11/03/09 00:13:17.51 9lgqfHhHO
病院の手術室にいた。
しかし私は医者でも看護婦でもなく一般人だった。
手術室の出入口は開いていて、
何人もの看護婦や医者が忙しそうに出入りしていた。
手術台には血と羊水で満たされたカプセルが何個も置いてあり、
その中には人間の胎児が入っていた。
しかしその胎児達はどれも体が原型をとどめていない程バラバラになっており、
激しく痙攣していた。
私はそれを見ていて怖くなったが、
好奇心が勝ってしまいじっと見ていた。
すると、頭の中に次のようなナレーションが聞こえてきた。
「この胎児は寄生虫に寄生されてしまい、
このような姿になってしまったのである。
しかしそれでもなお生きているのだ。」
私はそれを聞き、こんな状態になっても
生き続けている胎児のことがかわいそうになり、
自分が助けられないことをとても悔しく思った。
それでもその胎児達を見ていると、
1体の黒ずんだ胎児の目玉がギョロリと私をにらんだ。
その視線は明らかに
「助けられもしないくせに興味本位で見るな!僕達は見世物じゃない!」
と訴えていた。
私は本当に申し訳ない気持ちになったが、
それでも好奇心が収まらず
苦しそうに痙攣する胎児達を見続けた。
ここで目が覚めた。終わり。