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東日本大震災:発達障害児の親孤立 避難所避け届かぬ支援
2011年4月27日 18時25分 更新:4月27日 18時28分
発達障害児の母親に、運んできたオムツを手渡す根津医師(奥)=岩手県大船渡市で
2011年4月23日、徳野仁子撮影 はた目には分かりにくい発達障害の子どもたちとその親に、
東日本大震災の被災地で行政などの支援が十分届いていない。
乳児のような夜泣きなどの症状が周囲の理解を得られず、避難所でつらい思いをするケースも多い。
岩手県大船渡市の患者を訪ねた小児科医の根津純子さん(37)=東京都世田谷区=は
「ただでさえ困難な避難所生活で、さらにストレスがかかり孤立化している」と指摘する。
軽度の発達障害がある長女(4)の母親(25)は根津さんに打ち明けた。
「いっそ家と一緒に流された方がよかったとさえ考えた」。