【ギリシャ】混乱の背景に南欧の習慣 ドン同士「領域」争い[11/11/07]at NEWS5PLUS
【ギリシャ】混乱の背景に南欧の習慣 ドン同士「領域」争い[11/11/07] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
11/11/07 13:07:04.57
【アテネ藤原章生】ギリシャ政局の混乱は、パパンドレウ首相の辞任と、サマラス党首率いる
「新民主主義党」との連立政権樹立の合意で一応の収束をみた。
ギリシャ政治を考える上で鍵になるのは、「パトロン(後援者)とクライアント(従者、顧客)」
という言葉だ。

ギリシャやイタリアでは、総領などと訳されるドン(パトロン)が村人(クライアント)の面倒を
みると同時に、搾取もする社会を表現するのに使われる。
村人の中にはドンに反発する者もいるが、誰もが金銭や就職、トラブル解消で世話になっている。

ドイツは南欧の年金生活者が優遇され過ぎていると非難する。
借金を返すため年金を改めろと言われると、ギリシャもイタリアも抵抗する。

例えば、イタリアの元閣僚は月に3万4000ユーロ(約360万円)の年金を受ける。
なぜこんな高額になるのか。
その疑問を解くのが「パトロンとクライアント」だ。
ドンである元閣僚がクライアントの友人、知人、配下、故郷の縁者を食わさなければならないからだ。
こうした一見無駄に見えるシステムで金が末端にまで回る。

「地中海圏の共通点はまともな福祉がなく、その穴を年金で賄っていること」
(イタリア国立研究会議の社会学者、エンリコ・プリエーゼ教授)

福祉を充実させたドイツのように、メルケル独首相に命じられるまま年金を抑えれば、
ギリシャもイタリアも困る人が出てくる。

ドイツなどが推す改革に、南欧が素直に従えない一つの理由は、制度、慣習の違いだ。
それを変えるには時間がかかる。市場の変化に比べ、習慣変更のテンポは格段に遅く、その差が
ユーロ危機の要因となっている。

では、市場の速さを緩められるのか。それとも、南の慣習を変えるべきなのか。
10月31日に始まったギリシャの政治混乱は、結局のところ何を見たのか。
パパンドレウ対サマラス。2人のドンの「領域」争いだ。

パパンドレウ家は政治家の名門で、日本で言えば鳩山家。
国民は首相を「宇宙人」とみており、デモクラシー紙の見出しに「UFOと共に去りぬ」とあった。
一方、サマラス家はペロポネソス半島南西部のエリート一族出身で、政策は金持ち優遇だ。
その2人が意地で闘う。

「非常時なのだからまずは挙国一致を」とそばの者はじりじりするが、彼らは後々の取り分、
そしてドンとしての名誉もあり、簡単には引けない。
2人のドンの争いは、地中海圏政治の典型と言えるのだ。

ソースは
URLリンク(mainichi.jp)
関連スレは
【ギリシャ】ギリシャの富裕層に罷り通る「3分の1ルール」 3分の1しか納税せず、3分の1は賄賂に、3分の1は払わずに済ませる[11/10/29]
スレリンク(news5plus板)l50
【ギリシャ】与野党が連立合意、パパンドレウ首相は辞任へ[11/11/07]
スレリンク(news5plus板)l50
等々。


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch