10/11/12 21:39:31
仙台市で24歳の男性が9日未明、インターネットの動画サイト「ユーストリーム」上で
自殺の様子を生中継しながら、首をつって死亡した。
男性はアパートで一人暮らしをしており、勤務先の金融機関は体調不良を理由に8月
から休職中だった。男性はインターネットの掲示板「2ちゃんねる」で職場への不満や
自殺をほのめかす書き込みをしていた。当初は、自殺を思いとどまらせる書き込みが
多かったが、男性に対して批判的で自殺をあおるような書き込みもあったという。
ユーストリーム社は、ユーザーからの通報により9日の6時頃、この動画配信を停止した。
このニュースは、フランスでも複数のメディアが報じている。仏フィガロ紙の記事の
コメント欄には、この事件について「自殺をあおるようなコメントは、日常では考えにくい。
このような状況が現実に起こってしまったのは、仮想と現実の区別が付けにくいインター
ネットという媒体だったからこそではないか」といった意見が見られる。
一方、フランスでは08年から09年にかけて、フランスの通信最大手フランステレコムの
従業員が、労働環境に不満を抱いて相次いで自殺するという事件が発生した。これらの
自殺は連鎖性があり、雇用主への見せつけの要素も含んでいたことから、「これから
インターネットを利用した集団自殺が発生しないだろうか」と今後の動向を懸念する
意見も見られる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)
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