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[ローマ 7日 ロイター] イタリアの首都ローマで5月11日に大地震が起きるとの予言が
インターネットを介して広まり、一部住民が避難を計画するなど、大きな騒ぎとなっている。
同国のインターネットやブログ、交流サイト(SNS)によると、1979年に86歳で死去した
地震学者ラファエレ・ベンダンディ氏が、11日にローマで大地震があると予言したという。
国営イタリア放送協会(RAI)は騒ぎの沈静化に向けて特別番組を放送。
当局も地震は予知できないとの公式見解を発表するなどの対応を行ったが、
多くの住民の不安を払しょくするに至っていない。
バーテンダーとして働くある男性は、上司には診察の予約があると報告して11日は欠勤する
とコメント。「死ななければいけないとしたら、妻や子どもと一緒に死にたい。多くの人が
同じように考えている」と述べた。
またシェフの女性も11日は欠勤すると述べ、「自分が本当に予言を信じているのかは分からない」
ものの、インターネット上の情報を見て「結果的に不安な気持ちになっている」と語った。
ベンダンディ氏は生前、地震は太陽や月、惑星の動きで引き起こされるとの考えから、
予知は可能であるとの持論を展開。1923年には誤差2日で地震を「予知」したとされるほか、
1927年には当時の最高権力者ムッソリーニから爵位を与えられている。
ただ今回の予言はベンダンディ氏の研究に基づくものではなく、インターネットが不安を
あおっている側面もあるもよう。
ベンダンディ氏の研究資料を保管する団体の会長によると、資料では、2011年にローマ近郊で
発生するいかなる地震についても言及はないという。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)