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昔、買い物に行こうとしたおかんが、あけた玄関(引き戸)をものも言わずにそのまま閉めた。
と思ったら、うちの中に駆け込み、畳につっぷしてひぃひぃ笑い転げていた。
どうしたのかと聞いても言葉にならず、玄関の方を指さすばかり。
そっと戸を引きあけてみると、戸の真ん前、敷石のど真ん中で手のひらよりも大きなヒキガエルが、
あの踏ん張りスタイルでこっち向きに座っていた。
おかんの笑いに感化されたせいか、その神妙な様子がなんだか無茶苦茶おかしくて、
数秒後そっと扉を閉め直し、我慢できずにおかんの横に突っ伏して笑い転げた。
少し落ち着いて、それでもひぃひぃ言いながら、玄関をそぉっとあけたら
ヒキガエルは180度むこうを向いていた。
再び笑いがこみ上げてきて、玄関を何とか静かに閉めて、堪らず笑い転げた。
三度目に戸を開けたときには、もういなくなっていた。
首都圏、周りは空き地も藪もない住宅地。あんな大きな蛙を見たのは後にも先にもない。
あれはなんだったんだろう。
スマソ、カメじゃなくてガマの話。