11/09/15 10:15:26.21
ギリシャが、欧州25か国が国境審査の相互撤廃を定めた「シェンゲン協定」の資格を
一時的に失う可能性が出てきた。
トルコから陸路でギリシャに入り、他の欧州諸国へ移住する域外の不法移民が絶えず、
ギリシャがこれを統制できないためだ。
通貨ユーロの信用不安を抱える欧州は、統合理念の柱の一つ「人の自由な移動」でも、
参加国の締め出しという後退を強いられそうな状況だ。
欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会は16日に協定の見直し案を決定、
欧州議会に提案する見通し。
欧州メディアによると、同案は不法移民の流入を慢性的に許した参加国について、
その資格を30日から6か月の間、停止するとの内容。
この措置が発動されるのはあくまで「最終手段」としてだが、
一時的にせよ参加国の資格を停止する強硬措置は1995年の同協定発効以来、
前例がない。
資格停止となった国の国民は、身分証明書一つで域内を自由に移動できる
シェンゲン協定の恩恵を受けられず、ギリシャから協定参加国へ渡航する人は
国境審査を受けることになる。
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