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スティグリッツ教授(ノーベル経済学賞受賞者)の発言:
③日本の巨額な赤字財政を続けられるのはなぜか。日本の巨額な預貯金と、巨額なドル建て債券が、
国家の財政赤字の穴埋めに使われているからアルゼンチンのように円は暴落することがなく、
かえって高くなっている。
日本が経常収支で黒字の間は財政も破綻することはない。しかし米国が経済破綻してドルが大暴落した場合、
日本経済にも破綻がやってくる。中国も対米黒字国だが日本とは違ってユーロへのシフトは確実に進んでいる。
対米黒字をユーロでヘッジしておけばドルの暴落も回避できるが、日本の政府・日銀は米国の脅しによってシフトができない。
ならばせめて民間だけでもドルからユーロへシフトしておくべきだ。米国はそれを警戒して日本の金融機関を
米国の資本で買収しようとしている。小泉首相や竹中金融大臣が日本の銀行や生保を米国に売り渡そうとするのも、
日本の民間資金のユーロシフトを恐れているからだ。最終的には最大の金融機関である郵貯も民営化して
米国へ売られる。
しかしそんなことをしてもその前に米国は破綻する。
【マスコミに代わり】年次改革要望書を読み解くスレ9
スレリンク(seiji板)
対米黒字という幻想
米経済戦略研究所クライド・プレスズトウィッツ所長
「レクサスはいいクルマだ。トヨタは米国人に売っていると思っているが、我々は日本のクルマを
日本人のカネで買っている。米国にとってこんなうれしいことはないが、こんなことがいつまで可能なのか」
国際収支が黒字になっても「勝ち」ではない。 資金を自国で使えないなら「貢いでいる」のと同じである。
経済の血液が米国に流れれば、その分日本は消費や生産に回るマネーを失い、 経済は停滞する。
代わりに得ているのが米国の政府が発行する国債だ。
ドル建ての米国債は円高になれば減価する。しかも勝手に売れない。
日本が資金を引き揚げたら、それこそドル暴落が起こりかねない。
「わたし貢ぐ人、あなた使う人」の曰米関係でプッシュ政権は、
減税をしながらイラクに大量の兵士を送るという芸当が可能になる。
小泉・ブッシュの友好は「対米黒字」が支える同盟関係だ。
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