11/03/16 02:14:06.30
【パリ＝稲田信司、山尾有紀恵】主要８カ国（Ｇ８）外相会議が１５日パリで開かれ、リビア情勢
への対応を話し合った。議長のジュペ仏外相は「カダフィ政権による国民への攻撃を停止させることで
一致した」と述べたが、焦点となっていたリビア上空の飛行禁止空域の設定などの軍事介入については、
ロシアやドイツの反対で合意できず、国連安保理常任理事会での議論に委ねることになった。
ロシアのラブロフ外相は記者会見で、飛行禁止空域について安保理で拒否権を行使するか
どうか問われ、「議論の土台となる文書がない」と明言を避け、アラブ連盟やアフリカ連合などの
地域からの要求を精査したうえで判断するとの姿勢を示した。
リビアに対する軍事介入をめぐっては、英仏両国が限定的な軍事行動に合意していたが、
ジュペ氏は「状況は大きく変わった」と述べ、時機を逸したとの認識を示した。
ジュペ氏は会議後の議長総括の冒頭で、東日本大震災を克服しようとしている「日本の人々の
勇気と尊厳に敬意を表する」と述べ、全面的に支援する考えを強調した。
松本剛明外相は共同記者会見で、議長総括で示された激励に対し「（日本人が）立ち直る
心の支えになる」と謝意を伝えた。また、福島原発事故については「今も厳しい状況にあるが、
政府は緊張感を持ってベストを尽くす」と理解を求めた。
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ソース（朝日新聞）
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