10/11/05 12:35:34
日本に90日以上在留する外国人は、入国後90日以内に居住地域の市区町村役場で
外国人登録することが義務付けられている。日本に到着後早めに手続きすることが多い
ため、外国人にとっては、この外国人登録が日本を1人で歩き、日本人とふれあう初めて
の機会になることが多いようだ。
フランス人のブログ「Mon Voyage au Japon」では、外国人登録をした筆者が、
役場への途上や役所での体験をつづっている。
役場への道を交番で聞いたところ、乗車すべきバスを日本語で案内された。役場に
至近の停留所の名前を聞きたかったが言葉に詰まったところ、交番にいた警官らは筆者
が日本語が分からないととらえたようだ。
交番の警官はどこかに電話し、英語を話せる人が電話の向こうで案内してくれたという。
その上、電話での会話中に交番の婦警たちが、乗るべきバスの番号などをメモ書きして
渡してくれ、交番を出るときにはみんなで「気をつけてください」と声をかけてくれ、人々は
大変親切な対応をしてくれたと好意的につづっている。
役所は大変広かったが、案内係の女性が所定の窓口まで案内してくれた。手続きでは、
用意しておいた書類を渡しただけでスムーズに手続きが済んだとつづり、効果的に無駄な
く手続きの受付が行われていることが印象的だったようだ。
帰りはバスの本数が少なかったが、既に停留所にいた女性がタクシーを呼んでおり、
筆者が同じ方面に行くと分かると相乗りを勧めてくれたという。フランスであれば、犯罪に
巻き込まれる可能性が高いので受けないが、その時は状況を判断して相乗りしたようだ。
目的地で筆者が先に降りたが、支払いは運賃の4分の1ほどでよいと女性から言われた
とつづっている。見ず知らずの他人にも親切に接してくれたため、大変感謝したと記している。
筆者は、日本語は片言が分かる程度だったようだが、日本に到着して間もないときに、
日本人の親切さや効率的な役所手続きなどを日本で体験したと述べている。
(編集担当:山下千名美・山口幸治)
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