11/01/05 19:40:34
パキスタンの首都イスラマバードで、地元の州知事が護衛の警察官に銃撃されて死亡し、警察は、警察
官が宗教上の反発から知事を殺害したものとみて調べています。
イスラマバード中心部の市場で、4日、中部パンジャブ州のタシール知事が車に乗り込もうとしたと
ころ、護衛の警察官の一人が突然背後から知事に向かって銃撃しました。タシール知事は病院に運ば
れましたが、まもなく死亡が確認されました。知事を銃撃した警察官は、その場で逮捕され、警察の
調べに対し「知事がイスラム教に対する『冒とく罪』の見直しを訴えていたことが許せなかった」と
供述しているということです。このため警察は、警察官が宗教上の反発から知事を殺害したものと
みて調べています。パキスタンでは、去年11月にキリスト教徒の女性がイスラム教の預言者ムハンマド
を冒とくしたとして、裁判所で死刑判決を言い渡されたのをきっかけに、「冒とく罪」の是非を巡る
議論が高まり、タシール知事は、法律に批判的な立場を取っていました。タシール知事は、ザルダリ大統領
に近い政権与党のパキスタン人民党の有力な政治家だっただけに、今後、パキスタンの政局がさらに
混乱する懸念も出ています。
参考:URLリンク(fuji76.sakura.ne.jp)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
ソース:MHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)