【原発事故】福島第一原発、その欠陥が指摘される-IAEA前事務局長ペイヨ氏[11/04/01]at NEWS5PLUS
【原発事故】福島第一原発、その欠陥が指摘される-IAEA前事務局長ペイヨ氏[11/04/01] - 暇つぶし2ch1:mongerφ ★
11/04/03 13:04:28.48
核の番人と言われる、国際原子力機関 ( IAEA ) の前事務局長でスイス人のブルーノ・ペイヨ氏は、
福島第一原発が過去に指摘された欠陥をまったく改善していなかったことに怒りを覚えるという。
こうした過ちから、ペイヨ氏は世界のすべての原発が例外なく検証されるべきだと訴える。

swissinfo.ch :
米エネルギー省のペーター・ライヨンズ原子力担当次官補代行は3月29日に、上院議会で「福島第一原発は
ゆっくりと復旧している」と報告しましたが、あなたの評価はどうですか。
ペイヨ : 
「ゆっくりと復旧」という表現は楽観的すぎる。大量の放射能が漏出しており、作業が困難になっている。
幾つかの原子炉では冷却に成功しているようだが、炉心の溶融が進んでおり、放射能もここから漏れている。
もし、2号機の炉心の溶融が進み、金属製の原子炉圧力容器と共に溶けた高熱のマグマ状のものが下降して
格納容器も破壊した場合、その下のコンクリートの土台はそれに耐えられるようには設計されていない。
だが、もし冷却が続けられ、水が十分に補充され続ければ、希望はある。
重要なことは、燃料棒が溶融したものを圧力容器の中に封じ込め続けることだ。

swissinfo.ch : 
日本政府と東電の対応をどう思われますか。正しい対応をしたのでしょうか?
ペイヨ : 
原発対応にミスがあったことは明らかだ。第1日目にただちにほかの冷却方法を実施すべきだった。
日本にはこうした重大決定を行う場合、すぐに行われないという欠点がある。だが、これ以上に批判すべきことは、
きちんとした管理がなされていなかったことだ。検査が実施されず、チェックリストが作成されていなかった。
政府に対しても偽りの報告をしていた。しかし、わたしが最も怒りを覚えるのは、福島原発の原子炉に
欠陥があることは随分前に指摘されていたのに、それが改善されなかったことだ。
スイスでは、福島第一原発と同型のミューレベルク ( Muhleberg ) 原発に対し、地下深くから地下水をくみ上げる、
ないしは原発の近くにため池を設置するなど、二重の冷却設備を設置。また予備の電線を何本も用意し、
第2の堅強な屋根が初期の段階から取り付けられている。また、水素爆発を防ぐための「水素・リ・コンバイナース
( Hydrogen re-combiners ) 」設置は常識だが、こうした安全対策が福島では一切されてなかった。

これらはわずかなお金でできることだ。スイスに限らず、ほかの国ではすでに行われている。
また、福島原発の製作元、米ゼネラル・エレクトリック ( GE ) は、スイスやヨーロッパで実施されている安全対策を
日本に十分に知らせていなかった。日本のほうがヨーロッパより原発をよく理解しているという話は
完全な幻想になった。まさに、こうした事態を避けるために、きちんとした安全対策が取られていなかったからだ。
たとえ主な原因が津波だったとしてもだ。>>2につづく

swissinfo.ch
URLリンク(www.swissinfo.ch)

ブルーノ・ペイヨ 氏 (Keystone)
URLリンク(www.swissinfo.ch)


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