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イスラエルに出張し、いかに多くのロシア人が移住したり旅行に出かけたりしているかが
分かった。道を歩けばあちこちでロシア語が聞こえ、免税店や土産物店では店員の方から
客にロシア語で話しかけていた。
しかし、いただけないこともあった。イスラエルを出国するため空港のカウンターを訪れ
た際、列に横から平然と加わるロシア人に出くわしたのだ。友人が並んでいた-などと
いって割り込むケースはモスクワでも至る所で見かける。そこで、割り込んだ女性に
「ここはロシアではないのだからルールを守ってほしい」といったら「私たちは大国だから」
という答えが返ってきたのには恐れ入った。思わず「ソ連という大国は20年前に崩壊した
はずだが」と皮肉をいいそうになった。
空港といえば、ロシアを出るときの旅券審査でもトラブルがあった。ホールは審査を
待つ人であふれていたのに、一つのブースの女性審査官が突然退出し、並んでいた
外国人が待ちぼうけを食っていた。
人々が「何をしているんだ」「仕事をしてくれ」などと求めても、他の職員は相手にしない。
ロシアが欧米の観光客向けに空の玄関口と位置づける、モスクワ・ドモジェドボ空港での
出来事だ。「仏作って魂入れず」ということわざを思いだした。(佐藤貴生)
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