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ギリシャで23日、数十万人の労働者や小売店主、公務員などが政府の緊縮政策に抗議し
全国規模の24時間ストを決行。首都を中心に様々な機能がまひ状態に陥った。
アテネの国会前で武装警官がデモ隊と衝突
アテネ中心部のシンタグマ広場に位置する国会周辺では急進派や公務員などがデモを実施。
数百人の若者が警官隊に向かって爆竹やモロトフ火炎手榴弾などを投げつけ、
これに警官隊が催涙ガスやスタンてき弾などで応戦し混乱状態に陥った。
警察当局によると、首都でのデモ隊の数は約3万人とみられ、
暴力はこれまでのところ他の地域には波及していない。
また、前回の24時間ストと比較すると参加者はそれほど多くない。
アテネ中心部では、アテネ大学構内や商業地区で警察隊とデモ隊が衝突。
デモ隊は道路を閉鎖し、商店を攻撃したり、ゴミ箱に火をつけたりした。
警察当局の報道官は、「弓矢と斧を所持した人物一人を逮捕した。こんなことはこれまで見たことがない」と語った。
同国の主要労組の公務員組合(ADEDY)と労働者総連合(GSEE)が今回のデモを呼びかけた。
両労組のメンバー数は合計で約120万人。
数十年間で最悪の同国のリセッション(景気後退)は、
政府による広範な歳出削減や経済改革により一層悪化している。
ADEDYは声明を発表し、
「労働者らは今日、権利と生活の犠牲のもとで、最も野蛮な攻撃に直面している」と主張。
「このような苦悩を乗り切るためにわれわれ自身と子供たちに対し集団的かつ個人的な責任を負っている」と言明した。
今回のストで同国では公共事業に影響が生じ、政府省庁と地方政府事務所、
裁判所に加え学校が閉鎖されている。病院ならびに国営企業の多くは大幅に縮小した人員で運営されている。
また、バスや路面電車、市街電車、地下鉄の運営機関が業務を停止するなか、
首都周辺の公共交通機関はまひ状態となっており、一部の電鉄はスケジュールを縮小して運行している。
また、航空管制官の4時間ストを前に国内便約100便が運行停止となり、
同国の島々へのフェリーの運航も停止された。
jp.wsj.com
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