10/11/10 13:14:02
多くの米国人は、日本人が流行に敏感だと考えており、日本の最新トレンド情報は、
米国でも話題になることがある。日本の情報に詳しい米国のブログ「kotaku」では、
「日本のトレンドはどこに行った?」と題し、景気の冷え込みや少子化で、日本のトレンド
がつまらなくなっているとつづっている。
筆者は、1980年代の日本では、ハローキティなどのキャラクター製品や有名ブランド
のファション、90年代はたまごっちをはじめとして、バンダイのポータブルゲーム機、プリ
クラ、ウィンドウズ95が人気だったと例を挙げ、現在のトレンドは何かと問いかけている。
筆者は、最近の日本で話題なのは、エコカーと安い服のファストファッションなどで、
あまり刺激的ではないと述べている。日本の市場が成熟してしまったためとの見方も
あるが、それは同時に過去の若々しい傾向がなくなったことを意味している、と分析し
ている。
筆者は、トレンドを失速させているのは、若年層の人口低下と購買力の低下にあると
指摘し、現代の日本の若者がお金を使わないので、ブームが起こらないのが現状だと
解説している。また、この傾向は世界的にみられ、世界経済の沈滞で、若者だけではなく、
どの年代にもお金に余裕がないのとの見方を示している。
米国でも景気低迷から、若者の消費が低下しているため、この話題に関心を寄せる
人が多く、ブログのコメント欄にはさまざまな意見がつづられている。「トレンドは1つのサ
イクルなので、次世代の若者たちもきっとユニークなことを考えているに違いない」といっ
た、新しいトレンドに期待を寄せるコメントがみられた。
また、現在のトレンドと逆行するものがはやるのではないかとの意見もあり「今の
トレンドが、エコロジーに配慮したものや、きれいなイメージを強調する製品で溢れて
いるので、次のトレンドは清潔と反対のイメージのものだ」などのコメントがつづられて
いる。(編集担当:田島波留・山口幸治)
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