11/01/26 10:29:42
国際結婚した日本人が離婚の際、相手に無断で子どもを連れ帰り、トラブルとなるケースが
相次いでいることを受けて、フランスの議会上院は、連れ出された子どもを元の国に帰国させ
ることなどを定めた国際条約=ハーグ条約に日本も加盟するよう求める決議を採択しました。
フランスの議会上院は、25日、フランス人と国際結婚した日本人が、離婚の際、相手の
同意を得ずに子どもを日本に連れて帰るケースが相次いでいるとして、日本政府に対応を
求める決議を採択しました。決議では、親の離婚後も子どもは父親と母親のそれぞれと関係を
維持する必要があるとしたうえで、国外に連れ出された子どもを元の国に速やかに戻すことな
どを定めた国際条約=ハーグ条約に日本も加盟するよう求めています。決議を提案したユング
上院議員は「2人の親の存在を感じていられることが子どもにとって重要で、ハーグ条約は
そうした子どもの権利を保障するものだ」と話しています。フランス外務省によりますと、
フランス人の親で日本にいる子どもと面会できないなど、親の権利が認められていないケース
はおよそ30件に上るということです。この問題を巡っては、去年、アメリカの議会下院も
日本に条約加盟を求める決議を採択しており、欧米諸国の圧力が強まっています。
ソース:NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)