11/08/10 17:05:34.34
ソースは
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3月に起きた東日本大震災による東京電力(TEPCO)福島第1原発事故を受け、
2022年までに国内にある原子炉全17基の閉鎖を決定したドイツでは、1990年に
廃止された旧東独の原発の処理が現在も続いている。
「脱原発」がいかに時間のかかる作業であるかが分かる。
バルト海沿岸に位置するルブミン(Lubmin)の原発には、旧東ドイツに6基あった原子炉のうち
5基があり、1990年に東西ドイツの統一を受けて送電を停止した時点で旧東独の電力の1割を
供給していた。
この発電所にエンジニアとして勤務し、広報も担当していた
マルリース・フィリップ(Marlies Philipp)氏によると
「ロシアの技術を使った原子炉だが、チェルノブイリ(Chernobyl)とは違う型」だという。
廃炉作業は1995年に始まった。
■これまでの除汚費用は4500億円
除染作業は現在も続いており、これまでにかかったコストは約41億ユーロ(約4500億円)に上る。
これには解体作業のコストは含まれていない。
フィリップス氏は「解体する資金はないんです」と説明する。
1989年にベルリンの壁が崩壊した時、この原発には5500人が雇用されていた。
うち、定年の年齢には遠かった830人がこの原発で、廃炉処理と除染作業の職を得た。
ここでの作業は2013年か2014年まで続く見込みだ。
作業を始めた時は「実践から学ぶ」状態だったが、経験を積んだことで、西側諸国の原発の
廃炉作業を受託できるかもしれないとフィリップ氏は期待を寄せる。
ルブミンの除染現場を見学する際は、放射線検知器と防護服を身に着けることが義務付けられる。
のぞき窓の付いたコンテナの内側から、従業員たちは超高圧水を放水したり、
研磨剤を噴射したりして1部屋ずつ除染を行っていた。
-続きます-