人たちが口々にそう言って駆け回っている。
彼女たちはしつこく「噛まれなかったか?」と問い質された。
兎一匹のために山狩りまでおこなわれたようだが、結局見つからなかったらしい。
教えてもらったところでは、その山奥には外道さんという物の怪がいるそうだ。
外道さんは山の生き物に取り憑く。
疲れたものは肉を喰らうようになり、間もなく血まみれになって死ぬ。
外道さんに噛まれると、噛まれた者もまた外道さんに成ってしまうのだと。
そのためか、二人はしばらく隔離されて様子を調べられた。
彼女が言うには、兎も確かに怖かったが、それよりも村中の子供たちから
「外道」と呼ばれて虐められたことが、子供心に何より堪えたのだそうだ。
225:本当にあった怖い名無し
10/11/27 00:23:37 4Z17xieH0
うわあ・・・コピペミスった・・・
追いかけられた後に下の文章追加して補完おね。
⇒行き会った大人に泣きついたのだが、事情がわかったとたんに村中大騒ぎになった。
あと、×疲れた ○憑かれた も間違った・・・orz
226:本当にあった怖い名無し
10/11/27 13:39:14 ixswmWLD0
猿は関係ない。
確か「近所の」という意味だったはずで、
「伝染」がキーワード。
あとは過去の新聞等を調べれば簡単に真実にたどり着く。
227: ◆O3AcGO/g7k
10/11/29 19:57:27 08+abRSTO
保守
228:本当にあった怖い名無し
10/12/01 00:53:39 P0ABH7kNO
URLリンク(c.2ch.net)
229:本当にあった怖い名無し
10/12/05 09:53:08 /9w4Z3Y+O
>>228
ここでもヒサルってのが出てるんだ…
230: ◆O3AcGO/g7k
10/12/09 13:15:58 Oor6Q/LNO
ほっしゅ
231:本当にあった怖い名無し
10/12/11 00:24:31 JwfntTul0
下がりすぎ上げ
232:本当にあった怖い名無し
10/12/16 17:20:39 465vKRDZ0
URLリンク(www.gipu.jp)
一番下のサルかぶりって猿被り(被猿鬼?)ってことかな。
まあインドでサルかぶりとは呼ばれてないだろうけど。
そういえばインドとも関係あったよね。
233:本当にあった怖い名無し
10/12/17 18:52:00 YTuNleBv0
URLリンク(nk.syosetu.com)
234:本当にあった怖い名無し
10/12/18 09:48:05 1YINnesy0
埼玉県の久喜駅とは関係ありますか
235:本当にあった怖い名無し
10/12/20 11:31:47 /3+0wib90
関係ありません
236:本当にあった怖い名無し
10/12/26 00:02:41 RkECDI7b0
キチガイ犬の話とソックリだな>>224