10/06/29 10:37:44 E67I6pg70
ど田舎に住んでいた、小学校時代の話。
かなり雪が積もる地方の春先のこと、自宅近くのホームセンターに一人で
買い物に出かけ、駐車場を横切っていた。車止めと車止めの間、停めてある
車のお尻が並ぶ間で、そこは雪解け水が泥水になって広い広い水溜りになっていたが、
さほど深い水溜りでなし、長靴でばちゃばちゃやりながら歩いていた。
と、いきなり片足が付け根近くまで水に沈んだ。つま先がどこにもつかない。
心臓が止まるかと思うほど驚いたが、運動音痴な自分には珍しく、バランスを
崩さずにしゃがんだ姿勢になっただけだったので、必死にもう片足だけの力で
立ち直ることができた。
被害は片足だけだったが、水は雪混じりで本当に氷のように冷たかったし、
恥ずかしいし、助けてくれそうな大人の姿は辺りにないし(田舎だし寒いので
皆店内にいたのだと思う)で、半べそで家に帰った。
で、数日して再度その店に行ってみたところ、駐車場の水溜りはすっかり水が
退いていて、片足が落ちた辺りには、子供一人が落ちるには十分な大きさの
排水口があるのが見えた。多分、あの時には、泥水で見えなかったけど蓋の
金属の網が外れていたんだと思う。
もう一歩横にずれて歩いていて、あるはずのない泥水の下の落とし穴にすっぽり
落ちていたら、気がついてくれる人もいなかったら、私はホームセンターの駐車場で
水死か心臓麻痺かしていたのかも、と後から怖くなった経験でした。
きっとそんなに深くなかったよ、落ちてても恥ずかしかっただけだよ!と
自分で自分をなだめたけど、あれから浅いと思っても水溜り歩くのが怖いよ…。