10/11/06 08:53:34
なぜ、私の名前が－。警視庁の内部資料とみられる国際テロの捜査情報流出問題で、個人情報を
さらされた人々は「容疑者扱いされた」として、怒りや不信感を募らせている。警視庁は「調査中」
との立場で、説明や謝罪はないという。
関東地方に住むイスラム教徒の日本人女性は「顔写真のほか、学歴、交友関係まで書かれ、本当に
信じられない」と憤る。「容疑情報」欄に布教活動や礼拝所モスクへの出入りが書かれていたと知り、
「捜査協力したつもりが、容疑者にされた」と感じた。
約2年前、2人の警察官が突然、自宅を訪れて協力を求められた。「離婚したアルジェリア人男性に
ついて聞きたい」と言われ、「（その男性と）結婚した経験なんてないのに」と困惑しながらも
応じたという。
女性は「警察から謝罪はない。情報管理を徹底し、過ちを認めて」と声を震わせた。
東京都内に住むアフリカ出身の30代男性は約5年前、警察官を名乗る男性から「友達になろう」と
誘われ、月に数回も食事をする関係になった。しかし、経営する会社が「国際テログループの
インフラ機能を果たす恐れあり」と記載された。
男性は「仕事やイスラム教について尋ねられたが、まさか疑っていたとは。裏切られた」と落胆
する一方、「何が起きるか分からず、不安で眠れない。ふざけるなと言いたい」と声を荒らげた。
抗議のため、3日に警視庁を訪れたが、「調査中で何も言えない」「担当者が休んでいる」との
対応だった。「イスラム教徒だからテロを起こすと疑うなら、みんなテロリスト。神社や寺のように、
モスクがあるだけなのに」とつぶやいた。
時事通信（6日04:40）
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