10/10/01 13:27:28
米ニュージャージー(New Jersey)州ラトガース大学(Rutgers University)の学生2人が、
同性愛者の同級生のラブシーンを隠し撮りしてネット中継し、被害者が自殺する事件が起きた。
2人はプライバシー侵害の容疑で逮捕・訴追されたという。同大が学長名による声明で明らかに
した。
同大によると、被害に遭ったのはバイオリンの名手として知られていた同大1年生の
タイラー・クレメンチ(Tyler Clementi)さん(18)。
米メディア報道によれば、クレメンチさんは前月19日、自室で恋人の男性とキスしているところを、
ルームメートのダルン・ラビ(Dharun Ravi)容疑者に隠し撮りされた。
その映像はネット上で生中継されたほか、インスタントメッセンジャー・サービス「iChat」
で共有された。
ラビ容疑者は、ツイッター(Twitter)上にも、2人のラブシーンの模様を書き込んでいたとされる。
米紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)によると、ツイッターの書き込みには
「ルームメイトが夜、しばらく部屋を出てくれと言ってきた。モリーの部屋に行って
ウェブカメラを付けた。男といちゃいちゃしてやがったぜ」などと書かれていたという。
3日後の22日、クレメンチさんはフェースブック(Facebook)上に「橋から飛び降りる、ごめんね」
と書き残し、同日夜にニューヨーク(New York)とニュージャージー州を結ぶ
ジョージ・ワシントン橋(George Washington Bridge)から飛び降り自殺した。
この事件で、ラビ容疑者とモリー・ウェイ(Molly Wei)容疑者は逮捕された。
米国では、いじめに最新IT機器やソーシャルネットワーク・サービス(SNS)が利用される例が
急増しており、とくに同性愛者の若者らが標的となっている。
若者に対するいじめの防止を訴える米団体NVEEEのサンダース(Jowharah Sander)会長によると、
同性愛ハラスメントに関連した全米の10代の自殺件数は、前月だけで、今回のものも含めて少なくとも
4件発生している。
ソース・画像は
URLリンク(www.afpbb.com)