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深海魚リュウグウノツカイが今冬、富山、石川県などの日本
海沿岸で
相次いで見つかっている。
全長が5メートルを超え、生態はほとんどわかっていない謎
の多い魚。
富山県魚津市の魚津水族館は、同県黒部市の海岸に漂着したも
の
をホルマリン漬けにして展示している。
富山県では昨年12月以降、定置網で捕獲されたり、海岸に
漂着
したりするなど4匹が見つかっている。石川県では昨年11月
以降、十
数匹が見つかり、京都や島根、長崎などでも発見されている。
地元で
は、漁業関係者の間で話題となっている。
魚津水族館は、これほど相次いで見つかったとの報告例はな
いとい
い、「海から陸への風が強い時期に漂着している。なぜ集中し
ているの
か分からない」と首をかしげる。
金沢市のNPO法人職員内藤善太さん(34)らは、試食に
挑戦した。
石川県羽咋市の千里浜海岸で見つけた体長約4メートルのもの
をソテ
ーにして食べた。内藤さんは「脂の塊みたいな味でおいしくな
かった」と話
している。
◆リュウグウノツカイ=アカマンボウ目リュウグウノツカイ
科の深海魚。
体長は5メートル前後で、大きいものでは10メーートルのもの
をソテ
ーにして