10/06/30 21:27:12 ziJptGJP0
>>215
本当にじわじわ来る怖い話です。
＞もう俺の息子が死んでから…いや殺されてから３年になる。
＞男は事件の冷酷さと惨忍さから死刑を宣告された。
から、 一人殺して死刑宣告、しかも犯行からたった3年で判決が下りたと読める。
しかし、いくら残虐でも一人殺したくらいで死刑は、
ありえないわけではないが、すこし無理がある。
また、事件からたった3年で死刑判決が出ている点も不可解。
以上二つの事実から、
多分これは事件発生から3年後の一審（地方裁）での死刑判決だと思われる。
実際には、このあと高裁、最高裁を経て、懲役刑で確定するのではないか。
次に、
＞もし「今」俺が一つだけ願いが叶えられるなら、間違いなくこの犯人を「生き返すだろう」。（「 」に注意）
の文章に注目。
「今」「生き返すだろう」の表現から、
今現在、父親の頭の中（妄想）ではもう犯人は死んでいると思われる。
同時に、>>224の指摘のように、
自分の息子が生き返るよりも犯人への仕返しを望む父親の精神は
既に壊れていると想像できる。
私の想像通り、もしこの後、死刑ではなく懲役刑で確定したとすれば
父親にすれば一度死んだ犯人が生き返ったように感じるかもしれない。
まさに、父親の「夢がかなった」瞬間だ。
数年後、出所した犯人を父親が殺す。
本当にじわじわ来る怖い話です。