10/09/14 23:25:54
【ブリュッセル共同】ベルギーのカトリック教会のトップ、レオナール大司教は13日、ブリュッセル
で記者会見し、同教会で多数の神父らが長年にわたり児童らに性的虐待を行っていたことを初め
て公式に認めた上で、教会として被害者対応に全力を挙げる考えを表明した。
虐待にかかわった者に対しては、教会からの永久追放など厳しい処分を下す方針を示した。
この問題を調べていた教会系の調査委員会が10日に発表した報告で、475件の被害申告と
被害者13人の自殺が明らかになり、ベルギー内外に大きな衝撃を与えた。
大司教は会見で、調査委の報告を検討し「過去の過ちから教訓を得たい」と述べ、教会内での
性的虐待の再発防止に取り組むとともに、被害者対応を行うセンターを設置する考えを示した。
また、少年との長年の性的関係を認めて今年4月に辞任した司教に対し、近くローマ法王庁が
何らかの処分を下すことを明らかにした。
ベルギー司法当局は、教会内での性的虐待を刑事事件として捜査中。
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