04/03/23 08:23 F4LenUXb
●●●1分で分かる!パレスティナ問題●●●
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「ユダヤ教徒とイスラム教徒が宗教上の理由で何千年も争ってる」
って信じてる人も多いでしょう? 西欧キリスト教国としては、そういうことにしときたいでし
ょうけど、事実は、ぜんぜん違う。パレスティナは、ちょっとまえまでトルコ領。それを奪った
のはイギリス。実際に戦ったのはアラブ軍。イギリスはアラブに約束した、「トルコを破ればパ
レスティナは、あんたらにあげるよ」。そういってトルコ領のアラブ人たちを戦わせた(フサイ
ン・マクマホン書簡)。同時にイギリスはユダヤ人にも約束した、「パレスティナは、あんたら
にやるから、軍資金など協力してくれ」と(バルフォア宣言)。このイギリスの二枚舌が問題の
本質。イギリスは、事実上の自分の持ち物となるパレスティナをダブルブッキングしちゃった。
ヤフーのオークションで、一枚しかない貴重なコンサートのチケットをふたりに売ってカネを巻
き上げたようなもの。そんなことすれば、領有をめぐって争いになるのは当たり前。おれが買っ
たんだ、いやいやおれだってカネを払ったんだぞ。さあ、だれが問題の原因? 二重売りしたヤ
ツがいちばん悪い、争ってる二人より!
比較的にだけど、ユダヤ教徒とイスラム教徒は、もともとけっこう仲が良かった。それにひき
かえキリスト教徒は、ユダヤ教徒を虐殺し(ホロコースト)、イスラム教徒をも陵辱した(十
字軍)。清らかなはずのキリスト教、かなしい歴史があります。そもそも、今世紀、ユダヤ人
が住める土地を求めて世界をさまよい始めた原因は、だれですか?
というわけで、きょうの歴史のワンポイントレッスン。中東問題→イギリスの不誠実外交が発端。
そのかげにいるのはフランス。「イスラム過激派」→キリスト教国の自己弁護(と後ろめたさ)
のプロパガンダ。もっともアラブに(主権国家をもった経験が浅いことなどで)いとけない面があるのも事実。