07/01/12 04:40:33 cFM3j7u2
>>177
アメリカの医療制度のことをまだ知らないみたいだね。
医者が請求する金額と、保険会社が支払う金額は全く違うよ。
その額は医者と保険会社の力関係、契約内容による。
例えば医者があなたの手術をして、12000ドルが請求額
あなたは保険に入っているから、医者は保険会社に12000ドル請求。
保険会社はその医療内容を自分達の基準にあてはめ、「5000ドル払う」と回答。
そこで医者が「そんなの嫌。もっと払え」というなら保険会社は「だったら全然払わん。契約も解除ね」
といわれる。
俺も手術したけど、請求額7000ドルに対して2500ドル支払われただけ
医者にとって保険会社は「集客会社」でもある。つまり、保険会社が患者の代わりに金を払うことで
患者がその医者にかかる。
だから、医者が一流で何にもしなくても患者が来る様な医者なら「別に集客してもらわなくて良いよ」といえる
逆に医者が新米で、保険会社に頼らないと患者が来ないようなら安い支払いにも応じて契約せざるを得ない。
つまり、医者と保険会社の力関係が全てを決めるのだ。保険会社も力を強くするために、優良な保険契約者を
多く集めて「うちと契約すると患者がいっぱい来るよ」と交渉の駆け引きに使う。
病院は、あなたに請求と実際の支払いの差額12000-5000=7000ドル請求する権利がある。でも、
大病院の場合は病院の負担とするばあいがほとんど。
ただ、特殊な検査などを行った場合は請求されることもあるよ。特に外来では。
本当に優秀な医者、黙っていても診てほしくて金をいくらでも払う、という医者は自費診療。
つまり、医者の決めた金額を患者が全部払う。
これが「アメリカでは貧乏人は優秀な医者にかかれない」といわれる所以だね