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イランの首都テヘラン北部の2カ所で29日朝、イラン人核科学者2人を狙ったとみられる
爆弾テロが相次ぎ、核科学者の男性1人が死亡、別の核科学者1人を含む3人が負傷した。
犯人は不明だが、アフマディネジャド大統領は会見で「シオニスト政権(イスラエル)と
米欧諸国による攻撃だ」と非難した。イランが米欧への非難をエスカレートさせれば、近く
再開が見込まれる核協議の行方にも微妙な影響を与えそうだ。
イランのメディアによると、死亡したのはテヘランのベヘシュティ大学で核物理学を教える
マジド・シャハリアリ教授。同乗の妻と運転手も負傷した。別の爆発で、フェレイドゥン・
アバシ教授も負傷した。いずれも出勤途中で、オートバイに乗った男が車に近づき爆弾を
取りつけたという。
アバシ教授は以前、イラン革命防衛隊系の大学にも勤務しており、07年3月の国連安保理決議
の付属文書で、イランの核兵器開発への関与が疑われるとして制裁対象に挙げられていた。
サレヒ原子力庁長官は29日、「シャハリアリ教授は大きな核開発プロジェクトにかかわってきた。
敵国は、イランがどんな困難でも乗り越えて(核開発の)意志を貫いていくことに気づくべきだ」
と語った。
事件の背景に関し、イラン国営テレビは「新たな経済制裁下でもイランが態度を変えないため、
米欧諸国が核科学者を暗殺して核開発を止めようとした」との識者の見方を紹介。一方、イラン
の改革派ウェブサイトは、前日に民間ウェブサイト「ウィキリークス」がイランの核問題などに
関する内部文書を公開したこととの関連を指摘。「都合の悪い核問題から国民の目をそらすため、
イラン政府が自らテロを仕組んだのではないか」との見方を示した。
イランでは今年1月にも、テヘラン大学の核科学者がオートバイに爆弾を仕掛けられ殺害されている。
ソース:毎日.jp URLリンク(mainichi.jp)
参考画像(シャハリアリ教授:左):URLリンク(fuji76.sakura.ne.jp)
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