10/01/29 08:41:26 yskxJbJ10
通っていた高校の弓道場の話
射った矢が的場にたまると当然回収しなきゃいけない
その時は誤射を避けるために、「取りまーす」と声かけを
して、射場の返事があってから的場に出る
ところがあるときから、誰もいない的場から「取りまーす」の
声が、頻繁に聞こえるようになった
そのたびに稽古が中断させられるので、迷惑ではあったが、
回収する方の声なので誤射する可能性が無かったこともあって、
部員は「またか」といった感じで、なんとなくそれを受け入れていた
自称、見える人は、川に面した立地条件から、集まってきている古い
水死者の霊のいたずらだと言っていたが、声に関する本当の由来や由縁は
誰も知らなかった
少し前のOB会でその後どうなったのかと訊いてみたら、まだ、声は
聞こえているという話だった